外注で解消しようとしても、どの会社に何をいくらで頼めばよいのかが分かりません。
外注がうまくいくかどうかは、データの状態と、何を判断したいかを言葉にできているかで決まります。
この記事で扱うのは、データ分析を外注するときの頼み方と、費用・進め方の決まり方です。
記事の要点を図解で(1分程度)
外注の成否は、渡すデータの状態と、判断の言語化で決まります。
AIで要約・質問をする
※ 開いたAIの入力欄に文が入っていない場合は、下のプロンプトをコピーして貼り付けてください
記事 https://n-v-l.co/blog/data-analysis-outsourcing を読み、次の形で答えて。私について知っている情報があれば前提にする。 1.結論1文 2.記事の具体例3つ(企業名・サービス名・数字入り) 3.読む価値がある見出し2つ+理由 4.私の会社に効くか(私を知っていれば当てはめ、不明なら判定質問3つ) 5.末尾に「答えてもらえれば、記事とサイト(https://n-v-l.co/)をもとに打ち手と記事にない部分を分けて答えます」 1500字以内。記事にないことは書かない。
ご利用中のAIで記事の要約を作成。その後、記事とサイトの内容をもとに、あなたのご質問に回答します。
外注できる作業は、次の4つの層に分かれます。

発注前に、どの層を外注先に渡すかを決めてください。見積もりの工数は1層目と2層目に集中します。分析を頼むつもりで問い合わせても、見積もりの内訳はデータ整理が大半です。元データが揃っていなければ、外注先は分析の工程に入れません。
表記ゆれの統一、重複データの削除、システムごとに形式が違うデータの突合。データクレンジング代行では、データ整理の層の作業を請け負います。契約の形は、単発のスポット契約と毎月の継続代行の2種類です。クレンジングだけを専門に受ける代行会社もあるので、データ整理だけを切り出して外注することもできます。ただし、毎月クレンジングを繰り返しているなら、直すべき原因は集計ルールの側に残っています。
毎月のレポート作成そのものを外注先に渡す層です。外注先が作るのは、データの取り込みからダッシュボードへの表示までの仕組みです。途中の変換は、事前に決めたルールに基づいて仕組みが行います。完成すれば、翌月からは人手をかけずに数字が出ます。単発の分析とは成果物が違い、納品されるのは毎月レポートが出続ける仕組みそのもの。
予測・分析の層では、売上予測や需要予測のように、集まったデータから将来の数字を出します。コンサルティングの層が扱うのは、何を分析するかの設計から施策への反映までです。分析結果の解釈も、コンサルティングの層に入ります。予測・分析とコンサルティングの2層を頼める先は、コンサルティング会社の支援メニューか、開発会社の要件定義工程です。
| 依頼先 | 主に渡せる層 | 成果物 |
|---|---|---|
| 代行会社(BPO) | 1・2層目 | 整理済みデータ・毎月のレポート作業 |
| コンサルティング会社 | 3・4層目 | 分析設計・報告書・施策の提言 |
| 開発会社 | 1〜3層目 | 集計・レポートが出続ける仕組み(システム) |
依頼先を選ぶ基準は、どこまでの作業を自社に残すかです。集計ルールの設計を自社で持てるなら、代行会社に作業を渡せます。何を分析するかの設計から任せたいなら、コンサルティング会社が向いています。毎月の作業そのものを無くしたいなら、依頼先は開発会社です。

見積もりは、担当者の人月単価×工数で組まれます。費用を左右するのは工数の方です。
工数は、次の3つの条件で増えたり減ったりします。
見積もりを金額だけで比べると失敗します。確認する点は1つだけで、クレンジングの工程が見積もりに含まれているかどうかです。クレンジングが「別途」と書かれた見積もりでは、着手後にデータの状態が分かった時点で追加費用が発生します。

問い合わせから本番運用までは、次の5工程で進みます。
いま出しているレポートの現物、データの出どころ一覧(システム名とExcelの本数)、数字を見る人と頻度。3点が揃っていれば、依頼先は初回の打ち合わせで概算見積もりを出せます。揃っていない場合、依頼先はヒアリングの工数を見積もりに加えるしかありません。

何を判断したいかを決めないまま発注すると、誰も読まないレポートができあがります。依頼内容は、「在庫をいくつ持つか決めたい」「店舗ごとの採算を月次で見たい」のように、判断とセットで書いてください。判断が決まっていれば、レポートに何を載せるかで迷いません。
費用を最も大きく変えるのは、データの状態です。きれいなサンプルだけを渡して取った見積もりは、外注先が本番データを見た時点で組み直しになります。レポートの現物、データの出どころ一覧、数字を見る人と頻度の3点を、初回にそのまま渡してください。
締め切りに間に合わせて1回だけレポートを作ってもらうと、翌月の集計はまた手作業に戻ります。毎月出す数字が対象なら、仕組みの構築を選んでください。支払いの中身は、毎月の作業費から仕組みの保守費に変わります。担当者の手作業は、数字の確認だけです。
集計ルールを外注先しか知らないと、契約が終わった時点で社内では毎月のレポートを作れなくなります。防ぐには、集計ルールの文書化を納品物に含めてください。
AIを含む開発プロジェクト全般の失敗要因は、AIプロジェクトとは?失敗の理由と進め方にまとめています。発注前の体制づくりに使ってください。
そもそも外注すべきかどうかは、集計ルールが文書になっているかで決まります。ルールが文書化済みでデータも揃っているなら、BIツールの購入で足ります。ルールが担当者の頭の中にあり、データが散らばっているなら、集計ルールの文書化とデータの整理から始めて、数字が出続ける仕組みまでを外注してください。

内製では、人材の確保が課題になります。IPAの調査では、DXを推進する人材が「大幅に不足している」と答えた企業が62.1%にのぼりました(IPA「DX動向2024」)。人材類型別に見ると、不足感が最も高いのはビジネスアーキテクトで、次がデータサイエンティストです。採用で人を補う前提で内製を計画すると、人材が足りない市場で人を取り合うところから始めることになります。
発注前に決めておくのは、外注先に渡す作業の層、初回に伝えるデータの状態、依頼に書く判断の中身です。決めておけば、見積もりのブレと失敗パターンの大半を防げます。毎月の集計・レポート作成に人手を取られているなら、数字が出続ける仕組みの構築を検討してください。
弊社は、毎月の集計・レポートが自動で出る仕組みの開発を受託しています。進め方はサービス一覧にまとめています。
本記事は、法人向けにAI・業務システムを開発するNOVEL株式会社の受託開発チームが、実務の知見をもとに構成しています。


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