顔認証の勤怠打刻端末を自作|専用端末15万円→1万円

オフィスの入り口で顔を向けるだけで、出勤・退勤を勤怠システムに記録する端末を社内で自作しました。作る前は、ブラウザを開いて打刻しており、押し忘れる日もありました。原価は総額10,879円で、専用の顔認証端末(1台149,600円)の約14分の1です。

顔を認識した後の画面。出勤中の表示、過去の退勤の未打刻の通知、退勤と休憩開始のボタン
顔を認識した後の画面。今日の打刻に合わせたボタンだけを出し、過去の打刻の抜けもここで知らせます(画面の再現図。名前は仮)

制作理由

  • 打刻の押し忘れの予防
  • ブラウザを開いて打刻する手間の削減

機能

  • 顔認証で、出勤・退勤をKing of Timeへ送信
  • 今日の打刻に合わせたボタン表示(出勤済みなら「退勤」「休憩」だけ)
  • 過去の打刻の抜けの通知と、その場での修正

既製品との違い

  • 原価は部材の総額10,879円。開発に使ったAIは既存の月額の範囲内で、追加の支払いはなし
  • 試作を始めた翌日に、入り口へ設置
  • 打刻の抜けの通知は、調べた範囲の既製品に無い機能。入れた日に、過去の抜けが見つかりました
  • 不具合はその日のうちに修正。プログラムはWi-Fi経由で入れ替えます
端末1台あたりの費用の比べ。専用の顔認証端末149,600円、今回の自作10,879円
端末1台あたりの費用
費用合う使い方
タブレットの顔認証打刻アプリ月100円/人(税別)費用の抑制
専用の顔認証端末端末149,600円/台(構成例の初期費用547,910円・工事費別、月9,900円・税込)ドアの顔認証解錠との兼用
今回の自作原価の総額10,879円(税込)既製品に無い機能の追加

価格は2026年10月7日時点の公式ページ(アプリ=Touch On TimeのFacee、専用端末=Safie Entrance)。勤怠システム本体(King of Timeの月300円/人)は別。

自作と既製品導入の判断基準

  • 勤怠の記録そのものは自作しません(給与と法令に関わるため、King of Timeのまま)。自作したのは入り口の端末だけです
  • 自作に向くのは、次の3つがそろうとき
    • 社内の人だけの利用
    • 止まっても実害の小さい用途(送れなかった打刻は後から送信、スマホからも打刻可)
    • APIのあるつなぎ先
  • 費用だけが目的なら、月100円/人のアプリで十分です

使ったもの

使った物役割
本体M5Stack Tab5(5インチのタッチ画面、200万画素のカメラ、Wi-Fi)顔の撮影と画面の表示
打刻の送り先King of Time出勤・退勤の記録
制作者
岡田 徹NOVEL株式会社 代表取締役

エンジニア出身。大阪大学在学中から複数のプロダクトを立ち上げ、2019年にNOVEL株式会社を設立。上場企業を含む60件以上のAI導入・システム開発を支援し、見積もりと要件定義は自ら担当する。著書『2冊目に学ぶ ChatGPTプロンプト攻略術』(C&R研究所、2024年)。

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会社概要

NOVEL株式会社

生成AI・AIエージェント・業務システム導入・開発伴走支援|AI導入の支援実績 60社以上/上場企業から中堅企業まで|2019年設立