会社で新規事業のために資金調達したい、個人開発したサイトを手放したいという際に、所持しているWebサービスを売却するという選択があります。そして、Webサービスの売却を取り扱うプラットフォームは多くあり、買い手のニーズと合えば高額でバイアウトできるケースも多いです。この記事では、Webサービスの売却(バイアウト)について、メリットや注意点などをまとめています。プラットフォームを利用した売却方法や、Webサービスのバイアウト事例も紹介していますから、参考にしてください。【M&Aの仲介代行はNOVELへ】M&Aの仲介代行でしたら、ぜひNOVELへお任せください。NOVELはITプロダクトを構築したい全ての方に取っての伴走者となります。ただ開発するだけではない、マーケティング機能を持った開発会社です。詳細に合わせて適切にご提案しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。>>お問い合わせフォームは『こちら』※お問い合わせ種別はその他で構いません。Webサービスの売却(バイアウト)について最初に、Webサービスの売却(バイアウト)について、下記4つの項目にわけて説明します。WebサービスとはWebサービスを売却する理由Webサービスを買収する理由個人開発のWebサービスも売買されているWebサービスとはWebサービスとは、インターネット上で利用者に対して目的に合わせたサービスを提供するもので、主に下記のような種類があります。動画・画像の投稿サイト情報メディア動画の広告サービスECサイト情報や商品の提供・利用者間のコミュニケーションなどのほか、サービスと広告を組み合わせて利益を上げるなど、さまざまな目的で運営されています。Webサービスを売却する理由作成したWebサービスを売却する理由は、主に4つのケースがあります。売上減少従業員の退職モチベーション低下資金不足資金や人材不足により、Webサービスを売却するケースが一般的です。そして、Webサービスを売却した資金を元手に、新しいコンテンツの開発や新規事業への参入を検討する選択肢が生まれます。Webサービスを買収する理由Webサービスの買収を検討している人は、下記のような目的があります。早く事業展開したい新規開発のリスクを避けたい既存の事業と相乗効果を狙いたいすでに実績のあるWebサービスを買収すれば、リスクを負わずに早くコンテンツを始められるため、事業展開意欲のある企業にニーズが高いです。個人開発のWebサービスも売買されているなかには、個人開発のWebサービスが売買されるケースもあります。小規模なWebサービスでも、数十万~数百万円程度で売買されています。趣味で作ったWebサイトのマネタイズができない自分で作ったものを閉鎖するのはもったいない個人開発のWebサービスを手放す際には、閉鎖ではなく売却という選択肢も検討するとよいでしょう。売買されているコンテンツは、具体的に下記のようなものがあります。情報共有コミュニティサービスマッチングサイト画像作成サービスWebサービスを売却するメリット続いて、Webサービスを売却するメリットについてお話しします。短期間で収益アップできる維持費の負担がなくなる資金で新しい道を模索できる短期間で収益アップできるまず、Webサービスを売却すると、短期間で大きな収益が得られます。そのため、新しいコンテンツを開発したい、新規事業を展開したいという目的のために、Webサービスの売却を検討するのも選択肢の一つです。運営するWebサービスをできる限り高い値段で買い取ってもらうために、売上やPV数が安定しているうちに、売却の決断をします。そのためには、顧客ニーズの変化を敏感にキャッチして、売却のタイミングを計るのが重要です。維持費の負担がなくなるWebサービスを手放せば、サーバーの増設費やメンテナンス費用など、維持費の負担がなくなります。特に、売上が減少したり赤字になったりしているWebサービスは、早めに売却して維持費の負担をなくせば、ほかの事業に費用を回せます。また、人材の余裕も生まれますから、ほかの事業に注力できるという点も大きなメリットです。資金で新しい道を模索できる売却して得られた資金で、新しい道を選択できる点もメリットといえます。次の開発資金にする貯蓄に回すセミリタイアしてゆっくり過ごす特に個人がWebサービスの売却を検討する際には、資金面で余裕のある生活をするという選択肢も増えます。必ずしもWebサービスに代わる新しいコンテンツへ挑戦するためだけでなく、資金でさまざまな選択肢が増える点も、売却のメリットです。Webサービス売却の際の注意点Webサービスの売却を検討する際には、下記3つの点に注意してください。売却・引き渡しに時間が掛かる売りに出せない場合があるトラブル発生の可能性がある売却・引き渡しに時間が掛かるWebサービスは「売りたい」と思ってからすぐに売却できるわけではありません。