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【2025年版】ManusでWebサイト作成!プロンプト一つでLPを生成

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【2025年版】ManusでWebサイト作成!プロンプト一つでLPを生成

最終更新日:

2025.6.19

監修者情報

岡田 徹

NOVEL株式会社 代表取締役

大阪大学在学中よりエンジニアとして活動し、複数のプロダクト立ち上げを経験。
2019年2月にNOVEL株式会社を設立。

2022年より生成AI領域に特化し、
AIライティングSaaS『SAKUBUN』(累計70万回利用・2万アカウント)を企画・開発。大手メディアや人材企業・出版企業への導入実績を持つ。

現在は中堅企業向けAIコンサルティングに注力し、製造業・小売業・金融機関など業種を問わず、生成AIの導入から定着までを一気通貫で支援している。

著書: 『2冊目に学ぶ ChatGPTプロンプト攻略術』(C&R研究所、2024年)

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Webサイト、特にコンバージョンを目的としたランディングページ(LP)の制作は、多くの企業にとって時間とコストのかかる課題です。優れたLPには、魅力的なデザイン、説得力のあるコピー、そして戦略的な構成が不可欠であり、これまでは専門的なスキルを持つデザイナーやエンジニア、マーケターの協力が欠かせませんでした。しかし、生成AI技術の急速な進化は、この常識を覆そうとしています。ChatGPTやGeminiといった大規模言語モデルの登場により、コンテンツ制作のあり方が大きく変わりつつある中、その波はついにWebサイト制作の領域にも及んでいます。

本記事では、AIエージェントツール「Manus」を活用して、WebサイトやLPの作成を自動化する具体的な方法について、弊社内の対談形式で詳しく解説します。プロンプト一つで競合調査からデザイン、コーディングまでをAIが実行する驚きのプロセスと、その実用性、そして現時点での課題までを深掘りします。この記事を読めば、AIによるWeb制作の最前線を理解し、自社の業務効率化や新規事業の立ち上げに活かすヒントが得られるはずです。

Manusとは?AIによるWebサイト/LP制作の新たな可能性

近年、AIを活用したWebサイトビルダーは数多く登場していますが、その中でも「Manus」は特に注目すべきツールの一つです。単にテンプレートを提供するだけでなく、ユーザーの指示(プロンプト)に基づいて能動的に情報を収集し、オリジナルのWebサイトをゼロから構築する能力を持っています。

プロンプト一つで制作プロセスを自動化

従来のWebサイト制作が、ワイヤーフレーム作成、デザインカンプ作成、コーディング、コンテンツ入力といった複数のステップを人間が手作業で行っていたのに対し、Manusはこれらの工程の多くを自動化します。

岡田:Manusの面白い機能の一つに、Webページ作成があります。試しに「生成AI導入支援のサービスLPを作ってくれ」という指示を与えてみました。

秋月:プロンプトだけでLPが作れるというのはすごいですね。具体的にAIはどのような動きをするのでしょうか?

岡田:まず、与えられたテーマに基づいて、AIが自律的にWeb検索を開始します。ここが非常に興味深い点で、単に情報を集めるだけでなく、競合となりうるサービスの調査や比較まで行い始めるんです。

秋月:なるほど。つまり、市場調査のフェーズまでAIが代行してくれると。

岡田:その通りです。どんなLPデザインが効果的か、どのようなコンテンツを含めるべきか、といったことまで調査してくれます。その調査結果はMarkdown形式でまとめられ、制作プロセスの透明性も確保されています。

競合調査からデザイン、コーディングまで一気通貫

Manusの最大の特徴は、調査から実装までを一気通貫で実行する点にあります。市場調査と競合分析を終えたAIは、次のようなステップでLPを構築していきます。

  1. 構成案の作成: 調査結果に基づき、LP全体の構成(セクション分け、見出しなど)を決定します。

  2. コンテンツ生成: 各セクションに必要なキャッチコピーや説明文を生成します。

  3. 画像検索: コンテンツに合わせて、Web上から関連性の高い画像を検索します。

  4. HTML/CSSコーディング: 上記の要素を統合し、Webページとしてコーディングします。

岡田:一連の流れがすべて自動で進んでいくのは圧巻ですよ。調査結果を元にLPを構成し、HTMLでゴリゴリとコードを書き上げていく。まさにAIエージェントが働いているという感覚です。

【実践】ManusによるLP自動生成のリアルと課題

理論上は完璧に見えるManusの自動生成機能ですが、実際のところ、その品質や実用性はどの程度なのでしょうか。ここでは、我々が実際にLPを生成させた際のプロセスと、そこで明らかになったメリットと重大な注意点を解説します。

メリット:圧倒的なスピードと「たたき台」としての価値

最大のメリットは、何と言ってもその圧倒的なスピード感です。人間であれば数日から数週間かかるようなLPの初稿作成が、数分で完了します。

岡田:アイデアを即座に形にできるのは大きな魅力です。特に、新規事業の仮説検証や、クライアントへの提案初期段階でモックアップとして見せるのには非常に有効だと感じました。

秋月:確かに、デザイナーに依頼する前に、「初稿としてこういう雰囲気です」とイメージを共有するためには非常に便利そうですね。認識のズレを防ぎ、手戻りを減らす効果が期待できます。

岡田:ええ。ワイヤーフレームやデザインカンプを作成する手間が省け、いきなり動く状態のLPで議論を始められる。これはコミュニケーションコストを大幅に削減できる可能性があります。

