TOP

>

システム基礎知識

>

プロトタイプモデルとは?メリットやデメリット・進め方をまとめてみた

システム基礎知識

プロトタイプモデルとは?メリットやデメリット・進め方をまとめてみた

最終更新日:

2025.4.8

この記事に関連するお役立ち資料

AIを活用した業務自動化 事例BOOK

無料ダウンロード

プロトタイプモデルとは、試作機によって発注者との認識のズレを調整して、開発する方法です。完成品のイメージが湧きやすいため、要求を整理して効率良く開発できる点がメリットになります。ただし、時間や費用がかかるといった要素も存在する点は理解しておきましょう。

この記事では、プロトタイプモデルの内容を、以下のとおり解説します。

プロトタイプに対応した開発ならお任せください

完全月額制でコスト管理が簡単で、アジャイル開発によって柔軟に仕様を変更できます。また、3ヶ月以内にMVP(必要最小限のプロダクト)をリリースし、ユーザーのフィードバックから適切に調整できるのも利点です。

大手IT企業やスタートアップ出身者で構成された、Web技術の専門家集団によるグロース面の支援まで受けられます。

まずは、お気軽にお問い合わせください。

プロトタイプ(試作機)モデルとは

プロトタイプ(試作機)モデルとは

プロトタイプモデルは、試作機(プロトタイプ)から調整しつつ開発する方法です。

また、特徴としては、以下の点が挙げられます。

  • 実用的な課題を反映させやすい

  • 不慣れな発注側の担当者とも共通認識を持てる

  • 開発の後半でもリスクが大きくない

  • アプリなどの中小規模な開発に向いている

クライアント企業にとっては、開発初期から可視化される点がメリットです。実際に稼働する試作品の検証をもとに具体的な仕様を決定する開発方法がプロトタイプモデルになります。

プロトタイピングとは

プロトタイピング(Prototyping)は「試作」を意味する言葉で、IT用語としては試作モデルにユーザーの要求や評価を反映させて完成させる開発方法を指します。

試作でフィードバックが得られるため、軌道修正がしやすく、ITや建築、デザインなど幅広い分野で活用されています。

プロトタイプモデルを制作するメリット

プロトタイプモデルを制作するメリット

プロトタイプモデルを制作するメリットは、以下の3つです。

  • 認識のズレを減らせる

  • 検証によって質を向上できる

  • ウォーターフォールより要件定義しやすい

認識のズレを減らせる

プロトタイプモデルでは、以下の認識のズレを軽減できます。

  • クライアントの完成イメージ

  • 開発チーム内の認識

  • ニーズの把握

試作機によって、発注者と認識をすり合わせできるため、トラブルが避けられます。

また、チーム内でも完成品の認識を共有できるので、開発がスムーズに進められるのもメリットといえるでしょう。

また、仮説を検証できるので、最終的に発注者のニーズを最大限に反映した仕上がりになります。手戻りが防げる点もメリットです。

検証によって質を向上できる

実際に試作品を活用すれば、想定と異なる利用方法や当初は思いつかなかった必要な機能を発見できます。実際に作り稼働させることで、欲しい機能や発見があるためです。

また、プロトタイプを発注者に確認してもらうと、本製品で取り入れたい要望が浮かぶ可能性もあります。そのため、発注者にもフィードバックを求めれば、ブラッシュアップを適切におこなえるでしょう。

ウォーターフォールより要件定義しやすい

開発の手順を確認しながら進めるウォーターフォール開発は、細かい要件定義が必須です。1つずつ確認をとって進めていくので、管理が非常に大切になります。その上、次のフェーズに移った後は修正しにくくなってしまうのも特徴といえるでしょう。

一方で、プロトタイプモデルは試作品によって具体化できるため、要件定義の幅が少なくて済みます。これも、プロトタイプモデルならではのメリットです。

プロトタイプモデルを制作するデメリット

プロトタイプモデルを制作するデメリット

プロトタイプモデルを制作するデメリットは、以下の3つです。

  • 大型プロジェクトには向かない

  • 仕様変更を繰り返すとコストが増大する

  • スケジュールや進捗管理が難しい

大型プロジェクトには向かない

プロトタイプモデルを活用した開発は、大規模なプロジェクトには不向きです。関わるメンバーの数が多いと、確認を取るべき人も増えます。

多くのスタッフのスケジュールを調整して、認識を共有しながら進めるのは困難で効率もよくありません。

プロトタイプモデルは、小中規模のプロジェクトに向いているといえるでしょう。

仕様変更を繰り返すとコストが増大する

プロトタイプモデルで仕様が変更できる点は、大きなメリットです。しかし、何度も変更を繰り返すと、プロジェクトの進行の妨げになります

発注側の担当者が初心者の場合、実現が難しい無理な要望を伝えることもあるでしょう。発注者側と開発側の意見が対立してしまうと、プロジェクトそのものが破綻する可能性もあるため、注意してください。

