この記事に関連するお役立ち資料

AIを活用した業務自動化 事例BOOK
無料ダウンロード
オープンソースツールの利用には様々な制約がつきものですが、Difyの場合は条件付きで商用利用が可能です。個人での利用、会社内だけでの使用も基本的にOKです。
ただし、Difyのサービスと類似した、多くのユーザーが共有して使うオンラインサービスはリリースできません。この記事では以下に分けて、Difyの商用利用の詳細と、判断基準のポイントをわかりやすく解説します。


Difyは、Apache License 2.0に基づいてオープンソースとして利用可能であり、基本的に商用できます。ただし、以下に挙げた2つの制限事項があります。
マルチテナントSaaSを提供する場合(許可が必要)
ロゴや著作権情報の削除・変更(明確な禁止)
どちらか一方、または両方のケースに該当する場合、Difyの商用利用はできません。
公式のライセンス詳細についてはこちら:【Dify公式】オープンライセンス
Apache License 2.0(アパッチ・ライセンス)は、ソフトウェアにおける利用上のルールを記したオープンソースライセンス(OSS license)、いわゆる利用規約のことです。
使用、複製、配布に関して定められており、以下の記述があることから商用目的で自由に使用、修正、配布できると明確に示されています。
Subject to the terms and conditions of this License, each Contributor hereby grants to You a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare Derivative Works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute the Work and such Derivative Works in Source or Object form.
日本語訳(本ライセンスの条件に従い、各貢献者はあなたに対し、永続的、世界的、非独占的、無料、ロイヤリティフリー、取り消し不能の著作権ライセンスを付与します。これにより、作品および派生作品をソースフォームまたはオブジェクトフォームで複製、派生作品の作成、公開表示、公開実行、サブライセンス、および配布する権利が与えられます。)
出典:Apache License, Version 2.0(https://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0)
この前提条件の上で、Difyは独自に類似したマルチテナントSaaSサービス、またロゴや著作権情報の削除を行ったサービスを禁止しています。
マルチテナントSaaSとは、複数のユーザーが同じシステムやサービスを共有して使うSaaSの方式のことです。例えば、以下のように1つのビル(サービス)に対し、複数の企業(ワークスペース)が入居しているサービスを指します。
Google Workspace
Microsoft365
Slack
Dropbox
AWS
Azure
各企業または個人が独立した一軒家を所有する「シングルテナントSaaS」であれば問題ありません。そのため、複数で利用できるようにワークスペースを作る機能があるか、という点が主な判断基準となります。
曖昧なケースで悩んだ際には、電子メール(business@dify.ai)を通じて直接問い合わせ、確実に安全だといえる状態にしておくのが好ましいでしょう。
Difyや生成AI導入で少しでも悩みや疑問があればお気軽にお問い合わせください。貴社の業務に合わせた生成AIの導入を「検討段階」からサポートいたします。

以下では、個人と会社に分けてDifyを商用利用できる例を紹介します。
Difyを利用して個人向けのアプリケーションを構築し、販売することは可能です。ただし、独立した商品(アプリ)単体の販売に限定されます。
利用可能な例には、特定の目的に特化したAIチャットボットやテキスト生成ツールなどが挙げられます。同じアプリでも、ロゴや著作権情報を削除した場合、また顧客がワークスペースを作って利用できる状態では商用利用の許可が必要です。
特定の会社向け、または自社向けに独立したアプリケーション開発において、Difyを使うことも商用利用に該当しないケースです。個人向けアプリケーションと同様の扱いとなり、社内の業務効率化ツールや顧客対応システムなどに利用可能です。

以下では、Difyを商用利用できる具体的な例をご紹介します。
Difyを活用して、クライアントごとに特化したAIアシスタントを開発し、その環境をホスティングするサービスを提供できます。また、特定の業界や分野に特化したナレッジベースを構築し、基にしたカスタムAIソリューションを提供することも可能です。
Difyを使用して開発した独立型アプリを、買い切り形式で有料販売できます。アプリ自体の販売だけでなく、APIキー(利用権)の販売も含まれます。特定の業務プロセスを自動化するAIツールや、専門知識を提供するエキスパートシステムなどです
DifyのAPIを活用して開発したアプリを、サブスク形式で販売することも可能です。例えば、LLMモデルを組み込んだ高度な自然言語処理機能を持つ有料アプリなどはよくある例です。
Difyを活用してセールスやマーケティング目的のアプリケーションを開発し、商用利用できます。例えば、顧客に対して製品やサービスに関する質問への回答を促し、最終的にアフィリエイトリンクへ誘導するようなチャットボットが当てはまります。
Difyを利用して、社内の業務効率化を図るツールを開発し、導入することも商用利用の一例です。例えば、社内のナレッジベースを活用した質問応答システムや、業務マニュアルの自動生成ツール、さらには社内文書の要約や分析を行うAIアシスタントなどです。
Difyの商用ライセンスの取得を検討する場合、電子メールアドレス business@dify.ai に連絡を取って確認してもらうだけです。各企業の個別のニーズに応じて柔軟に対応してくれるため、判断に迷った際にも聞いてみることをおすすめします。