メリット

具体的な活用シーン

圧倒的な制作スピード

新規事業のアイデアを即座にLP化して検証する

イメージ共有の円滑化

デザイナーや関係者との間で、完成イメージのたたき台として使用

工数・コストの削減

ワイヤーフレームやデザインカンプ作成の工数を削減

専門知識が不要

プロンプトを入力するだけで、誰でもLPの初稿を作成可能

デメリットと注意点:著作権という最大の壁

一方で、Manusの利用には看過できない重大な課題も存在します。それが著作権の問題です。

岡田:実際にLPが生成されていく過程で、非常に大きな問題点に気づきました。AIがWeb上から収集してきた画像を、何のためらいもなくLP内に無断で埋め込んでくるんです。

秋月:それは...かなり危険ですね。写っているのがフリー素材ではない企業のスタッフ写真などであれば、肖像権の侵害にもあたりかねません。

岡田:まさにその通りで、生成されたLPには、全く知らない会社の方々の写真が使われていました。これは法的に極めてリスクが高く、そのまま公開することは絶対にできません。生成されたLPは、公開前に人間が全ての要素を注意深くチェックし、問題のある画像を削除・差し替える作業が必須です。

秋月:技術的に「できるからやった」という段階で、まだ法務や倫理的な側面が追いついていない典型的な例ですね。

岡田:はい。幸い、Manusには編集機能があり、公開前に問題の画像を削除できましたが、このリスクを知らずに使うと大変なことになります。生成されたからといって、安易に公開ボタンを押してはいけません。

生成されたWebサイトの公開と品質

著作権の問題をクリアしたとして、次に気になるのが生成物の品質です。Manusでは、生成したWebサイトをワンクリックで公開し、URLを発行する機能まで備わっています。

岡田:問題の画像を削除した後、実際にWebサイトとして公開してみました。レイアウト自体はそれなりに整っており、LPとしての体裁は保たれています。

秋月:なるほど。ただ、デザインの微調整や、特定の要素をカスタマイズしたい場合はどうなのでしょうか?

岡田:そこが次の課題ですね。現状ではまだ、「もう少し編集が必要だな」というクオリティです。速攻で形になるのは素晴らしいですが、そのままビジネスの“本番”で使えるレベルかと言われると、まだ調整の余地が大きいと感じます。結局は、生成されたものをベースに、人間が手を入れる必要があるでしょう。

まとめ:AIと人間の協業による新しいWeb制作フローの幕開け

今回検証したAIツール「Manus」は、プロンプト一つで競合調査からLP制作までを自動化するという、未来のWeb制作を垣間見せてくれる非常に野心的なツールでした。

圧倒的なスピードでLPの初稿を生成できる点は、アイデアの検証やチーム内のイメージ共有において絶大な効果を発揮する可能性を秘めています。デザイナーに依頼する前の「たたき台」として活用すれば、制作プロセス全体を効率化し、コミュニケーションコストを削減できるでしょう。

しかしその一方で、Web上からの画像無断使用という、著作権上の重大なリスクも内包しています。AIが生成したものを鵜呑みにするのではなく、必ず人間が介在し、倫理的・法的なチェックと品質の最終調整を行うことが不可欠です。

Manusはまだ「技術先行」の側面が強いツールですが、このようなAIエージェント技術が今後さらに洗練され、Chromeのようなブラウザに標準搭載される未来もそう遠くないかもしれません。重要なのは、AIに全てを任せるのではなく、AIを「優秀なアシスタント」として捉え、人間がクリエイティブな判断や最終的な意思決定を行うという協業の姿勢です。この新しい波を乗りこなし、賢く活用することが、これからのビジネスの成否を分ける鍵となるでしょう。

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よくあるご質問(FAQ)

Q1: Manusで作成したLPやWebサイトは商用利用できますか?

A1: 技術的には可能ですが、現状では注意が必要です。特に、AIが自動で収集・配置する画像には著作権で保護されたものが含まれる可能性が非常に高く、そのまま商用利用すると権利侵害に当たるリスクがあります。利用する際は、全ての画像やコンテンツを個別にチェックし、権利関係がクリーンなものに差し替える作業が必須です。

Q2: プログラミングの知識がなくてもLPを作成できますか?

A2: はい、作成自体はプログラミングの知識がなくても可能です。自然言語で指示(プロンプト)を与えるだけで、ManusがHTMLやCSSのコードを自動で生成してくれます。ただし、生成されたデザインの微調整やカスタマイズを行いたい場合は、HTML/CSSの基本的な知識があった方がスムーズです。

Q3: 生成されるデザインの質はどの程度ですか?

A3: デザインの質は「実用的な初稿(たたき台)」レベルと考えるのが適切です。一般的なLPの構成要素(ヒーローセクション、特徴、料金プラン、FAQなど)を備えた、整ったレイアウトが生成されます。しかし、企業のブランドイメージに完全に合致させたり、細部にこだわったユニークなデザインを実現したりするためには、専門のデザイナーによる手直しが必要になる場合が多いでしょう。

Q4: Manusは日本語に対応していますか?

A4: はい、プロンプトは日本語で入力することが可能です。AIが日本語の指示を解釈し、LPのコンテンツも日本語で生成します。ただし、UIや一部のドキュメントは英語が中心となる場合があります。


注釈

  • Manus: プロンプトに基づいてスライド、Webサイト、ドキュメントなどを自動生成するAIエージェントツール。

  • LP(ランディングページ): 検索結果や広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするページ。特定のアクション(商品購入、問い合わせなど)を促すことに特化している。

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