ChatGPT(チャットGPT/チャットジーピーティー)を利用していると、回答が遅くなったり、正確性に欠けることがあります。また、ChatGPTの無料版の機能では、必要な情報を得られない場合があります。こうした問題を解決するために選べるのが有料版のChatGPT Plusです。本記事では、ChatGPT Plusとは何か、その特徴や優れた点、制限やデメリットについて説明します。より高度な自然言語処理機能や多くの機能を使いこなせるようになり、より幅広い用途に利用できるでしょう。AIライティングならSAKUBUN「SAKUBUN」で素早く、簡単に魅力的な文章を作成しませんか?SAKUBUNは、最新のAI技術を活用して100種類以上のテンプレートを備えた文章作成AIです。ブログ記事や広告文、SNSの投稿など、あらゆる分野のテキストを短時間で作成できます。キーワードを入力するだけで、高い精度で文章生成が可能です。また、プロジェクト管理機能やチーム管理機能など、使いやすい機能も備えています。AIへの指示出しに困ることがなく、効率的にコンテンツ作成を行いたい方にはおすすめです。ChatGPT Plusとは?ChatGPT Plusは、OpenAIが開発したAIチャットボット「ChatGPT」の有料版です。2023年2月11日から日本でも利用可能になりました。ChatGPT Plusは、従来のChatGPTよりも多くの機能とメリットを提供しています。ChatGPT Plusの主な機能は次のとおりです。GPT-4言語モデルを搭載より正確で詳細な回答より高速な応答アクセス集中時の優遇新機能への優先アクセスChatGPT Plusを利用することで、より快適にChatGPTを利用できます。>>公式サイト「Introducing ChatGPT Plus」ChatGPTとPlusの違いChatGPTとChatGPT Plusの違いは以下のとおりです。項目ChatGPTChatGPT Plus料金無料月額20ドル応答速度遅い速い正確性低い高い安全性低い高い新機能へのアクセス遅い早い接続の安定性低い高い先行技術への優先招待なしありサポート簡易サポート優先サポート応答速度が速く、正確性が高く、安全性が高く、新機能へのアクセスが早いです。また、接続の安定性も向上し、先行技術への優先招待を受けられます。さらに、優先サポートを受けられるため、問題や懸念事項に対する迅速かつ適切な対応を期待できます。ChatGPT PlusとGPT-4の違いChatGPT PlusとGPT-4の違いは、サービスか言語モデルかにあります。GPT-4は、OpenAIによって開発された大規模言語モデルです。2023年3月14日に公開されました。GPT-3よりも精度とパフォーマンスが向上しています。また、画像や音声の入力にも対応しています。ChatGPT Plusは、ChatGPTの月額プランサービスのことで、契約するとGPT3.5(Legacy)とGPT3.5(Default)、そしてGPT4という3つのバージョンを切り替えて利用できます。つまり、GPT-3.5より優れたGPT-4というモデルがあり、ChatGPT Plusはそれを利用できる会話型チャットボットサービスというわけです。GPT-4を直接利用するより、会話型に特化しているためChatGPT Plusは使いやすさがあります。一方で、GPT-4はカスタマイズ性に優れていることで新たなサービスを作る際に役立つでしょう。ChatGPT Plusの特徴ChatGPT Plusは、従来のChatGPTに比べて、以下のような特徴があります。GPT-4を搭載アクセス集中時の優遇プラグイン機能インターネットアクセス機能GPT-4を搭載ChatGPT PlusはGPT-4を搭載しています。GPT-3.5よりも、正確性、言語の精度、安全性などの面で優れているのが利点です。GPT-4が優れている理由は、以下の3つが挙げられます。データ量が大きい処理能力が高いアルゴリズムが改良されているGPT-3.5よりも、より自然で、より正確なテキストを生成でき、より応答が速く、より使いやすいチャットボットとなっています。ChatGPT Plusは、より快適に、より便利に利用したい方におすすめです。アクセス集中時の優遇ChatGPT Plusは、アクセス集中時でも優先的にChatGPTを利用できます。ChatGPTのサーバーに割り当てられるリソースが多いためです。ChatGPTは、無料で利用できますが、アクセス集中時には、応答が遅くなることがあります。