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Gemini Imagen4使ってみた|2025年最新画像生成AIを徹底解説

AI活用事例

Gemini Imagen4使ってみた|2025年最新画像生成AIを徹底解説

最終更新日:

2025.6.26

監修者情報

岡田 徹

NOVEL株式会社 代表取締役

大阪大学在学中よりエンジニアとして活動し、複数のプロダクト立ち上げを経験。
2019年2月にNOVEL株式会社を設立。

2022年より生成AI領域に特化し、
AIライティングSaaS『SAKUBUN』(累計70万回利用・2万アカウント)を企画・開発。大手メディアや人材企業・出版企業への導入実績を持つ。

現在は中堅企業向けAIコンサルティングに注力し、製造業・小売業・金融機関など業種を問わず、生成AIの導入から定着までを一気通貫で支援している。

著書: 『2冊目に学ぶ ChatGPTプロンプト攻略術』(C&R研究所、2024年)

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本記事では、AIの最前線を走る弊社代表の岡田とエンジニアの秋月が、実際にImagen 4を試しながら交わした対談を元に、その実力とビジネス活用の可能性を徹底解説します。この記事を読めば、Imagen 4の具体的な使い方から、あなたのビジネスをどう変革できるかまで、明確なイメージを掴むことができるでしょう。

Googleの次世代画像生成AI「Imagen 4」とは?

先日、Googleから新たな画像生成AI「Imagen4」が発表されました。これまでもGoogleはImagenシリーズを開発してきましたが、最新版であるImagen4は、品質、速度、そしてコストの面で大きなブレークスルーを果たしています。

岡田:GoogleがImagen4をリリースしたというニュースを見て、早速試してみたんですよ。これが本当にすごくて。

驚異のコストパフォーマンス:1枚わずか9円から

Imagen 4がまず驚かされるのは、その価格設定です。高品質な画像を生成できる「ウルトラ」モデルですら、1枚あたり約9円という破格の価格で利用できます。

岡田:Imagen 4には2つのモデルがあって、通常のやつは1枚当たり0.04ドル、ウルトラは0.06ドル。日本円にすると、ウルトラでも約9円(※1ドル150円換算)なんですよ。これは驚異的な安さですよね。

この低価格は、これまでコストの観点から画像生成AIの導入をためらっていた企業にとって、大きな後押しとなります。Webサイトのキービジュアル、ブログのアイキャッチ、広告クリエイティブなど、あらゆる場面で高品質な画像を大量に、かつ低コストで活用する道が開かれました。

Imagen 4 価格表

モデル

価格(1枚あたり)

日本円換算(目安)

特徴

Imagen 4

$0.04

約6円

高速かつ高品質な画像生成

Imagen 4 Ultra

$0.06

約9円

最高品質の画像を生成

※2025年6月時点の情報です。最新の価格は公式サイトをご確認ください。

「リアルすぎる」表現力と多様なスタイル

価格だけでなく、その表現力の高さもImagen 4の大きな魅力です。プロンプト(指示文)に応じて、フォトリアルな画像からイラスト、漫画風まで、多種多様なスタイルを自在に操ります。

岡田:例えば、「京都旅行の絵はがき」みたいなプロンプトで生成させたら、むっちゃリアルな画像が出てくるんですよ。本当に絵はがきとして使えるレベルで。他にも漫画のようなタッチも作れるらしくて、表現の幅が広いなと感じました。

この高い表現力は、企業のブランディングやコンテンツマーケティングにおいて強力な武器となります。製品のイメージ画像をより魅力的に見せたり、複雑なサービス内容を分かりやすいイラストで表現したりと、アイデア次第で無限の活用法が考えられるでしょう。

引用:https://developers.googleblog.com/ja/imagen-4-now-available-on-gemini-api-and-google-ai-studio/

ビジネス活用の本命?図表作成能力を試す

画像生成AIのビジネス活用において、特に期待が大きいのが「図表作成」の領域です。プレゼンテーション資料や報告書で使われる複雑な図解を、AIが自動で生成してくれれば、業務は劇的に効率化されます。私たちは、Imagen4がこの期待に応えられるのかを試してみました。

挑戦:「ChatGPTとClaude Codeの違い」を図に

岡田:ビジネスで使うなら、やっぱり図表とか使えるんだったらめちゃくちゃ使いたいですよね。そこで試しに「チャットとクラウドコードの違いの図」という、ちょっと抽象的なお題で生成させてみたんです。

結果として出力されたのは、完全に完璧とは言えないものの、概念を捉えようと試みた興味深い図でした。

岡田:なるほど、まあ確かに。なんとなくわかる。マジでなんとなくわかる、という感じでしたね(笑)。完璧ではないですが、AIが概念をビジュアル化しようとしているのは見て取れました。プロンプトをより具体的に、細かく指定していけば、十分に実用的なレベルの図表が作れる可能性を感じます。

この結果は、Imagen 4が単に見た目の良い絵を描くだけでなく、抽象的な概念や構造を理解し、視覚的に表現しようとする能力を持っていることを示唆しています。

ローカライズへの挑戦と今後の課題

一方で、現状の課題も見えてきました。グローバルに開発されたAIモデルの多くがそうであるように、Imagen 4も何も指定しないと西洋風のテイストが出やすい傾向があります。

岡田:生成された図が少し海外風になっちゃってるから、「もうちょっと日本風で」と追加で指示してみました。出てきたアウトプットは「まあね。日本風がこれらしい」という感じで、まだ少し改善の余地があるかなと。

これは、日本のビジネスシーンで利用する上で重要なポイントです。資料に使う人物のイラストやオフィスの風景などが不自然にならないよう、プロンプトで文化的な背景を細かく指定する工夫が求められます。しかし、これは裏を返せば、プロンプト次第で多様な文化圏に対応したビジュアルを生成できるポテンシャルがあるとも言えます。今後のモデルのアップデートで、各地域の文化に対する理解がさらに深まることが期待されます。

Imagen 4はビジネスをどう変えるのか?

