TOP

>

システム基礎知識

>

依頼前に確認!開発スケジュールの基本と期間の目安をプロが解説 

システム基礎知識

依頼前に確認!開発スケジュールの基本と期間の目安をプロが解説 

最終更新日:

2025.4.8

この記事に関連するお役立ち資料

AIを活用した業務自動化 事例BOOK

無料ダウンロード

システム開発において、スケジュール管理は重要な工程の1つです。スケジュール管理がしっかりとしているなら、全体の流れを把握しトラブルにも素早く対応できます。

この記事では、システム開発の基本スケジュールとおすすめの管理方法を紹介しますので参考にしてください。

システム開発の基本となるスケジュール

システム開発の基本となるスケジュール

システム開発の基本スケジュールは、どのタイプの開発プロジェクトにおいても大体同じです。

ここでは、工期1年ほどのプロジェクトのスケジュール例とその内容を紹介します。

要件定義 システム開発の目的を定め要件定義を作成する
外部設計 システムの基本的な仕様の設計
内部設計 システムの機能のための内部処理設計
プログラミング プログラムの作成
システムのテスト(単体・結合・総合) 動作確認のテスト
β版リリース 正式サービス開始前の試行版リリース
正式リリース β版の修正、品質改善後の正式版リリース
保守・運用 リリース後の継続的な管理

※従来型である一括請負の場合でかかる工数の見本です。

開発にかかる期間の目安

開発にかかる期間は、構築するシステムの規模や関わる人員数によって変わります。ここでは、工期1年程度のシステム開発を例に、工期のおおよその目安を紹介します。

  1. 要件定義 :1か月

  2. 外部設計 :1~2か月

  3. 内部設計 :1~2か月

  4. プログラミング:2~3か月

  5. システムのテスト(単体・結合・総合):2~3か月

  6. β版リリース:1~2か月

  7. 正式リリース:1~2か月

  8. 保守・運用

従来型である一括請負の場合でかかる工数の見本です。

月額制の開発スケジュール例

月額制の開発スケジュール例

月額制の開発スケジュールは、以下の大枠を決めておき、月毎に契約を更新しながら改善を続けます。

  • 1.ミニマム版のリリース

  • 2.フィードバックを基に修正

  • 3.α版リリース

  • 4.フィードバックを基に修正

  • 5.β版リリース

要件定義から開発までを1〜2週間単位に分割し、細かいサイクルで開発を進められることで、仕様変更にも柔軟に対応できます。

開発スケジュールを管理する目的

開発スケジュールを管理する目的

開発スケジュールは、依頼する企業と開発会社双方が共同して管理する必要があります。開発スケジュールの管理の主な目的は、以下のとおりです。

  • 全体の流れを理解する

  • 細かい進捗を確認する

  • リカバリー策を講じる

スケジュールの管理により、依頼企業側も開発工程の全体の流れが理解できます。全体の流れがわかれば、現状どこまで進んでいるか細かい進捗を把握することも可能です。

また、途中でトラブルが生じた際、どの段階まで戻ればいいのかがわかりやすく、素早くリカバリー策を講じられます。

システム開発のスケジュール管理方法

システム開発のスケジュール管理方法

システム開発のスケジュール管理をする際は、表やツールを利用すると便利です。ここでは、おすすめの以下の2つの管理方法を紹介します。

  • WBS・ガントチャート

  • バックログ等のツールを使う

WBS・ガントチャート

WBSとは、Work Breakdown Structureの略で実施作業をすべて洗い出し書き出す表です。WBSの作成でタスクを洗い出し工程ごとに構造化することで、スケジュールを組み立てる前の情報整理ができます。

自社でおこなう工程と外注する工程をすべて漏れなく書き、ExcelやWBS専用ツールで表に落とし込む形です。

WBSを作成した後に、ガントチャートを作成することもできます。ガントチャートとは、作業の予定や実績を棒グラフで表現したものです。表の縦軸にはWBSで洗い出したタスクを、横軸には日付を入れます。

WBSの各タスクの必要となる工数を割り出し、作業の実施順に並べて担当者を割り振ればガントチャートの形になります。

バックログ等のツールを使う

バックログ等タスク管理用のツールを開発スケジュール管理に使用することもできます。バックログは、誰が・何を・いつまでにやるのかを明確化させられるツールです。

プロジェクトとメンバー、タスクを登録すると、タスクの進行度がステータスで確認できる仕組みになっています。バックログ内の機能として、作業計画を横線グラフで表したガントチャートや、進捗の区切りを示すマイルストーンなども活用できます。

