月額制開発とは、その名前の通り「月額費用で業務提供契約を結ぶスタイルのことです。請負型と比べ、柔軟性が高く、よりエンジニアの技術力を発揮した良いシステムが作れるというメリットがあります。この記事では、月額制開発が注目されている理由、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで、システム開発会社へ依頼する際の参考にしてください。月額制開発で事業化したい人へ月額制開発が気になる方は、弊社の月額制アジャイル開発がおすすめです。追加機能開発にも対応でき、セキュリティが高いのも多くの方に支持されている理由です。予算に限りはあるが、マッチングビジネスを本気で立ち上げたい人初めてのシステム開発で失敗をしたくない人リリース後も機能改善をしたい人成功確度の高いサイト運営を効率的におこないたいと考えているのであれば、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。%3Cdiv%20style%3D%22text-align%3A%20center%3Bpadding%3A%2020px%200%3Bwidth%3A100%25%3B%22%3E%3Ca%20style%3D%22color%3A%23fff%3Bfont-weight%3A%20700%3Bbackground-color%3A%23eb6100%3Bborder-radius%3A%200.5rem%3Bpadding%3A10px%2010px%3Btext-decoration%3A%20none%3B%22%20href%3D%22https%3A%2F%2Fn-v-l.co%2Fservice%2Fmonthly-development%22%20target%3D%22_blank%22%20rel%3D%22noopener%22%3E%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%81%AE%E8%A9%B3%E7%B4%B0%E3%83%BB%E3%81%94%E7%9B%B8%E8%AB%87%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%0A月額制開発とは月額制開発とは、近年注目されている開発側と月額費用で業務提供契約を結び、会社の社員のような形で働きながらチームとして開発を進めていくスタイルのことです。従来の請負型開発(納品された成果物に対して費用を支払う契約)では、要件定義をしっかり定める必要があり、その後の大幅な方向調整は難しいものでした。しかし、月額制開発なら成果物の納品がゴールでなくなるため、柔軟に開発の方針や内容を変えて運営できます。さらに、納期に追われて余裕がなくなるといった構造的に生まれにくかった「創意工夫やアイデアが生まれやすく」なるのも利点です。月額制開発はなぜ注目されているかでは、月額制開発がなぜ注目されているのかを以下の2つにわけて解説します。アジャイル型の開発アプローチの定着新規サービスは常に改善が必要アジャイル型の開発アプローチの定着月額制開発が注目されている理由として、0からすべてを決めるのではなく「柔軟に方針を変更しながら開発」できるアジャイル型が定着しつつあることが挙げられます。近年では、ウォーターフォール型(システム要件を事前にすべて決めたうえで開発する一般的な手法)が、ビジネスの移り変わりに対応できず限界を迎えてきています。トレンドはすぐに移り変わり、開発を進めている段階でもニーズは徐々に変化するほど顕著です。そうすると、最初にすべて細かい部分まで取り決めた要件定義は無駄になったり、ニーズがなくなったりするわけです。アジャイル開発なら細かいところまではあえて決めず、方針を守りながら順次開発していきます。そのため、柔軟かつ臨機応変に対応できる開発スタイルとして定着し、現代にマッチした手法として選ばれつつあるのです。新規サービスは常に改善が必要また、完成したシステムを使った新規サービスの提供を続けるには、常に継続的な改善が必要となることも月額開発が注目されている理由です。前述したように、トレンドやニーズは徐々に変化しているため、それに合わせて調整を続ける必要があります。例として、リリース後にユーザーから「システムの特定の部分が使いにくい」とのフィードバックがあったとしましょう。従来の開発方法では、フィードバックを受けてからすぐに着手できず、『要件定義+見積もり』を依頼する必要があります。