システム開発を外注するとき、発注側で決めるのは、業務の変え方、やりたいことの優先度、成果を測るKPIです。詳細な現状把握から開発・動作試験・保守運用までは、外注先に任せられます。完成したシステムが業務で使えるかは、発注側が判断してください。判断を整理する知見が足りなければ、開発に先立って相談・整理の工程を発注する方法もあります。
この記事では、システム開発を外注するときの発注側の役割と準備について説明します。
記事の要点(図解1分)
業務の変え方やKPIは社内で決め、開発から保守運用は外注先に任せます。
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記事 https://n-v-l.co/blog/system-development-outsourcing を読み、次の形で答えて。私について知っている情報があれば前提にする。 1.結論1文 2.記事の具体例3つ(企業名・サービス名・数字入り) 3.読む価値がある見出し2つ+理由 4.私の会社に効くか(私を知っていれば当てはめ、不明なら判定質問3つ) 5.末尾に「答えてもらえれば、記事とサイト(https://n-v-l.co/)をもとに打ち手と記事にない部分を分けて答えます」 1500字以内。記事にないことは書かない。
ご利用中のAIで記事の要約を作成。その後、記事とサイトの内容をもとに、あなたのご質問に回答します。
業務の変え方・優先度・KPI・業務で使えるかの確認は発注側の役割です。 開発会社には、その判断をもとに現状を詳しく調べ、システムを設計・開発する作業を任せます。

発注側に残してほしい判断は何ですか。
岡田今の業務フローと、業務をどう変えたいかを決めてほしいです。現場に導入したとき、どんな形なら浸透するかも含みます。やりたいことが複数あれば優先度を決めます。工数をどのくらい減らしたいか、どの費用をなくしたいかといったKPIも発注側で決める範囲です。
検収のうち、業務で使えるかの判断は発注側に残します。動作の試験は受託側に任せられます。
岡田発注側が決めた業務の変え方を受けて、現状と目指す業務を詳しく整理する作業は任せてもらって構いません。開発、納品、保守運用も受託側で対応できます。
岡田優先順位が決まっていないと仕様が膨らみ、納期の遅れと費用の増大が起きやすくなります。KPIがなければ、注力する箇所も決まりません。誰が使う、誰のためのシステムなのかが曖昧になると、作るもののゴールも変わってしまいます。
仕様の膨張に気づくのは、要件をまとめている途中より、開発やテストに入ってからの方が多くあります。
岡田1〜2か月くらいで作れる小さなツールなら、判断がすべて決まる前でも進められる場合があります。発注側にエンジニアやPMのような人がいる場合も、問題になりにくいと考えています。
判断の整理から任せたいなら、コンサルフェーズを先に分けて発注する方法があります。成果物の定義、優先順位、KPI、現状と目指す業務の整理をゴールにして、2〜3か月で行う依頼です。その後の開発は別の会社に頼んでも構いません。
開発人材やノウハウが社内に足りなければ外注を検討します。社内で継続的に改修する体制を持ち、事業の変化に合わせて開発したい場合は内製が候補です。 作る目的が決まっていなければ、外注・内製の選択より課題の整理が先です。