進捗状況を関わるメンバー全員で共有化するためには、このようなツールの利用がおすすめです。

【関連記事】プロがBacklog(バックログ)の使い方を活用マニュアルとしてまとめてみた

開発スケジュールを管理するポイント

開発スケジュールを管理するポイント

開発スケジュールを管理する際に意識するとよいポイントは、以下の4つです。

  • 成果物を決める

  • 作業は構造化する

  • 担当者と密に連絡を取る

  • スケジュールにこだわらない

成果物を決める

初めに、最終的に目指す成果物の仕様を明確に定めることが大切です。また、中間目標地点にも成果物がどこまで完成しているべきかを定め、工程完了のミーティングなどを設定します。

明確な目標が定まっているなら、各メンバーがおこなうべきタスクも理解しやすく、効率的に進められるでしょう。

作業は構造化する

プロジェクトの開始後は、進捗度のチェックも重要な工程となります。運営段階でスケジュールの変更やトラブルシュートが必要になった場合、あらかじめ作業が構造化されていれば効率的です。

タスクを細分化し、人員の追加や変更の際に割り振りがしやすくしておくとよいでしょう。また、トラブルを予想し事前にリカバリー策を準備しておくことも重要です。

担当者と密に連絡を取る

プロジェクトを円滑に進めるためには、担当者との密な連絡も欠かせません。スケジュール変更の必要が生じた際は素早く対応できるよう、進捗状況を報告・共有する頻度や間隔をあらかじめ定めるとよいでしょう。

また、変更や実施に各所の承認が必要な場合、クリティカルパスが短くなるよう努める必要があります。

スケジュールにこだわらない

プロジェクト後は、スケジュールに沿って効率的に作業を進めていく必要があります。しかし、どのプロジェクトでも進捗の遅れやタスクの追加はつきものです。過度にスケジュールにこだわると、成果物の質が下がるリスクもあります。

スケジュールはあくまで進捗度を確認し適宜調整を加えていくための基準とみなし、フレキシブルに対応していくとよいでしょう。

開発スケジュールを管理する際の注意点

開発スケジュールを管理する際の注意点

開発スケジュールを管理する際に、知っておきたい注意点をまとめましたので参考にしてください。

  • クリティカルパスは見逃さない

  • 作業量と担当者のスキルに合った割り振りをする

  • リカバリー策も用意しておく

クリティカルパスとは、発注者やクライアントのエンドユーザー部門などの承認を得る工程を指します。この工程に滞りがあると、作業を前に進められずスケジュール全体に影響が及ぶため、各所とスムーズな連携が取れるようにしておきましょう。

また、実行不可能なスケジュールにならないよう、タスクは適切に割り振り、リカバリー策も準備しておくことが重要です。

Job Xバナー

TechUnit(テックユニット)は、月額制で開発支援を行うサービスです。

  • 開発が進まない
  • 要件が決まっていないので柔軟に進めたい
  • 今依頼している開発会社に不満がある

費用が発生しないご相談の段階で、コンサルティングを行い、プロジェクト毎に最適なチームをご提案しております。

プランに応じて柔軟な開発体制を構築いたします。もちろん、開発状況に応じたメンバーの増減も可能です。

無料相談も承っております。まずはお気軽にお問い合わせください!

まとめ

システム開発の際スケジュールを管理する目的には、全体の流れの把握やトラブル時のリカバリーの準備などがあります。スケジュール管理は、WBSやタスク管理ツールなどを活用すると便利です。

プロジェクトに関わるメンバー全員が、開発の目的と自身のタスクをしっかり理解できるよう可視化しましょう。

この記事に関連するお役立ち資料を無料ダウンロード

AIを活用した業務自動化 事例BOOK

AI技術を活用した社内業務効率化の基本から、実際の導入ステップまでをわかりやすく解説しています。

下記フォームにご記入下さい。(30秒)

氏名

*

貴社名

*

ご役職名

メールアドレス(企業ドメイン)

*

具体的なお悩みがあればご記入ください

テックユニットは、下記のような方におすすめできるサービスです。
お気軽にご相談ください。

・開発リソースの確保に困っている方
・企業の新規事業ご担当者様
・保守運用を移管したい方
・開発の引き継ぎを依頼したい方

おすすめの記事

関連する記事はこちら

優秀なエンジニアの見極め方がわかる!採用面接で聞くべき質問例15選 

優秀なエンジニアを見極めるのは、企業にとって大きな課題です。人材不足が深刻化する中、優秀な人材を見逃すわけにはいきません。優秀なエンジニアを見極めるのが難しい採用面接でどのような質問をすべきかわからない採用後のミスマッチを避けたいなどは、多...