細かくすり合わせる必要があり、それだけでも1ヶ月ほどかかるケースも多くありました。同条件の場合、月額制開発を採用していると、口頭ですばやく合意できて余計なすり合わせと合意、契約の期間がかかりません。方針が決まれば最短で当日から開発に入れるため、フィードバックから開発までのスピード感がまったく違うわけです。さらに、開発中には気付きにくい操作性の悪さやエラーを見つけても同様のフローで依頼できます。こうした背景から、現在のビジネスとマッチした月額制開発が注目されているわけです。請負契約と準委任契約開発の契約方法が異なれば、クライアントと開発会社の関係性や目指すゴールも変わります。以下2つの契約方法について確認しておきましょう。請負契約準委任契約請負契約とは請負契約とは、民法によると「当事者の一方がある仕事を完成することを約し、相手方がその仕事の結果に対してその報酬を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。」との定義です。わかりやすく、システム開発での請負契約はどのような特徴があるのか次の3つの点からご説明します。完成に対して費用が発生する要件定義と見積に時間がかかる強くベンダーを握れるが、完成できず時間の無駄になるケースも 完成に対して費用が発生する 請負契約は、仕事の完成をゴールに定めた形の契約です。そのため、契約通りの内容が完成しなければクライアントは費用を払う必要がありません。開発会社からすれば、できるだけ早く完成し労働利益率を高めたいという考えにいたります。そのため、より良いものを目指すというよりは、簡単にできる方向で対応する傾向となりやすいです。 要件定義と見積に時間がかかる要件定義と見積が失敗すると、開発会社にとっても費用や工数の増大によって致命傷となります。そのため、要件定義から見積を出すまでの工程だけで1ヶ月ほどかかるケースがあります。開発する機能を明確にするサーバー費用など諸購入費保守運用費など、さまざまな部分まで細かく定義し、リスクヘッジになるようそれぞれ見積もりを出すわけです。請負契約の場合には、実際の開発を開始するまでにある程度の期間を見ておいた方が良いでしょう。 強くベンダーを握れるが、完成できず時間の無駄になるケースもクライアントから見た請負契約のメリットは、強くベンダーを握れるという点です。一方で、完成できずに時間を無駄にして終わってしまうというケースがあります。経済産業省CIO補佐官の細川義洋氏によると、日本のシステム開発の3分の2くらいのプロジェクトは完成できずに終わっているとされています。(参照)契約を交わしたものの、想定の見積もりと実際に着手した後におきるズレの多発が原因です。請負契約の場合、ズレを軌道修正することは難しく、開発会社が途中で離脱するリスクは常に念頭へ入れておきましょう。準委任契約とは準委任契約とは、民法によると「法律行為でない事務の委託について準用する。」という定義で、委任契約との違いは法律行為か否かという点だけです。システム開発の委託は法律行為ではないので、準委任契約にあたります。準委任契約は費用の対象が請負契約とは異なり、仕事の「完成」ではなく業務の「委託」です。さらに、システム開発において準委任契約を結ぶ際の3つの特徴を解説します。エンジニアリソースの貸し出しに費用が発生するベンダーを強く握れないが、仕様変更はし放題請負開発よりも予算が小さくなるケースがある エンジニアリソースの貸し出しに費用が発生する準委任契約の場合、請負契約で完成したシステムに費用が発生するのと対照的で、エンジニアの稼働に対して費用が発生します。エンジニアリソースの貸し出しが行われ、自社の社員のように動かせるのが利点です。また、エンジニアとのより円滑なコミュニケーションのために、PMが間に入ることもしばしば。さらに協力体制を築けるため、エンジニアを含めた社内ミーティングは定期開催することで、技術力のほかにアイデアや知識を得られる場となります。結果として、チームという感覚が得やすく成果に結びつきやすくなります。 ベンダーを強く握れないが、仕様変更はし放題 要件が強く決まっていないので、言い方が悪いですが「仕様はし放題」です。エンジニアをチームとして雇用するため、業務内容は柔軟に軌道を修正できます。一方で、エンジニアの稼働で課金が発生する方式のため、ベンダーである開発会社がきちんと稼働しているか確認する必要があるでしょう。具体的な業務が見えず確認できないまま費用だけが発生する、という状態は発注側の最大のリスクです。そのため、どのように稼働状態を管理していくかは発注前にしっかりと定めておく必要があります。 