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近年、システムやソフトウェアの開発でアジャイル開発が主流となっています。アジャイル開発とは、機能単位でプロジェクトチームを組み、短い期間でテストと実装を繰り返す手法で、開発期間が短くなり、仕様変更にも強いなど、多くのメリットがあります。
また、新規事業などのトライアンドエラーを繰り返す必要があるようなプロジェクトにも、アジャイル開発は最適です。
このように、アジャイル開発には多くのメリットがありますが、従来の方式とは異なる部分が多いため、上層部の理解を得にくいという問題もあり、稟議が通りにくくなるというデメリットもあります。
この記事では、アジャイル開発で稟議が通りにくい理由、稟議が通らない場合の対処法について紹介します。


アジャイル開発は、実装までの期間が短い、仕様変更に強いなどメリットが多いため、近年多く導入されています。ただ、稟議を通しにくいというデメリットがあります。
稟議とは、プロジェクトの内容を説明し、その開発予算の利用を許諾してもらう手続きです。従来のウォーターフォール形式のプロジェクトでは、まず最終成果物を確定させ、全体の予算を計上した上で、稟議を通す形で進めます。
一方で、アジャイル開発では最終成果物が確定できないことが多く、稟議の際に判断ができないケースもあります。また、稟議を通す権限がある上層部などが、従来の方法や規則などを重視するような場合、理解を得るのが難しくなるのも一つの要因です。

アジャイル開発で稟議をあげにくい理由は、以下が挙げられます。
稟議をあげた経験がない
会社の業務プロセス・慣習が合わない
スコープや最終成果物を確定しにくい
これまで、システムやソフトウェア開発において稟議をあげたことがないというケースがあります。
システム開発の稟議をあげた経験がない場合は、当然ながらアジャイル開発の稟議をあげるのは難しくなります。
稟議においては、最終成果物が何になるかなど詳細に決めた上で稟議を通すかどうか決定しますが、このプロセスを通した経験がなければ、より柔軟性が必要となるアジャイル開発の稟議を通すのはさらに困難になります。
まずは基本的な稟議の通し方など、社内でルール化するなど、稟議について決定する必要があります。
稟議は主に経営陣などの会社の上層部が、最終成果物から判断して予算をつけるかどうか判断する手法です。しかし、最終成果物が不明確な場合が多く、短い期間でプロジェクトが組まれるため、素早い判断が求められます。
そのため、従来の稟議を通す仕組みでは何度も説明が必要となりますし、その間に時間の経過によって市場や要求が変化することで、また説明に戻るといった悪循環を引き起こします。
また、古くからの慣習がそのまま残っており、以下の状態であれば稟議を通しにくい状態にあるのも一つの実情です。
昔から続けているから
規則だから
上層部の意向・権限だから
このようにアジャイル開発と稟議は特性が反している部分が多く、稟議が通しにくい原因となっています。もし稟議に時間がかかると予想できるなら、別の手段を検討したほうがいいかもしれません。
アジャイル開発は、小規模のプロジェクトを短期間で繰り返す開発手法で、市場の変化に対応するために柔軟に仕様などを変更することができます。ただ、これまでのプロジェクトの進め方とは異なり、スコープや最終成果物を事前に確定させるのが難しいという側面もあることも事実です。
この最終成果物が確定できないというのが稟議において最大の問題になります。
その場合、一定のコストが確定しているものですので、全体の金額である程度のロードマップを通すといった施策が必要です。開発範囲は必要に応じて変更することも細かく決めておく必要があるでしょう。


アジャイル開発で稟議にあげられないときの対処法は、以下のとおりです。
アジャイル開発の利点を説明する
諦めてウォーターフォール形式で開発する
順委任(SES)契約を活用する
アジャイル開発では、従来の開発プロセスとは異なる部分が多く、理解が得られないため稟議が通らないというケースが多くあります。そのため、稟議を通しやすくするため、まずはアジャイル開発を導入するメリットを説明する必要があります。
アジャイル開発では、短期間でプロジェクトを繰り返すため、システムの仕様変更などにも柔軟に対応できる点や、最終成果物がはっきりせず、不確定性が高いシステムに最適な手法であることなど、そのメリットを明確に説明しましょう。
特に、上層部が従来の手法に固執しているような場合、理解を得るのは難しい点がありますが、明らかなメリットを示せば理解が得られ、稟議が通るかもしれません。
上層部の理解が得られないなど、どうしてもアジャイル開発で稟議が通らない場合があります。その場合、あきらめて従来と同じウォーターフォール形式で開発することになります。
アジャイル開発では、開発中に急な仕様変更などがあっても柔軟に対応できますが、ウォーターフォール形式になると対応ができません。また、開発期間も長くなることも多く、必要な予算が多くなることも考慮する必要があります。
特にアジャイル開発が適しているシステム開発の場合、ウォーターフォール形式のデメリットも大きくなります。新規事業など、最初から最終成果物が確定できない場合は、ウォーターフォール形式でプロジェクトを進めると、仕様変更に対応できないなど、プロジェクトが難航するといった形がよくある例です。
アジャイル開発を導入する代わりに、準委任(SES)契約を用いるのも一つの方法です。準委任では、成果物を確定させない契約になるため、アジャイル開発のような柔軟性があります。
アジャイル開発を導入するのが理想的ですが、理解が得られない場合は、柔軟性を確保するために準委任を用いましょう。稟議の問題から、予算については一括契約にすることが避けられない場合でも、中身は準委任という形で進めるという契約にすると、アジャイル開発と似たような運用が可能です。
ただし、成果物があいまいになるため、開発期間中にトラブルが発生した場合は、契約問題に発展する可能性もあります。そのため、成果物とは異なる作業などについては、作業内容を記録して残しておく必要があります。
アジャイル開発は、稟議が通りにくいなど、導入のデメリットもありますが、開発期間が短縮でき、急な仕様変更に対応しやすいなど、メリットも多くあります。ただ、アジャイル開発は従来のプロジェクトの進め方とは異なる部分が多いため、導入に対して不安に思う企業も多くなっています。
そんな場合におすすめなのが「テックユニット」。費用の透明性が高く、コストパフォーマンスに優れています。特に新規事業など仕様を詳細に決めにくいプロジェクトなどに適しています。
テックユニットでは、専属の開発チームが用意され、継続的に開発・運用が可能です。導入前に無料相談も可能なので、まだ検討段階であっても検討してみてください。
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