2024年、生成AI市場を牽引するOpenAIが、経常収益100億ドル(約1.5兆円)を突破したというニュースが世界を駆け巡りました。ChatGPTの登場以来、その勢いはとどまるところを知らず、ウィークリーアクティブユーザーは5億人、有料のビジネスユーザーは300万人に達し、わずか3ヶ月で100万人も増加するなど、驚異的なスピードで成長を続けています。しかし、その急成長の裏側では巨額の赤字も報じられており、売上高の30倍とも言われるその評価額の妥当性については、市場で様々な意見が交わされています。果たしてこの成長は本物なのでしょうか。今回は、NOVEL株式会社の代表である岡田氏と、現役エンジニアの秋月氏が、OpenAIの財務状況、巨大企業との比較、そして今後の展望について深く掘り下げます。岡田 OpenAIの収益が100億ドルを超えたらしいですね。秋月 すごいですね。赤字はどうなんでしょう。まだめちゃくちゃ赤字だと思います。黒字化の目処が立たないとか。岡田 ですよね。ただ、300万人ぐらい課金してるらしいですよ。5億人のウィークリー・アクティブ・ユーザーと300万人の有料ビジネスユーザーを抱えていると。この数ヶ月で100万人も増えたんですね。3ヶ月で、これはすごい。岡田 OpenAIの評価額は売上高の30倍だそうです。秋月 売上高の30倍ですか。それはPSRですね。岡田 そう、PSRです。利益もまだ出ていないから、売上の何倍かで評価額をつけるしかないんでしょうけど、それにしてもすごい。でも、実際に1.5兆円も売り上げているわけだから、その実力は本物ですよね。変な売上ではなく、ちゃんと製品があって、しかもサブスクリプションモデルだから収益構造は固い。秋月 確かにそうですね。黒字化が大きな課題ですが。岡田 ちなみに、Googleの売上は3500億ドル、日本円で約50兆円です。だからOpenAIはGoogleの約35分の1。でも、OpenAIは5年後ぐらいに1250億ドルの売上を目指していると。もしこれが達成できたら、Googleの3分の1ぐらいの規模にまで迫ることになります。Googleレベルの企業になってもおかしくない。秋月 全然おかしくないですね。岡田 参考までに、日本のトップ企業であるトヨタの年商が約50兆円で、利益がだいたい5兆円くらい。Googleとトヨタは意外にも売上規模は同じくらいなんです。でも、Googleの方が利益率が圧倒的に高くて、利益は15兆円出ている。トヨタの3倍です。秋月 なるほど。岡田 成長率と利益率が高いから、Googleの方が企業価値の評価が高くつくのは当然ですよね。秋月 そうですね。ただ、OpenAIはもうとんでもないスピードで売上が増えていると思います。岡田 まさに。この成長率を維持できれば、IT業界の勢力図を大きく塗り替える存在になることは間違いないでしょうね。その業務課題、AIで解決できるかもしれません「AIエージェントで定型業務を効率化したい」 「社内に眠る膨大なデータをビジネスに活かしたい」このような課題をお持ちではありませんか?私たちは、お客様一人ひとりの状況を丁寧にヒアリングし、本記事でご紹介したような最新のAI技術を活用して、ビジネスを加速させるための最適なご提案をいたします。AI戦略の策定から、具体的なシステム開発・導入、運用サポートまで、一気通貫でお任せください。「何から始めれば良いかわからない」という段階でも全く問題ありません。 まずは貴社の状況を、お気軽にお聞かせください。>> AI開発・コンサルティングの無料相談はこちら