請負開発よりも予算が小さくなるケースがある準委託開発は、請負開発よりも予算が小さくなるケースがあるというのも事実です。完成まで費用を支払ってもらえるかわからないという請負契約ならではのリスクがあるため、元々高めの金額で見積りしている可能性があります。しかし、準委任契約なら月毎に費用が発生するため、開発会社からしても安定した収益が得られリスクは低くなります。結果として、請負契約より月額費用を抑えられて、システムが出来上がるまでの総費用も安くなる場合が多いでしょう。月額制開発のメリット月額制開発のスタイルで開発会社に依頼する場合、注目したい次の3つの点をご紹介します。仕様変更リクエストを出し放題ベンダーと良い関係を築きやすい完成度が非常に高くなる仕様変更リクエストを出し放題月額制開発であれば、仕様変更リクエストが出し放題となります。チームを雇っているため、途中からサービスの内容が変わっても柔軟に対応できるからです。途中でサービスの内容が変わっても変更に応じてもらえると、以下のケースが発生した際のリスクヘッジになります。開発中に市場トレンドが変わった仮説で企画を立てたが、調整が必要なことに気づいた大まかに決めていたサービス内容が具体的になり始めた月額制開発の場合、契約期間が伸びても費用が支払われるため、開発会社に快く対応してもらえるはずです。より柔軟な発想が実現しやすく、その分良いシステムが完成する可能性も高くなるでしょう。ベンダーと良い関係を築きやすい月額制開発は、役務提供に対する費用の契約となるため、エンジニアがチームの一員として意欲を発揮しやすくなります。また、同じ会社のような感覚で、ベンダーと良い関係を築きやすいです。例として当社では、クライアントとはSlackやチャットワークなどで細かく確認を取りながら開発を進めています。単なる契約上の付き合いではなく、良いシステムを共に作り上げていくという連帯感はエンジニアにとってのやりがいでもあります。完成度が非常に高くなる月額制開発は、効率的な工程でクライアントと開発会社双方にメリットがあり、仕上がるシステムの完成度も高いのが特徴です。Webサービスやアプリは8割まで作るのに2割の時間、残りの2割を詰めるのに8割時間がかかります。そのため、最終的な2割の部分を妥協せずに、どれだけ時間をかけられるかがサービスクオリティを決めることとなります。詰めに対して妥協せずに時間を使える月額制開発なら、残りの2割によって完成度が高くなり「非常に質の良いシステム」が出来上がるわけです。月額制開発のデメリット月額制開発のデメリットは、次の2つの点です。ベンダーを強く握ることができないランニングでコストが発生するベンダーを強く握ることができない月額制開発の場合には、毎月業務をすることが契約の対象となるため、開発会社が完成義務を負うことはありません。そのため、クライアントにとっては中途半端な状態で離脱されてしまうことがリスクとなり得ます。システムが完成できないリスクを避けるためには、開発会社との強い信頼関係は欠かせません。あるいは、リスクを回避するためのペナルティを契約書に含めておくこともできます。ベンダーを強く握れない部分のリスクヘッジになるように、事前に対応策を用意しておくのがおすすめです。ランニングでコストが発生する月額制開発は、ランニングでコストが発生することもデメリットの1つです。しかし、請負契約の場合も、システムの完成後リリース時には契約費用を支払う必要があります。結果として、サービスが軌道に乗る前から先行投資が必要になる点は同じです。支払いのタイミングに多少の違いはあるものの、初期段階のコストは生じると考えておいた方が良いでしょう。月額制開発に向いているプロジェクト月額制開発は、最近のシステム開発業界の流れに沿ったスタイルです。特に次のようなプロジェクトとは相性が良く、エンジニアの能力を最大限に引き出すことが可能です。すでにサービスが完成しており、改善を重ねたいプロジェクトサービス初期から高い品質でリリースしたいものオフショア開発に依頼しているが、リプレイスを検討している場合依頼したいイメージはあるが、要件定義の言語化が難しい場合月額制開発なら、エンジニアの知恵やアイデアを借りながら開発を進められるため、現段階で要件定義をまとめられないプロジェクトにも最適です。月額制開発にかかる費用月額制開発にかかる費用は、月額費用×エンジニアの人数(これを人月と呼ぶ)で決まります。例えば、エンジニアを2名(1名70万円)、期間が1ヶ月なら月額制開発にかかる費用は140万円です。当社を例にすると、エンジニア1名につき「月50〜100万程度が費用の目安」です。