Difyの利用料金は、ユーザーのニーズや利用規模に応じて4つのプランが用意されています。各プランの特徴と料金体系は以下のとおりです。
機能 | サンドボックス | プロ | チーム | エンタープライズ |
|---|---|---|---|---|
価格 | 無料 | $59/月 | $159/月 | 要相談 |
メッセージクレジット | 200回 | 5, 000回/月 | 10, 000回/月 | 無制限 |
チームメンバー | 1人 | 3人 | 無制限 | 無制限 |
アプリ作成数 | 10個 | 50個 | 無制限 | 無制限 |
ストレージ | 5MB | 200MB | 1GB | 無制限 |
ドキュメントアップロード上限 | 50件 | 500件 | 1, 000件 | 無制限 |
一括ドキュメントアップロード | 利用不可 | 対応 | 対応 | 対応 |
カスタムツール | 利用不可 | 10個 | 無制限 | 無制限 |
サポート | コミュニティフォーラム | Eメールサポート | 優先Eメール&チャットサポート | 専用サポート |
その他の特徴 | - | Web アプリのロゴ変更 | SSO認証(予定) | SSO、複数ワークスペース、 |
出典:Dify公式(https://dify.ai/pricing)
無料で利用できる「サンドボックス」は、Difyの機能を試してみたい個人ユーザーや小規模なプロジェクトに利用できます。どのプランでも商用利用のルールは同じであるため、規模に応じてプランを選ぶだけで問題ありません。
Difyは、マルチテナントSaaSの提供やロゴ・著作権情報の変更には商用ライセンスが必要となります。社内利用や単一アプリケーションの開発・販売など、許可されている範囲内で利用し、不明点がある場合business@dify.aiに問い合わせてください。
適切に利用すれば、業務効率化や顧客サービスの向上などに利用できるほか、LLMモデルのプレイグラウンドとしても活用してみてください。
弊社では月額定額のAI顧問サービスを提供しています。
下記に当てはまる方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
・AIを活用して業務生産性を改善したい
・なにから手を付けたらよいかわからない
・今考えていることの実現性を相談したい
書籍出版、2万名が使うAIを構築した専門家が親身にサポートいたします。


具体的なサービスを見てみる:生成AI活用・導入支援サービス
Difyの商用利用は、個人や社内での利用、単一アプリケーションの開発・販売は通常、商用利用とはみなされません。しかし、マルチテナントSaaSの提供や、Difyのロゴ・著作権情報の変更を行う場合は商用利用となります。
Difyで作れるアプリの例は、以下のとおりです。
チャットボット
バナー作成
Webページの要約
WebスクレイピングAIエージェント
メールマガジン作成
論文検索
スライドの自動作成
自動計算
記事作成
音声入力アプリ
LINEボット
社内ナレッジベース検索
マーケティング
ローカルLLMアプリ
詳しくは、下記ページもご覧ください。
関連記事:Difyの活用事例15選|実際に利用した企業の貴重な実例も解説
Difyのナレッジ容量は、サンドボックスプラン(無料)では5MBと限られていますが、プロプラン($59/月)では200MB、チームプラン($159/月)では1GBまで利用可能です。エンタープライズプラン(要相談)では、容量が無制限となっています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
NOVEL株式会社では、生成AIを活用して企業の業務改善や新規プロダクト開発を支援しています。
私たちは「現場に眠るデータをつなぎ人とAIが協働する社会を創る」というビジョンのもと、非IT業界が抱える複雑な課題に日々向き合っています。
もしあなたが、
新しい技術の可能性にワクワクする方
困難な課題解決を楽しめる方
自分の手で「0から1」を創り出す経験をしたい方
であれば、私たちのチームで大きなやりがいを感じていただけるはずです。 まずは、私たちがどんな未来を描いているのか、採用ページで少し覗いてみませんか?
この記事に関連するお役立ち資料を無料ダウンロード

AIを活用した業務自動化 事例BOOK
AI技術を活用した社内業務効率化の基本から、実際の導入ステップまでをわかりやすく解説しています。
下記フォームにご記入下さい。(30秒)
テックユニットは、下記のような方におすすめできるサービスです。
お気軽にご相談ください。
・開発リソースの確保に困っている方
・企業の新規事業ご担当者様
・保守運用を移管したい方
・開発の引き継ぎを依頼したい方


