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AWS Lambdaは、Amazon Web Services(AWS)が提供するサーバーレスコンピューティングサービスです。AWS Lambdaを使うことで、サーバーの管理やスケーリングの手間を省き、データの加工処理やバックエンド処理を効率的に行えるでしょう。
本記事では、AWS Lambdaの概要やメリット・デメリットを解説します。実査にAWS Lambdaを使った事例にも触れますので、ぜひ最後までご一読ください。


AWS Lambdaとは、サーバーを用意せずにコードを実行できるコードレスコンピューティングサービスです。AWS Lambdaの概要として、以下の点を解説します。
AWS Lambdaの読み方は?
サーバーレスコンピューティングサービス
使える言語
AWS Lambdaは、Amazon Web Servicesが提供するサーバーレスコンピューティングサービスの一つです。このサービスの名前「Lambda」は、ギリシャ文字の一つである「ラムダ」から取られ、ラテン文字の「Lambda」のデザインを採用しています。
AWS Lambdaは、サーバーレスでのアプリケーション開発や、イベント駆動型の処理に適したサービスとして、多くの開発者に利用されています。
AWSはサーバーとミドルウェアの環境を提供しており、ユーザーはサーバーなしでプログラムを実行できます。AWSがサーバー管理者となり、運用も行ってくれるため、ユーザーはサーバーに関する知識や管理の手間を省けるのが利点です。
また、必要に応じて自動的にスケールアップ・ダウンが行われるため、負荷に応じた最適な環境を提供してくれます。さらに、AWSが提供する様々なサービスとの連携が可能であり、より高度なアプリケーションの開発が可能です。
AWS Lambdaは、様々なプログラミング言語をサポートしており、具体的には以下が挙げられます。
言語 | 特徴 |
Java | AWS Lambdaの初期からサポートされており、多くの企業で利用されている |
Go | 高速な処理が可能であり、AWS Lambdaの実行時間を短縮することができる |
PowerShell | Windows環境での利用に適している |
Node.js | JavaScriptを使った開発が可能であり、Webアプリケーションの開発に適している |
C# | .NET Frameworkを利用することができ、Windowsアプリケーションの開発に適している |
Python | 機械学習やデータ処理に適しており、AWS Lambdaでも多くの開発者に利用されている |
Ruby | Webアプリケーションの開発に適しており、Railsフレームワークを利用することができる |
これらの言語を使って、AWS Lambdaを利用することで、サーバーレスアーキテクチャを実現できます。AWS Lambdaは多様なプログラミング言語をサポートしており、開発者にとって使いやすい環境を提供しています。

AWS Lambdaを使ってできることは、以下の2つです。
データの加工処理
バックエンド処理
AWS Lambdaは、ログ関連の処理や画像加工処理などのデータ加工処理が可能なサービスです。Lambdaを使用することで、イベントをトリガーとしてプログラムを起動できます。
例えば、ファイルをアップロードしたタイミングでの加工処理も可能です。また、Lambdaはサーバーレスで動作するため、サーバーの管理やスケーリングの手間を省けるでしょう。
AWS Lambdaは、モバイルやIoTなどのバックエンド処理をサーバーレスで実行できます。特に、AWS提供サービスのAPI GatewayからLambdaを起動することで、ビジネスロジックの実行やデータベースへの読み書き処理なども実現できるでしょう。
これにより、開発者はサーバーの管理やスケーリングに関する負荷を軽減し、より効率的な開発が可能です。加えて、Lambdaはイベント駆動型のため、必要に応じて自動的にスケールアップするため、トラフィックの急増にも柔軟に対応できます。
Lambdaは課金単位が実行時間となっているため、実際に使用した分だけの費用しか必要ないため、コスト効率の高い開発も可能です。


AWS Lambdaを使うメリットには、以下が挙げられます。
環境構築の必要がない
サーバー管理が不要
コスト削減
自動スケーリング
セキュリティ性が高い
AWS Lambdaを使うメリットは、サーバーの設定やミドルウェアの導入などの環境構築をせず、直接プログラムが実行できる点にあります。加えて、以下の言語にも対応し、開発の幅は非常に広くなっています。
言語 | 特徴 |
Java | AWS Lambdaの初期からサポートされており、多くの企業で利用されている |
Go | 高速な処理が可能であり、AWS Lambdaの実行時間を短縮することができる |
PowerShell | Windows環境での利用に適している |
Node.js | JavaScriptを使った開発が可能であり、Webアプリケーションの開発に適している |
C# | .NET Frameworkを利用することができ、Windowsアプリケーションの開発に適している |
Python | 機械学習やデータ処理に適しており、AWS Lambdaでも多くの開発者に利用されている |
Ruby | Webアプリケーションの開発に適しており、Railsフレームワークを利用することができる |
これにより、時間や費用を削減し、プログラム開発だけに集中できるでしょう。
AWS Lambdaの利用では、サーバー管理が不要という大きなメリットがあります。ソフトウェアのアップデートや物理サーバーのメンテナンスなどは全てAWSが行ってくれるため、ユーザーは管理不要で快適な環境を利用できます。
また、AWS Lambdaは必要な時にだけコンピューティングリソースを割り当てるため、コスト削減にもつながるでしょう。
AWS Lambdaには、コスト削減につながるメリットもあります。その理由は、AWS Lambdaの料金システムが従量課金制であるためです。つまり、リクエストの回数や実行時間に応じて料金が発生するため、必要な分だけ支払うことができます。
また、AWS Lambdaでは待機時間の費用は発生しないため、アプリケーションの利用状況によっては、コスト削減につながる場合があります。
例えば、アプリケーションの利用が低い時間帯には、AWS Lambdaを使って処理を行うことで、サーバーの待機時間に加えてコストも削減するといったことを実現できるでしょう。
AWS Lambdaを利用することで、自動スケーリング機能を活用できます。この機能により、アクセスの増減や負荷に応じて自動的に構成設定が行われるため、サーバーのスケールアップやダウンの手間を省けます。
また、サーバーの負荷が高くなった場合には、自動的に新しいサーバーが起動されるため、システムの安定性を保てるでしょう。
AWS Lambdaの自動スケーリング機能は、必要なリソースだけを使用するため、無駄なコストを削減できるのも利点です。
AWS Lambdaは、セキュリティ性が高いことも特徴の一つです。インターネット上にサーバーが公開されておらずAWS内部で完結するサービスですから、外部からの攻撃や不正アクセスのリスクが低く、セキュリティ性能が自然に高まっているためです。
また、Lambdaは必要なときにだけ起動されるため、常時稼働するサーバーと比べてコスト削減にもつながります。