ここまでの検証を踏まえ、Imagen 4が具体的にどのようなビジネスインパクトをもたらすのかを考察します。その可能性は、単なる制作業務の効率化に留まりません。

マーケティングとコンテンツ制作の革命

最も直接的な影響を受けるのは、マーケティング部門やコンテンツ制作の現場でしょう。

  • 広告クリエイティブの大量生産: ターゲットや訴求内容に合わせて、複数のパターンの広告バナーやSNS用画像を瞬時に生成。ABテストを高速で回し、コンバージョン率の最大化を図れます。

  • ブログ・オウンドメディアの活性化: 記事ごとに最適なアイキャッチ画像を低コストで作成。読者のエンゲージメントを高め、メディア全体の価値を向上させます。

  • 製品カタログ・資料作成の効率化: 製品のイメージ画像や利用シーンのイラストを必要なだけ生成。これまで外部に発注していたコストと時間を大幅に削減できます。

非デザイナーでも「伝わる資料」が作れる時代へ

Imagen4の真価は、専門的なデザインスキルを持たないビジネスパーソンにも、高品質なビジュアル制作の門戸を開いた点にあります。

秋月:図表作成の機能が進化すれば、エンジニアが技術的な概念を説明する際や、企画担当者が事業計画をプレゼンする際に、専門家に頼らずとも直感的で分かりやすいビジュアルを自分で用意できるようになります。

これは、組織全体のコミュニケーションの質を向上させる上で非常に重要です。アイデアや情報が、より速く、より正確に伝わることで、意思決定のスピードが上がり、プロジェクトの成功確率も高まるでしょう。Imagen 4は、まさに「一億総クリエイター時代」を加速させる起爆剤となる可能性を秘めているのです。

まとめ

今回は、Googleの最新画像生成AI「Imagen4」を実際に試しながら、その実力とビジネスへの応用可能性について探りました。

  • 圧倒的なコストパフォーマンス: 1枚約9円からという低価格で、高品質な画像を生成可能。

  • 高い表現力と理解度: リアルな画像から図表まで、複雑なプロンプトを理解し、多様なスタイルで出力。

  • ビジネス活用の無限の可能性: マーケティングから資料作成まで、あらゆる業務を効率化し、コミュニケーションの質を向上させる。

現状では「日本風」の表現など、まだいくつかの課題は残されています。しかし、それを補って余りあるポテンシャルを秘めていることは間違いありません。Imagen 4の登場は、画像生成AIが「一部の専門家のためのツール」から「すべてのビジネスパーソンのための武器」へと変わる、大きな転換点と言えるでしょう。この強力なツールをいかに自社のビジネスに取り入れ、競争優位性を築いていくか。今、すべての企業にその戦略が問われています。


その業務課題、AIで解決できるかもしれません

「AIで魅力的なマーケティングコンテンツを効率的に作りたい」

「社内資料のクオリティを上げて、コミュニケーションを円滑にしたい」

「画像生成AIを自社のサービスに組み込みたい」

このような課題をお持ちではありませんか?

私たちは、お客様一人ひとりの状況を丁寧にヒアリングし、本記事でご紹介したような最新のAI技術を活用して、ビジネスを加速させるための最適なご提案をいたします。

AI戦略の策定から、具体的なシステム開発・導入、運用サポートまで、一気通貫でお任せください。

「何から始めれば良いかわからない」という段階でも全く問題ありません。 まずは貴社の状況を、お気軽にお聞かせください。

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FAQコンテンツ

Q1: Gemini Imagen4とは何ですか?

A1: Imagen4は、Googleが開発した最新の画像生成AIモデルです。テキストの指示(プロンプト)に基づいて、非常に高品質でリアルな画像やイラスト、図表などを生成する能力を持っています。特に、複雑なプロンプトの理解度やコストパフォーマンスの高さが特徴です。

Q2: Imagen4の料金はいくらですか?

A2: 2025年6月現在、標準モデルが1画像あたり0.04ドル、より高品質なウルトラモデルが0.06ドルで提供されています。日本円で約6円~9円と、非常に低価格で利用できるのが大きな魅力です。

Q3: Imagen4は日本語の指示(プロンプト)に対応していますか?

A3: はい、対応しています。日本語で具体的な指示を出すことで、意図に沿った画像を生成することが可能です。ただし、より細かなニュアンスや文化的な背景を反映させたい場合は、プロンプトに工夫が必要になる場合があります。

Q4: Imagen 4をビジネスでどのように活用できますか?

A4: 主に、①マーケティングコンテンツ(広告バナー、SNS投稿画像、ブログのアイキャッチ)の作成、②プレゼンテーション資料や報告書に用いる図表の作成、③製品デザインのプロトタイピング、④社内コミュニケーション用のイラスト作成など、多岐にわたる活用が可能です。非デザイナーでも高品質なビジュアルを迅速に作成できるため、業務効率化とアウトプットの質の向上に大きく貢献します。

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