買い手が多いコンテンツであればスムーズに売却が進む可能性もありますが、基本的には引き渡しに時間がかかると覚えておいてください。特に、仲介業者をはさむ場合には時間がかかり、タイミングによっては数ヶ月からそれ以上の期間を要する場合があります。そのため、できるだけ早く売却を決めたい際には、直接買取が効率的です。しかし、仲介業者に任せると高額で売却できるケースが多いですから、よく検討してから決めるとよいでしょう。売りに出せない場合があるWebサービスという売れるものがあっても、必ず売却できるとは限りません。売買を依頼する際には、業者によって買収の基準を設けている場合がほとんどです。基準をクリアできないと売却の選択肢が選べないほか、売りに出せたとしても想定した価格にはならない可能性も考えられます。売買を請け負う業者や買い手にとって価値の高いWebサービスでなければ、高額売却は難しい場合もあると覚えておきましょう。トラブル発生の可能性がある特に、直接取引で売却する場合には、トラブル発生に注意してください。たとえば、仲のよい友人や知り合いに売るとなった場合、契約関係を丁寧に結ばないケースも生まれます。信頼していたから契約書を交わさなかったが、期日までに譲渡金が振り込まれなかったWebサービスについて口頭で説明はしたが、あとからクレームをつけられたこのように、さまざまなトラブルが考えられます。そのため、いくら親しい間柄であっても丁寧に契約書を作成してください。トラブルを回避するためには、契約関係の専門家にチェックを入れてもらうか、取引は仲介業者に依頼しましょう。【M&Aの仲介代行はNOVELへ】M&Aの仲介代行でしたら、ぜひNOVELへお任せください。NOVELはITプロダクトを構築したい全ての方に取っての伴走者となります。ただ開発するだけではない、マーケティング機能を持った開発会社です。詳細に合わせて適切にご提案しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。>>お問い合わせフォームは『こちら』※お問い合わせ種別はその他で構いません。Webサービス売却の相場価格続いて、Webサービス売却を検討する際の参考として、価格の相場を確認しておきましょう。Webサービスの種類相場価格WEBメディア1ヶ月の利益×12~24ヶ月分ブログ雑記ブログ:利益の15ヵ月分ECサイト1ヶ月の利益×12~18ヶ月分スマホアプリ1ヶ月の利益×24~60ヶ月分SNSアカウント1ヶ月の利益×6~12ヶ月分表でまとめたように、Webサービスの収益性を軸に価格を算定するのが基本です。そのため、表に記載した相場価格がひとつの目安となります。しかし、必ずしも利益がないと売却できないわけではありません。下記のポイントでWebサービスに高い価値があると、価格に反映されます。集客力(PV数・SEOなど)メルマガ・SNSなどの登録数コンテンツの品質デザインのよさ(見た目やキャラクターなど)運営体制引き継ぎの有無ブランドの評判利益がなかったとしても、買い手にとってメリットが大きいWebサービスであれば、高額で売れるチャンスは大いにあります。もしも、Webサービスの実績がない場合には、開発コストを元に価格を決めましょう。Webサービスの売却方法Webサービスを売却する方法は、一般的に下記の3つがあります。M&Aプラットフォーム(売買サイト)を利用するM&A仲介業者に依頼する個人で売却先を探すそれぞれのメリットとデメリットを把握して、方法を選ぶとよいでしょう。方法メリットデメリットM&Aプラットフォーム売り手・買い手が多く集まっている買い手と交渉する必要があるM&A仲介業者専門家が交渉や値付けのサポートをしてくれる買い手との直接交渉ができない個人で売却手数料がなく売却した収益を全額得られる買い手を自分で探す必要がある個人で売却する場合、譲渡額は全部利益として得られますが、ほかの方法よりもトラブルのリスクが上がります。トラブルや一連の取引、サイト移管などの不安を減らしたい際には、専門のプラットフォームを利用するか仲介業者に依頼しましょう。Webサービス売却の流れWebサービスの売却は、M&Aプラットフォーム(売買サイト)を利用するのが一般的です。ここでは、M&Aプラットフォームを利用した売却の流れを見ていきましょう。M&Aプラットフォームに登録する審査を受ける買い手候補を待つ買い手候補と交渉する契約書を締結するM&Aプラットフォームに登録する最初に、M&Aプラットフォームに売却するWebサービスの情報を登録します。買い手候補とマッチングするために、主に下記の項目を入力します。Webサービスの概要譲渡対象となる資産の範囲売却理由対象資産に携わっている人数財務情報Webサービスの強み・アピールポイント顧客の属性登録情報がどこまで公開されるのかは、プラットフォームによって異なりますから、情報漏洩に不安がある人は事前に確認してください。