AWS Lambdaには、以下に挙げた4つのデメリットがあります。
AWSへの依存度が高い
EC2のほうが安い場合がある
関数実行時間制限がある
関数設定に制限がある
AWS Lambdaを利用する場合のデメリットとして、サーバーレスコンピューティングサービスを利用するため、クラウドベンダーへの依存度が高くなる点が挙げられます。
各サービスの仕組みや実装方式が異なるため、AWSから異なるサービスに移行する場合は、作り直しが必要になるほど難易度が高くなります。そのため、一度Lambdaでサービスを構築した場合は、AWS以外に移行する選択肢がなくなるといっても過言ではありません。
AWS Lambdaを使うデメリットには、EC2のほうが安い場合があるという点も挙げられます。AWS Lambdaは使用量に対して課金するのに対し、EC2は起動中に料金が発生する料金体系です。
つまりEC2はユーザーの利用頻度によって料金が決定し、プログラム実行数には依存しません。そのため、多くのプログラム処理を行う場合は、EC2のほうが安くなる可能性があるでしょう。
AWS Lambdaは、関数実行時間制限もデメリットとして挙げられます。関数実行時間は15分以内に制限されており、それを超えると処理が強制的に停止されます。
そのため、処理時間が長い場合は、処理を分割して並列化する設計が必要です。また、並列化する際には同時実行数の制限も考慮しなければいけません。
AWS Lambda単体でLambda関数の実行ができない点もデメリットです。Lambda関数を実行させるためには、他サービスでトリガーを設定しなければいけません。また、非同期で関数を実行させる場合は重複処理を発生させないための設定が必要です。
AWS Lambdaには、関数設定にも制限があります。Lambda関数の実行は単体で実現できず、他のサービスでトリガーを設定します.。また、非同期で関数を実行させる場合は、重複処理を発生させないための設定が必要です。

AWS Lambdaを活用した企業の具体例を3つ紹介します。
日経新聞社
ダイソー
リクシル
日経新聞社では、画像処理にAWS Lambdaを導入し、大幅なコスト削減を実現しました。100以上のEC2インスタンスと同様の構成をLambdaで行うと10分の1のコストになります。
また、負荷に応じた運用管理サービスの利用により、管理コストの削減にも成功しました。
100円ショップ「ダイソー」は、2012年からAWSを用いた社内システムを導入しています。Lambdaは、サーバレス化やPOS データ集中処理システムの構築に利用されました。
ピーク時に集中する膨大なPOSデータにも安定して対応でき、インフラ管理やアプリケーション実装の労力削減も実現しています。
リクシルは、IoT製品の開発と国内外向けサービスを展開する会社です。AWSのIoT CoreをベースにLambdaも取り入れた「スマート宅配ポスト」の開発を行いました。
IoT プラットフォームにサーバーレスアーキテクチャを実現するうえで、Lambdaが技術要素を担っている具体例です。

AWS Lambdaは、サーバーレスコンピューティングサービスであるため、サーバーの管理やスケーリングの手間を省きながら、データの加工処理やバックエンド処理を効率的に実施できます。
メリット | 説明 | デメリット | 説明 |
環境構築の必要がない | AWS Lambdaでは、環境構築の手間が省けます | AWSへの依存度が高い | AWS Lambdaを使用する場合、AWSへの依存度が高くなります |
サーバー管理が不要 | AWS Lambdaでは、サーバー管理の手間が省けます | EC2のほうが安い場合がある | 使用状況によっては、EC2インスタンスを使用するほうがコストパフォーマンスが良い場合もあります |
コスト削減 | AWS Lambdaでは、実行時間に応じて課金されるため、コスト削減につながります | 関数実行時間制限あり | AWS Lambdaでは、関数実行時間に制限があります(最大15分) |
自動スケーリング | AWS Lambdaでは、トラフィックに応じて自動的にスケーリングされます | 関数設定に制限あり | AWS Lambdaでは、関数設定に制限があります(例えばメモリサイズなど) |
セキュリティ性が高い | AWS Lambdaでは、セキュリティ対策が施されています |
AWS Lambdaの具体的な用途の例としては、日経新聞社が画像処理にAWS Lambdaを導入し大幅なコスト削減を実現した例や、ダイソーがPOSデータ集中処理システムの構築に利用した例、リクシルがIoTプラットフォームにサーバーレスアーキテクチャを実現するうえでLambdaを技術要素として担った例などが挙げられます。
親和性の高いビジネスにおいて、AWS Lambdaの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
システム開発でお悩みのことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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