スケジュールや進捗管理が難しい

プロトタイプモデル開発では、スケジュール管理が難しい点はデメリットとなります。開発にかかる工数が、以下のように増えるためです。

  • プロトタイプモデルを作成

  • 発注者が確認

  • 変更

また、工数は繰り返しおこなう必要があります。そのため、製作期間は多めに見積っておくとよいでしょう。

当社では、マネジメント不要でシステムが作れる「月額制アジャイル開発」をチームで対応しております。まずは、詳細をご覧ください。

プロトタイプモデル開発の流れ・進め方

プロトタイプモデル開発の流れ・進め方

プロトタイプ開発の流れは、以下の6つのステップです。

  1. 要件定義

  2. 設計

  3. プロトタイプ開発

  4. 検証・評価

  5. 修正

  6. 本開発からリリース

要件定義

プロトタイプモデル開発においても、他の手法と同様に要件定義して目的や機能を具体化します。ただし、プロトタイプモデルを提示してからでも要件を変えられるため、厳密な設定は不要です。

検討が必要な事項と仮説をあらかじめ設定しておけば、スムーズに進行できるでしょう。

設計

要件をもとに技術的に具体化していくステップに移行します。厳密に詰めた内容ではなく、動作が確認できる簡易的なシステムで十分です。

プロトタイプ開発

要件定義や設計を確認したら、実際にプロトタイプモデルを開発します。作成するのはメイン機能や検討が必要なところだけで問題ありません。

完成品を作るのではなく、検討・評価をおこなうために作成しましょう。

検証・評価

プロトタイプモデルが完成したら、検証や評価します。発注側が使用して、フィードバックを受ける形式も多いです。

フィードバックを受けたら、要望を汲み取って修正に移ります。

修正

検証・評価で得られた課題を修正します。フィードバックを受けた際は、新たな機能追加といった工数を伴う場合もあります。

修正の回数は、プロジェクトによって異なる点には注意が必要です。

本開発からリリース

改善点を反映したら、本開発に移ります。修正済みのモデルをもとに、細部まで実装する段階です。

リリース後は運用を開始して、課題があればその都度修正したり、新たなバージョンを作成したりします。

プロトタイプモデルと相性のよい開発プロジェクト

プロトタイプモデルと相性のよい開発プロジェクト

プロトタイプモデルと相性のいいプロジェクトは、以下のとおりです。

  • 小中規模の開発

  • 要件定義が明確

  • 要件定義が曖昧

  • 発注側がシステム開発に不慣れな場合

小中規模の開発で目が行き届く範囲なら、調整がしやすく意見のズレを解消していく作業もしやすいでしょう。

要件定義がはっきり決まっている場合にも、プロトタイプモデルでの開発が有効です。システムの最終形がはっきりしていれば、確認すべきポイントも明確になります。

また、要件定義が不明確な場合でもプロトタイプモデルがおすすめです。イメージを可視化して具体的に詰められるためです。

発注側がシステム開発に不慣れで、工程を確認しながら進めたい場合もプロトタイプモデルが向いています。はじめて開発に携わる場合でも、実物があることで細かい仕様の確認が容易です。

プロトタイプモデルとその他の手法を比較

システム開発手法には、プロトタイプの他にも種類があります。以下の表にまとめましたので、参考にしてください。

開発方法特徴メリットデメリット
アジャイル・小さな開発サイクルを繰り返しながら進める手法
・早期リリースから改善が必要なサービス向け
・開発期間が短い
・修正や変更にも柔軟に対応できる
・仕様変更があると品質にブレがある
・開発方針が変わりやすい
・進捗の把握が難しい
スパイラル・システムを機能別に分けて、それぞれ検証する開発手法
・品質が求められ発注者が不慣れな開発向け
・仕様やスケジュールの変更が容易
・発注者とのズレを避けれる
・プロジェクトを俯瞰で把握するのが難しい
・プロジェクト期間が長引くことがある
・開発コストがかかる
ウォーター
フォール
・1つずつ工程を確認しながら進める開発方法
・高いクオリティが求められる大規模な開発向け
・予算や人員の把握が容易
・高い完成度が期待できる
・途中での修正や変更に対応しにくい
・開発期間が長引く
Job Xバナー

TechUnit(テックユニット)は、月額制で開発支援を行うサービスです。

  • 開発が進まない
  • 要件が決まっていないので柔軟に進めたい
  • 今依頼している開発会社に不満がある

費用が発生しないご相談の段階で、コンサルティングを行い、プロジェクト毎に最適なチームをご提案しております。

プランに応じて柔軟な開発体制を構築いたします。もちろん、開発状況に応じたメンバーの増減も可能です。

無料相談も承っております。まずはお気軽にお問い合わせください!