また、売り手が買い手候補を選定して売買の打診ができるところもあるため、プラットフォームの特徴を調べてから利用するとよいでしょう。審査を受ける登録が完了したら、プラットフォームによる審査に入ります。本人確認や入力情報の正誤、Webサービスの詳細について回答を求められるケースもありますから、正確に受け答えしてください。一般的に、審査期間は数日から1週間程度が目安です。買い手候補を待つ審査に通過したら、プラットフォームに売却案件として掲載されます。無暗な情報漏洩を避けたい場合には、閲覧できる対象を限定する非公開サービスを利用しましょう。マッチングの確率は減りますが、厳選された買い手と交渉できるため、成約率が高い・よい譲渡先が見つかる可能性が上がるなどのメリットがあります。買い手候補と交渉する買い手候補とマッチングしたら、交渉が始まります。必要な情報の開示や、下記に挙げたような条件面を伝えて交渉を進めましょう。売却価格契約後のスケジュール人材の引き継ぎ交渉のやり方は、売り手と買い手の担当者がインターネット上でやり取りするケースや、一部を専門スタッフがサポートする場合など、さまざまです。M&Aに詳しくない場合には、できる限りサポートが豊富なプラットフォームを利用した方が安心して取引を進められるでしょう。契約書を締結する話がまとまったら、契約書を締結します。プラットフォーム上で譲渡手続きをしたのち、契約書の締結、譲渡額の支払いが済んだら完了です。のちのトラブルを避けるため、契約書は慎重に作成する必要があります。そのため、契約書は弁護士やプラットフォームのサポートを受けながら作成してください。Webサービスの売却サイトWebサービスを売却できるおすすめサイトを3つ紹介します。SiteStockラッコM&AUREBASiteStockSiteStockは、国内最大級のサイト売買プラットフォームです。サイト選定の専門家が最適な価格を算出してくれるため、適切な金額で売却できます。また、交渉は自ら直接やり取りするか、専任エージェントに任せるかを選べますから、自由なスタイルで取引が進められるでしょう。サービス内容売り手の手数料買い手の手数料仲介サービス仲介手数料:110,000円(税込)売り手と同額直接交渉プラン成約時手数料:税抜譲渡金額の3%(最低55,000円/税込)売り手と同額エスクロー無料無料Webサービス売却金額の査定無料ーラッコM&AラッコM&Aは、Webサイト運営者に向けて支援サービスを提供するラッコ株式会社のM&Aプラットフォームです。サービスの大きな特徴は、売り手の売却手数料が完全無料である点です。ほかにも、取引のプロセスを可能な範囲でシステム化して、サイト売買における負担を大幅に減らしています。サービス内容売り手の手数料買い手の手数料マッチングサイト無料成約金額の5%サイト移行代行サービス16,500円(税込)~売り手と同額Webサービス売却金額の査定無料ーUREBAUREBAは、売買情報を独占掲載すれば売り手の手数料が無料で利用できるプラットフォームです。収益がない、もしくは少ないサイトも売買できる点が特徴で、コンテンツの価値で判断して取り扱いを受け付けています。サービス内容売り手の手数料買い手の手数料マッチングサイト成約時手数料:成約金額の5%成約時手数料:成約金額の5%仲介サービス成約時手数料:成約金額の5%成約時手数料:成約金額の5%サイト移行代行サービス要問い合わせーWebサービスの売却事例最後に、Webサービスの売却事例を紹介します。わかりやすく表にまとめましたから、参考にしてください。Webサービス譲渡金額詳細YouTube約2,000億円動画投稿サイトInstagram約810億円写真共有サイトkurashiru(クラシル)約93億円料理レシピ動画サービスM&Aの仲介代行はNOVELへWebサービスの売却は、個人間で対応すると価格交渉や契約書の締結などが難しく、のちのトラブル発生リスクが考えられます。そのため、M&Aの知識に自信がない場合は、売却サイトを介して取り引きをした方がよいでしょう。記事で紹介した売却サイトのなかには、手数料の負担がないサービスもありますから、手放す予定のWebサービスがある場合にはバイアウトを検討してみてください。【M&Aの仲介代行はNOVELへ】M&Aの仲介代行でしたら、ぜひNOVELへお任せください。NOVELはITプロダクトを構築したい全ての方に取っての伴走者となります。ただ開発するだけではない、マーケティング機能を持った開発会社です。詳細に合わせて適切にご提案しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。>>お問い合わせフォームは『こちら』※お問い合わせ種別はその他で構いません。