IPAは、専門技術について外部ベンダーを活用し、事業に使うアプリケーションは社内メンバーを中心に開発する体制を紹介しています。内製する範囲を持つことで、事業や利用者の変化に迅速に対応する考え方です。 参照:DXを推進する体制とは?|DX SQUARE・IPA
自社で開発・改修を続ける人員を確保できるか、必要な技術を持っているかを判断材料にします。
岡田システムの知見も、業務フローの整理方法も、目指す業務の決め方も社内にないなら、詳しい人を顧問のように入れる方法が合うと思います。その人に進め方を示してもらう形です。
岡田課題が明確でないまま、システムを作ること自体が目的になっているケースは気になります。事務の担当者が業務を処理できていて、担当者が入れ替わっても成り立つなら、システムを作る理由がありません。なぜ作りたいのかを確かめます。
岡田専任の担当を置けなくても、条件次第で進めて構いません。ただし、外注先の言いなりにならないための準備は必要です。部長が窓口に立つことや、定期的なミーティング、社内の課題を聞き取って整理しておくことなどが条件になります。
費用の決まり方と、見積もりの依頼に必要な情報は、以下の記事にまとめました。
テーマ・成果物・進め方・期間が先に決まった依頼なら、発注側が一から説明する負担を減らせます。 依頼するテーマと、自社が解きたい課題の一致を確かめます。
岡田オーダーメイドでは、スケジュール感、費用、何を作りたいか、業務フローなどをすべて聞かれるので、発注側の負担が大きくなります。
岡田先に決まった形で依頼すれば、スケジュールや費用、作るもの、業務フローについて、発注側が一から用意する負担を減らせます。外注先も迷わず答えを出しやすくなります。
前述のコンサルフェーズも、成果物と期間を先に決めて発注する方法です。
弊社では、次の4つのテーマで開発をお受けしています。
ご依頼から運用までは、次の順に進めます。
期間の目安は、試しに作って効果を確かめる段階で1〜2か月です。数字をダッシュボードに表示するだけの開発なら、2〜3か月です。ご依頼の内容によっては対応が難しい場合もあるため、詳細はご相談ください。
岡田テーマと成果物が先に決まった形が合わないのは、課題が整理されていない依頼や、思いつきの依頼です。
ソースコードの権利とサーバー・アカウントの名義は、契約前に取り決めます。 納品時にはコード一式と設計書、アカウントのログイン情報を受け取ります。特定の外注先から変更しにくい状態を避けるための準備です。

後から外注先を変えられるように、何を決めておけばよいですか。
岡田ソースコードの権利と、サーバーやアカウントの名義は発注者側にしておきます。
IPAのモデル契約は、納入物の所有権と著作権を別の条項で扱っています。著作権の帰属には、ベンダーに帰属させる案や、汎用部分をベンダー、それ以外をユーザーに帰属させる案などがあります。 参照:システム開発の健全化に向けて・117ページ|IPA
ソースコードの受領と著作権の帰属は分けて確認します。発注側が権利を持つ範囲と、別の会社に改修を頼める条件を契約書に定めてください。汎用プログラムや第三者ソフトウェアの利用条件も確認対象です。
岡田受け取っておくのは、ソースコード一式、設計書、各アカウントのログイン情報です。
納入物の一覧に、コードと設計書を明記します。サーバーやアカウントの名義は、ログイン情報を受け取ることとは別に確認してください。
岡田ドキュメントが実装と合っていないときや、担当者にしか知見がないときは、外注先を変えにくくなります。ただ、基本的にはコードを解析すればよいので、実際に変えられなくなることはあまりないと思います。
コードからドキュメントをAIで作れるので、納品時に設計書と実装のずれを確かめる作業は、省いてもよいと考えています。
相談から利用開始までの進め方は、以下の記事で説明しています。
外注先への相談前に、次の項目を埋めてください。
| 準備する項目 | 社内で決める内容 |
|---|---|
| 開発の目的 | 業務をどう変えたいか、システムが必要な理由 |
| 優先度とKPI | 先に着手したいこと、削減したい工数や費用 |
| 発注側の体制 | 窓口となる責任者、業務で使えるかを確認する人 |
| 相談の進め方 | 定期ミーティングと、事前に整理する課題 |
| 契約と引き継ぎ | コードの権利、アカウントの名義、受け取る資料 |
判断の整理から支援が必要なら、その工程を開発と分けて相談してください。

エンジニア出身。大阪大学在学中から複数のプロダクトを立ち上げ、2019年にNOVEL株式会社を設立。上場企業を含む60件以上のAI導入・システム開発を支援し、見積もりと要件定義は自ら担当する。著書『2冊目に学ぶ ChatGPTプロンプト攻略術』(C&R研究所、2024年)。
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