米ゲーム大手エレクトロニック・アーツ(EA)が年次投資家向け説明会を開催し、AIをビジネスの中核に据える方針を明らかにした。CEOのアンドリュー・ウィルソン氏は、AIを「単なるバズワードではなく、ビジネスの核心」と位置付け、現在100以上のAIプロジェクトが進行中であることを明かした。EAは効率性、拡張性、変革の3つの観点からAI技術を活用。ゲーム開発の効率化や品質向上、新たなユーザー体験の創出を目指している。具体例として、AIを活用したキャラクター生成ツールや、テキスト入力だけでゲームシーンを作成できる「Script to Scene」ツールなどが紹介された。一方で、AIの導入に伴う倫理的問題や環境への影響、開発者の雇用への懸念も指摘されている。EAは自社の知的財産を用いてAIを学習させているが、個人の肖像権や声優の権利保護など、解決すべき課題も残されている。EAのAIへの大規模な投資は、同社がゲーム会社からAI企業へと転換を図っているようにも見える。この動きは業界に大きな影響を与える可能性があり、ゲームファンやステークホルダーは今後の展開を注視する必要がありそうだ。AIの活用は確かにゲーム開発に革新をもたらす可能性がある一方で、人間の創造性や倫理的配慮を軽視しないバランスの取れたアプローチが求められる。EAの取り組みは、ゲーム業界全体のAI活用の行方を占う重要な指標となるだろう。ーーー引用元:https://www.ign.com/articles/ea-says-ai-is-the-very-core-of-its-business-what-does-that-mean