GPT-4はややデフォルトで反応速度が遅いものの、制限を受けたくない場合は便利でしょう。プラグイン機能ChatGPT Plusのプラグインを追加することで、ChatGPTの機能を拡張できます。プラグインには次々と追加されており、日々使いやすさが増している状況です。例として、次のものがあります。Webブラウザコードインタプリタ翻訳ツール広告クリエイティブ作成チャットボットその他Chromeのブラウザ拡張機能のものと考えるとわかりやすいでしょう。まだスタートしたばかりの機能ですが、気になる場合はWebサイト等から情報を集めましょう。インターネットアクセス機能ChatGPT Plusは現在、Webを閲覧して、必要なときにインターネットからデータを抽出できます。検索に使われるのは「Bing」です。ウェブサイト、画像、動画、その他のリソースを見つけられます。ChatGPTはまた、Bing検索を使用して、最新のニュースや情報を入手できます。より広範なタスクを実行できるようになり、より多くのユーザーのニーズを満たせるでしょう。ChatGPT Plusに制限はあるのかChatGPT Plusには、執筆時点で下記の制限があります。3時間に25メッセージまで使用可能画像生成機能は使用不可音声生成機能は使用不可動画生成機能は使用不可ChatGPT Plusは、無料版よりも優れたパフォーマンスと機能を提供していますが、その分料金がかかるのも制限と言えるでしょう。ChatGPT PlusのメリットChatGPT Plusのメリットは、下記のとおりです。高度な自然言語処理機能多くのデータを参照可能正確な回答多くの機能高度な自然言語処理機能ChatGPT Plusは、OpenAIの最新言語モデルである「GPT-4」を搭載しています。GPT-4は、従来のGPT-3.5に比べて、自然言語処理能力が大幅に向上しています。そのため、より複雑な質問や、文脈を理解した上での回答が可能になっています。多くのデータを参照可能ChatGPT Plusは、より多くの参照データにアクセスできます。これは、検索やプラグイン機能が追加されたことでさらに加速しています。そのため、より正確な回答を提供でき、これまでは得られなかった情報を使った新たな使い方も検討できるでしょう。正確な回答ChatGPT Plusは、GPT-4をベースに開発されているため、GPT-3よりも正確な回答を提供できます。これにより、より安心してChatGPT Plusを利用できます。これまでと同じように確認は必要なものの、明らかなミスが減ることで利用の幅が広がるでしょう。多くの機能ChatGPT Plusは、テキストの生成、翻訳、要約、プログラミング、コードレビューなど、様々な機能を備えています。これに加えて、有料プランの人から順次、新機能へのアクセスが許可される場合があります。今回触れたプラグインや検索機能がその代表例です。こうした優遇措置である機能も使えることで、より利便性を高められます。ChatGPT PlusのデメリットChatGPT Plusのデメリットは、下記の4つが挙げられます。月額料金がかかるすべてのデータが最新ではない意図せず著作権を侵害する可能性がある専門的な知識が必要な場合がある月額料金がかかるChatGPT Plusは、月額料金制で提供され、1ヶ月で20ドルとなっています。また、補足として別途で利用できるGPTモデルを使用する際は、使用したワード数によって異なる従量課金が設定されています。その他のツールと比較すると、やや高い傾向にあるため一定の予算は必要でしょう。すべてのデータが最新ではないChatGPT Plusは、膨大な量のテキストデータにアクセスできますが、すべてのデータが最新のものではありません。そのため、最新の情報を得たい場合は、他のソースを併用する必要があります。検索機能をうまく活用し、最新データを呼び込んでもらう必要があるでしょう。意図せず著作権を侵害する可能性があるChatGPT Plusは、テキストの生成、翻訳、要約など、様々な機能を備えています。そのため、意図せず著作権を侵害する可能性があります。これは、無料版においても同様の問題が指摘されており、有料であっても改善されるものではありません。専門的な知識が必要な場合があるChatGPT Plusは、高度な自然言語処理機能や多くの機能を備えていますが、それらを使いこなすためには、専門的な知識が必要になる場合があります。