また、半月だけや週1回などの柔軟な稼働の依頼も受けております。ご相談内容に合わせて柔軟な提案をいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。ちなみに、支払いは作業月の翌月末になるケースは多いですが、各開発会社によって請求タイミングは異なります。月額制開発を行っている企業4選最後に、月額制開発を行なっているおすすめの企業4選をご紹介します。NOVEL株式会社mofmofspice factoryアクシアNOVEL株式会社僭越ながら弊社のご紹介をさせていただきます。NOVEL株式会社は、ITスタートアップ出身者多数の実績ある会社です。開発だけでなく、マーケティングまでワンストップでのサポートが可能。サービスの成長に合わせて柔軟なチーム構成・スケジューリングをし、豊富な開発リソースの中から最適な開発プランをご提案できます。できるだけ初期コストを抑え、ミニマムにスタート、効率的に収益化する方法もアドバイスします。%3Cdiv%20style%3D%22text-align%3A%20center%3Bpadding%3A%2020px%200%3Bwidth%3A100%25%3B%22%3E%3Ca%20style%3D%22color%3A%23fff%3Bfont-weight%3A%20700%3Bbackground-color%3A%23eb6100%3Bborder-radius%3A%200.5rem%3Bpadding%3A10px%2010px%3Btext-decoration%3A%20none%3B%22%20href%3D%22https%3A%2F%2Fn-v-l.co%2Fservice%2Fmonthly-development%22%20target%3D%22_blank%22%20rel%3D%22noopener%22%3E%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%81%AE%E8%A9%B3%E7%B4%B0%E3%83%BB%E3%81%94%E7%9B%B8%E8%AB%87%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89%3C%2Fa%3E%3C%2Fdiv%3E%0Amofmof出典:月額制受託開発の株式会社mofmofmofmofは、開発チームレンタルを特徴としたシステム開発会社です。飲食店やファッション業界、看護師マッチングサービスなど、多岐にわたる業界のシステム開発実績があります。ベテランエンジニアが構成するチームをレンタルでき、開発知識がゼロの企業でも思い描くサービスの実現が可能。月額制により柔軟性が高い開発サービスを提供しています。spice factory出典:スパイスファクトリー株式会社spice factoryは、システム開発、Webデザイン、コンテンツマーケティング等幅広いサービスを提供する会社です。アジャイル型の開発を導入しており、小さいところから細切れにリリースしリスクを最小化するシステム開発が可能で、完成まで安定します。>>月額制アジャイル開発の詳細はこちらアクシア出典:システム開発のことなら株式会社アクシアアクシアは、テレワークを導入しており、全国どこからでも依頼可能なシステム開発会社です。月額制開発サービスも、オンラインによる定例ミーティングにより課題を決定し、対応を行なっていくスタイル。システム要件がはっきり決まっていなくても、柔軟に開発を進められます。自社開発した生産管理システムを使用した業務を行なっています。まとめ:月額開発ならNOVELに相談を月額開発は、ニーズの変化に対応しながら柔軟に軌道修正していける、システム開発の新しいスタイルです。当社でも月額開発のスタイルを導入しています。従来の完成をゴールとする請負契約と異なり、エンジニアの稼働に費用がかかる仕組み。要件定義に縛られることなく、エンジニアがより質の高い開発のために能力を発揮できることがメリットです。当社は、創業3年にして上場企業を含む取引が多数ある会社です。シリーズA以降のスタートアップ支援実績や国立大学のような権威ある機関からの依頼もいただいており、セキュリティ面でも安心のクオリティに定評があります。他社よりも低コストかつ高レベルの技術力によりプロジェクトを成功に導きます。この記事を読んで関心を持たれましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。