マイクロソフトが提唱するAI機能搭載パソコン「Copilot+ PC」が各社から発売された。Copilot+ PCは、AI処理専用のNPU(Neural Processing Units)を搭載し、1秒あたり40兆以上のAI処理が可能な高性能マシンだ。Copilot+ PCの大きな特徴は、オフラインでAI機能を利用できる点にある。これにより、プライバシーやセキュリティの懸念を軽減しつつ、回数制限なくAI機能を使用できる。搭載されているAI機能は多岐にわたる。「Paint」アプリでは画像生成AIの「Cocreator」が利用可能。「Photo」アプリでは画像生成や画風変更、リアルタイムの映像補正などができる。また、画面に表示した情報をさかのぼって検索できる機能や、写真の不要な部分を消去する「消しゴムマジック」機能なども搭載されている。一方、GoogleもChromebook PlusというAI機能搭載パソコンを展開している。こちらはクラウドベースのAI機能を提供し、画像編集や文章作成支援などが可能だ。AI搭載パソコンは、生産性向上やクリエイティブ作業の効率化に大きな可能性を秘めている。しかし、その真価を発揮するには、ユーザーがAI機能を適切に活用できるかどうかがカギとなる。今後、AI搭載パソコンの進化とともに、ユーザーのAIリテラシー向上も求められるだろう。ーーー引用元:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02737/090300017/