GoogleがI/O開発者会議で発表したGoogle PhotosのAI検索機能「Ask Photos」が、9月5日から米国で限定ユーザー向けにローンチを開始しました。この機能は、Googleの最新AIモデル「Gemini」を活用し、自然言語での複雑な検索クエリを可能にします。ユーザーは単に人物や場所、物を検索するだけでなく、写真の内容や関連するメタデータを深く理解したAIによって、より高度な質問をすることができます。例えば「訪れた国立公園それぞれのベストショット」を尋ねると、AIが写真の品質や位置情報を分析して最適な写真を選び出します。また、写真の検索だけでなく、有用な回答を得るための質問も可能です。子供の誕生日パーティーのテーマを尋ねたり、特定のレストランで前回注文した料理を思い出したりすることができます。AIは写真ギャラリーの文脈を理解し、ユーザーの生活や思い出に関連する情報を提供します。プライバシー保護のため、Photosの個人データは広告ターゲティングに使用されません。ただし、AIの改善のため、Googleの従業員がユーザーのクエリを確認する可能性があります。この機能は現在実験段階にあり、Google Labsを通じて限定的に提供されています。興味のあるユーザーは待機リストに登録することができます。Ask Photosの導入は、AIを活用した個人向け写真管理の新時代の幕開けを示唆しています。ユーザーの思い出をより深く理解し、整理・検索を容易にするこの技術は、デジタルライフの質を向上させる可能性を秘めています。一方で、プライバシーの観点から慎重な運用が求められるでしょう。ーーー引用元:https://techcrunch.com/2024/09/05/googles-ai-powered-ask-photos-feature-begins-u-s-rollout/