おすすめの記事
関連する記事はこちら
生成AIを用いたアンケート分析:メリットと活用のコツ
アンケート分析は、顧客の声を理解し事業戦略を立てる上で欠かせません。しかし、従来の人手によるアンケート分析では、大量データの処理や複雑な分析に膨大な時間と労力が必要です。本記事では、これらの課題を解決する生成AIとChatGPTを活用したア...
生成AIで顧客分析・顧客フィードバック分析を効率化!導入手順とメリットとは?
顧客の満足度向上と長期的な関係構築は、どの企業にとっても重要な目標です。これを実現するには、顧客のニーズを正確に把握する必要があります。しかし、従来の分析手法では、顧客分析に時間と労力がかかりすぎてしまいます。そこで注目を集めているのが、生...
【2024年最新】AI/生成AIのパーソナライズ事例と導入ステップを徹底解説
「生成AIを活用したいけど、どうすればパーソナライズできるのか分からない」「生成AIのパーソナライズ導入にはリスクがあるのではないか」というお悩みはありませんか?生成AIを用いたパーソナライズは、顧客体験の改善や業務プロセスの最適化など、多...
業務に使える文書作成の生成AIツール10選|活用例や注意点も解説
ビジネスの現場では文書を作成する機会が多く、「文書作成に時間がかかりすぎる」「クオリティの高い文章を効率的に作成したい」などの悩みは尽きません。しかし、一般的なAIライティングツールでは、ビジネスの現場で求められる高度な要求に応えきれないこ...
生成AIでRFP(提案依頼書)への回答を効率化!メリットと具体的な手順を解説
RFP(提案依頼書)の回答作成において、「時間がかかりすぎる」「ミスが心配」「もっと効率的に作成できないか」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。RFPには一定の形式や構造があり、テンプレートで作成できることから、生成AIと...
生成AIによる報告書の自動作成|選定基準や導入効果、注意点について
報告書で作成に時間がかかり、ミスの心配も付きまとう…そのような悩みを抱えていませんか?生成AIを活用すれば、作成時間の大幅短縮やコスト削減、さらには品質の向上まで実現可能です。本記事では、AIを使った報告書の自動作成について、そのメリットや...
コンサル必見!リサーチレポートの作成を生成AIで効率化する方法
リサーチレポート作成は、膨大な情報を収集・分析し、まとめ上げる骨の折れる仕事です。生成AIを使えば、人間の専門知識や洞察力を組み合わせることで、より効率的で質の高いリサーチレポートを作成できます。本記事では、コンサルがリサーチレポート作成に...
生成AIで取扱説明書の作成を効率化!手順とメリット、注意点とは?
「取扱説明書の作成に時間がかかりすぎる」「マニュアルの内容にばらつきがある」というお悩みはありませんか?生成AIを活用することで、取扱説明書の作成時間を大幅に短縮し、内容の質の向上と均一化を図ることができます。ただし、情報の正確性や著作権の...
生成AI/chatGPTを用いて競合調査/市場調査を効率化する方法
競合調査や市場調査は、ビジネス戦略を立てる上で不可欠な作業です。しかし、膨大な情報を収集し、分析するのは時間と労力のかかる作業。そんな中、生成AIやChatGPTの登場により、この調査プロセスを大幅に効率化できる可能性が生まれました。本記事...
生成AIで求人原稿の作成を効率化|具体的な方法について
「求人原稿の作成に時間がかかりすぎる」「魅力的な求人原稿を書くのが難しい」など、求人原稿の作成は多くの企業にとって時間と労力を要する作業です。この作業で生成AIを使うことで、採用活動の効率化、業務負担の軽減、求人情報のクオリティ向上が実現で...
研修教材作成に生成AIを導入するメリット・注意点とは?
「研修教材の作成に時間がかかりすぎる」「効果的な教材を作るのが難しい」など、研修教材の作成は時間と労力がかかり、かつ効果的な内容を盛り込むのは容易ではありません。生成AIを活用した研修教材作成であれば、AIの提案を基に人間が内容を調整するこ...
生成AIで提案書/営業資料を作成する方法【Dify活用編】
ビジネスの世界で、提案書や営業資料の作成は欠かせない重要な業務です。しかし、多くの場合、この作業には相当な時間と労力が必要となります。締め切りに追われ、内容の充実よりも完成を急ぐことも少なくありません。本記事では、生成AIを活用した提案書/...
人気記事ランキング
おすすめ記事