プラグインを使いこなしたり、検索機能を使ったりするには、これまで以上にプロンプトエンジニアリングが求められることもあるでしょう。【関連記事】プロンプトエンジニアリングとは?例を交えたプロンプト設計のポイントChatGPT Plusの使い方・登録方法ChatGPT Plusの使い方は、有料プランに加入してGPTモデルを変更するだけです。支払い方法はクレジットカードのみとなっているため、注意してください。契約するとGPT3.5(Legacy)とGPT3.5(Default)、そしてGPT4という3つのバージョンを切り替えて利用できます。ベータ機能の使い方ベータ機能を有効にする必要もあります。有効にするためには、ChatGPTを開き、「プロフィールと設定」をクリックし、「ベータ機能」を選択した後、必要なオプションを有効にしてください。これで、新規機能への早期アクセスが許可され、プラグイン等のベータ機能を実行できます。ChatGPT Plusの料金ChatGPT Plusの費用は月額20ドルのプランだけです。執筆時点の日本円にすると、「2797.60円」ですから、安いとは言い切れないでしょう。なお、各モデルで用意されている従量課金の金額も下記に記してきます。モデル使用方法トークンごとの価格GPT-48Kコンテキスト$0.03 / 1,000トークン32Kコンテキスト$0.06 / 1,000トークンChatGPTgpt-3.5-turbo$0.002 / 1,000トークンInstructGPTAda$0.0004 / 1,000トークンBabbage$0.0005 / 1,000トークンCurie$0.0020 / 1,000トークンDavinci$0.0200 / 1,000トークンFine-tuningモデルAda$0.0004 / 1,000トークンBabbage$0.0006 / 1,000トークンCurie$0.0030 / 1,000トークンDavinci$0.0300 / 1,000トークンEmbeddingモデルAda v2$0.0004 / 1,000トークンAda v1$0.0040 / 1,000トークンBabbage v1$0.0050 / 1,000トークンCurie v1$0.0200 / 1,000トークンDavinci v1$0.2000 / 1,000トークン画像モデル1024×1024解像度$0.020 / 1枚512×512解像度$0.018 / 1枚256×256解像度$0.016 / 1枚音声モデルWhisper$0.006 / 分(秒まで四捨五入)無料利用枠-初回3ヶ月間は$5の無料クレジットから開始可能ChatGPT Plusに関するよくある質問ChatGPT Plusに関するよくある質問へ回答します。ChatGPT Plusは日本語に対応している?ChatGPT Plusのプラグインとは?ChatGPT PlusのAPIはある?ChatGPT Plusは法人契約できる?ChatGPT Plusの支払い方法は?ChatGPT Plusは日本語に対応している?ChatGPT Plusは日本語に対応しています。ユーザーは日本語で質問ができますし、ChatGPT Plusは日本語で答えてくれます。ChatGPT Plusのプラグインとは?ChatGPT Plusのプラグインは、ChatGPT Plusの機能を拡張するためのものです。例えば、チャットボットを作成するためのプラグインや、テキストを翻訳するためのプラグインなどがあります。執筆時点ではベータ機能へのアクセスを許可する必要があるでしょう。ChatGPT PlusのAPIはある?ChatGPT PlusのAPIは、執筆時点で公開されていません。ChatGPTおよびその他の言語モデルのみ利用可能です。ChatGPT Plusは法人契約できる?ChatGPT Plusには法人契約という形態は用意されておらず、利用できません。法人でサービスや商品に利用する場合はGPTモデルを活用することになるでしょう。ChatGPT Plusの支払い方法は?支払い方法はクレジットカードにのみ対応となっています。それ以外は選べません。まとめ本記事では、ChatGPT Plusについて説明しました。ChatGPT Plusには、GPT-4言語モデルを搭載し、より正確で詳細な回答を提供できます。また、アクセス集中時の優遇やプラグイン機能、インターネットアクセス機能など、多くの機能を備えています。一方、ChatGPT Plusには、月額料金などの制限があることも覚えておく必要もあるでしょう。