エンジニア面接の技術質問で優秀なエンジニアを見極める方法 

多くの企業が抱える課題の1つに、優秀なエンジニアの採用があります。優秀なエンジニアを見つけるのは簡単ではありません。履歴書やポートフォリオだけでは、実際の技術力や問題解決能力、コミュニケーション力などを把握するのは難しいのが現状です。そのた...

どちらが上?AWSとAzureの性能・特徴の違いを徹底比較

「AWSとAzureの性能はどちらが上なのか知りたい」とお考えではないでしょうか。クラウドサービスは、物理的なインフラを自社で設置・管理する必要がなくなり、導入コストや運用負担を削減できます。その一方で、どのクラウドサービスを選べばいいのか...

AWSのCDN「Amazon CloudFront」とは?メリットやユースケースを紹介 

CDNとはどのようなものなのかAWSのCDNであるAmazon CloudFrontにはどのような特徴があるのかAmazon CloudFrontを利用するメリットは何かAmazon CloudFrontの利用方法は?このような疑問を持って...

開発生産性とは?高める理由や注意点、フレームワークを解説 

開発現場では、生産性の向上が喫緊の課題となっている開発リソースの有効活用や、スピーディーな製品リリースが求められている開発コストの削減や、人材不足への対応も重要な課題とお悩みではないでしょうか。開発現場では、常に効率化を意識しながら、限られ...

エンハンス開発とは?仕事内容や業務を円滑に進めるためのポイントを解説

「エンハンス開発って何?」「仕事内容は?」「円滑に進めるためのポイントは?」と気になりお調べですね。また、エンハンス開発の概要や新規開発との違い、またその使い方については、なかなか明確に理解できていない方も多いのではないでしょうか。そこで、...

エンジニアの外注費の相場は?見極めるポイントと費用を抑える3つのコツ 

「エンジニアの確保が追いついていない」「予算の制約に悩んでいる」というお悩みはありませんか?新しいプロジェクトが増加する一方で、社内のエンジニアの採用やトレーニングが追いついていない。そのギャップを埋めるために、外注を検討している企業も少な...

増加続く…派遣エンジニアの単価相場は?推移と過剰なコストを避ける方法

「予算内で最大限の成果を得たい」「過剰なコストを避けて利益を最大化したい」とお考えではないでしょうか。近年、IT業界では人材不足が深刻化しており、企業はエンジニアの確保に苦戦しています。一方で、エンジニアの単価は上昇傾向にあり、採用コストの...

給与以上の理由でエンジニアが辞める - 10の理由と改善ポイント

「優秀なエンジニアが次々と辞めていく」という悩みはありませんか?優秀なエンジニアの確保は、企業にとって大きな課題です。実際にエンジニアの離職は意外に多く、優秀な人材の確保と定着が難しくなっています。このエンジニアが辞める理由は給与以外にも様...

AWSのCloud9とは?できることやメリット・デメリットについて解説

開発環境としてのAWSのCloud9について、その魅力とともに注意点も含めて詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。AWSのCloud9は、低コストでチームで開発を行いたい、新規事業としてなるべく低予算で開発したいという場合に重宝...

業務システムとは?大別や種類、メリットとデメリットをプロが解説

企業の成長を支えるために、効率的な業務システムの導入を検討することはしばしばあります。しかし、どのように始めれば良いのか、どのシステムが最適なのか、悩むことも多いでしょう。また、業務システムの自作には多くのメリットがありますが、同時に注意す...

システム保守とは?業務内容やメリット・デメリット、費用相場まで解説 

「システム保守運用の費用が高すぎるのでは?」と感じたことはありませんか?システムの安定運用は企業の業務効率やセキュリティに直結するため、適切な保守運用が欠かせません。しかし、具体的な費用相場や業務内容を知らないままでは、適切な判断が難しいは...