小〜中規模なら月額制のアジャイルがおすすめ

プロダクトモデルを活用した開発では、実際のシステムを確認しながら進行できますが、多くの時間と費用が必要になります。

中小規模のシステム開発なら、スピード感のある開発が可能な月額制のアジャイル開発がおすすめです。弊社の月額制アジャイル開発では、最短1ヶ月でテストまでできる機能を構築します。

無駄な工数を省いて進められるため、コスト削減にも効果的です。また、リリース後も外部CTOとして運用サポートします。

成果にコミットした当社の月額制アジャイル開発を、ぜひご活用ください。

この記事に関連するお役立ち資料を無料ダウンロード

AIを活用した業務自動化 事例BOOK

AI技術を活用した社内業務効率化の基本から、実際の導入ステップまでをわかりやすく解説しています。

下記フォームにご記入下さい。(30秒)

氏名

*

貴社名

*

ご役職名

メールアドレス(企業ドメイン)

*

具体的なお悩みがあればご記入ください

テックユニットは、下記のような方におすすめできるサービスです。
お気軽にご相談ください。

・開発リソースの確保に困っている方
・企業の新規事業ご担当者様
・保守運用を移管したい方
・開発の引き継ぎを依頼したい方

おすすめの記事

関連する記事はこちら

優秀なエンジニアの見極め方がわかる!採用面接で聞くべき質問例15選 

優秀なエンジニアを見極めるのは、企業にとって大きな課題です。人材不足が深刻化する中、優秀な人材を見逃すわけにはいきません。優秀なエンジニアを見極めるのが難しい採用面接でどのような質問をすべきかわからない採用後のミスマッチを避けたいなどは、多...

エンジニア面接の技術質問で優秀なエンジニアを見極める方法 

多くの企業が抱える課題の1つに、優秀なエンジニアの採用があります。優秀なエンジニアを見つけるのは簡単ではありません。履歴書やポートフォリオだけでは、実際の技術力や問題解決能力、コミュニケーション力などを把握するのは難しいのが現状です。そのた...

どちらが上?AWSとAzureの性能・特徴の違いを徹底比較

「AWSとAzureの性能はどちらが上なのか知りたい」とお考えではないでしょうか。クラウドサービスは、物理的なインフラを自社で設置・管理する必要がなくなり、導入コストや運用負担を削減できます。その一方で、どのクラウドサービスを選べばいいのか...

AWSのCDN「Amazon CloudFront」とは?メリットやユースケースを紹介 

CDNとはどのようなものなのかAWSのCDNであるAmazon CloudFrontにはどのような特徴があるのかAmazon CloudFrontを利用するメリットは何かAmazon CloudFrontの利用方法は?このような疑問を持って...

開発生産性とは?高める理由や注意点、フレームワークを解説 

開発現場では、生産性の向上が喫緊の課題となっている開発リソースの有効活用や、スピーディーな製品リリースが求められている開発コストの削減や、人材不足への対応も重要な課題とお悩みではないでしょうか。開発現場では、常に効率化を意識しながら、限られ...

エンハンス開発とは?仕事内容や業務を円滑に進めるためのポイントを解説

「エンハンス開発って何?」「仕事内容は?」「円滑に進めるためのポイントは?」と気になりお調べですね。また、エンハンス開発の概要や新規開発との違い、またその使い方については、なかなか明確に理解できていない方も多いのではないでしょうか。そこで、...

エンジニアの外注費の相場は?見極めるポイントと費用を抑える3つのコツ 

「エンジニアの確保が追いついていない」「予算の制約に悩んでいる」というお悩みはありませんか?新しいプロジェクトが増加する一方で、社内のエンジニアの採用やトレーニングが追いついていない。そのギャップを埋めるために、外注を検討している企業も少な...

増加続く…派遣エンジニアの単価相場は?推移と過剰なコストを避ける方法

「予算内で最大限の成果を得たい」「過剰なコストを避けて利益を最大化したい」とお考えではないでしょうか。近年、IT業界では人材不足が深刻化しており、企業はエンジニアの確保に苦戦しています。一方で、エンジニアの単価は上昇傾向にあり、採用コストの...

給与以上の理由でエンジニアが辞める - 10の理由と改善ポイント

「優秀なエンジニアが次々と辞めていく」という悩みはありませんか?優秀なエンジニアの確保は、企業にとって大きな課題です。実際にエンジニアの離職は意外に多く、優秀な人材の確保と定着が難しくなっています。このエンジニアが辞める理由は給与以外にも様...

AWSのCloud9とは?できることやメリット・デメリットについて解説

開発環境としてのAWSのCloud9について、その魅力とともに注意点も含めて詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。AWSのCloud9は、低コストでチームで開発を行いたい、新規事業としてなるべく低予算で開発したいという場合に重宝...

業務システムとは?大別や種類、メリットとデメリットをプロが解説

企業の成長を支えるために、効率的な業務システムの導入を検討することはしばしばあります。しかし、どのように始めれば良いのか、どのシステムが最適なのか、悩むことも多いでしょう。また、業務システムの自作には多くのメリットがありますが、同時に注意す...

システム保守とは?業務内容やメリット・デメリット、費用相場まで解説 

「システム保守運用の費用が高すぎるのでは?」と感じたことはありませんか?システムの安定運用は企業の業務効率やセキュリティに直結するため、適切な保守運用が欠かせません。しかし、具体的な費用相場や業務内容を知らないままでは、適切な判断が難しいは...