会計ソフトウェア大手のIntuitは、2024年12月から2025年にかけて、自社の全プラットフォームとプロダクトに革新的な「エージェンティックAI」機能を順次導入すると発表しました。この新機能は、TurboTax、Credit Karma、QuickBooks、Mailchimpなど、Intuitの主要サービスに実装される予定です。エージェンティックAIは、人間の指示と監督のもと、専門化されたAIエージェントが自律的にタスクを完了する仕組みです。これにより、消費者や企業は日常的な作業を行う必要がなくなり、効率性が大幅に向上すると期待されています。具体的な用途としては、売掛金や買掛金の自動処理、新規顧客のオンボーディングの効率化、Intuit製品や顧客の事業運営に関する個別化された回答や洞察の提供などが挙げられています。Intuitの最高技術責任者であるAlex Balazs氏は、「エージェンティックAIは技術の革新的な飛躍を表しており、顧客、人間の専門家、開発者にとって前例のない効率性を実現する可能性を秘めています」とコメントしています。この動きは、AIを活用した金融サービスの進化を示す重要な一歩と言えるでしょう。今後、他の金融テクノロジー企業も同様のAI機能の導入を加速させる可能性が高く、金融サービス業界全体のデジタル化とAI化がさらに進展すると予想されます。ーーー引用元:https://www.pymnts.com/artificial-intelligence-2/2024/intuit-to-add-agentic-ai-capabilities-across-platforms-and-products/