【2021年版】アジャイル開発の特徴や費用、メリットを解説

  • 「アジャイル開発ってよく聞くけどその意味は?」
  • 「アジャイル開発とウォーターフォール開発はどう違うの?」

という疑問をお持ちではありませんか?

そこでこの記事ではそんなアジャイル開発に関するお悩みを、2年間、開発会社を経営していた経験から説明します。

具体的には

  • アジャイル開発の意味
  • ウォーターフォール開発との違い
  • アジャイル開発のメリットと向いているプロジェクト

の順番にご紹介していきます。

5分くらいで読めますし、アジャイル開発についてよく分かる内容となっておりますので、ぜひ読んでみてください。

目次

「アジャイル開発」とは複数ある開発手法の1つ

アジャイル開発とは、プロジェクトを小さい単位で区切って開発作業をおこなっていく手法です。

アジャイルには「素早い」や「機敏」といった意味があり、開発現場においては短期間のサイクルで開発工程を繰り返していくのが基本となっています。

イテレーション(反復)と呼ばれるサイクルが基軸となり、具体的には「計画」→「設計」→「実装」→「テスト」という順で作業をおこない、リリースを繰り返していきます

アジャイル開発では機能単位でイテレーションをおこなっていくため、プロジェクトの大枠が決まっていれば開発を進めることが可能です。

複数のサイクルによってプロジェクトが構成されるので、計画途中の仕様変更にも柔軟に対応できます

優先度が高いものから着手し、最終的にそれぞれの機能を合わせて完成させる流れになるのが、アジャイル開発という手法の特徴です。

ウォーターフォール開発との違い

アジャイル開発の比較対象とされるのが、ウォーターフォール開発です。

ウォーターフォール開発は従来の開発スタイルとして知られていて、初期段階でプロジェクト全体の要件定義や設計を決めてしまうのが特徴となっています。

「計画」→「設計」→「実装」→「テスト」という順で開発工程を進めていく点はアジャイル開発と同様ですが、こちらは小単位ではなくプロジェクト全体を一つのサイクルとして捉えます。

そのため後から計画内容を変更することが難しく、成果物を受け取れるのはプロジェクトがすべて完了してからです。

ウォーターフォール開発は綿密にプロジェクトを計画できる一方で、突然の仕様変更などに弱いと言えるでしょう。

アジャイル開発とウォーターフォール開発の違いをまとめると、以下のような表になります。

アジャイル開発ウォーターフォール開発
・プロジェクトを機能単位で区切る
・大枠を決めた段階で開発を始める
・イテレーションによるサイクルを繰り返す
・機能が完成するごとにリリースする
・必要に応じて計画の変更をおこなう
・プロジェクトを全体で一つのものとして捉える
・要件定義や計画を厳密に決めてから開発を始める
・プロジェクト全体を一つの単位として計画を進める
・すべての開発工程が終了してからリリースする
・基本的に計画の変更ができない

アジャイル開発を選ぶメリット

アジャイル開発を採用することには、いくつかのメリットが考えられます。

以下でメリットを確認し、アジャイル開発を使う理由にならないかチェックしてみてください。

  • システムの仕様を全て決める必要がない
  • 動くシステムをすぐに触ることができる
  • 細かい仕様変更に対応できる

アジャイルが適切なケースは意外に多いので、さっそくみていきましょう。

システムの仕様を全て決める必要がない

アジャイル開発はシステムの使用をすべて決める必要がないため、開発をすぐに始めることができます。

スピーディに計画を進められるので、短期での納期を考えているときにはメリットが大きくなるでしょう。

システムの仕様を綿密に決めないということは、開発しながら必要な機能を適宜取り入れていけるということにもなります。

開発に関わる人たちとコミュニケーションを取りながら、話し合いの結果を採用していけるので、そのときに求められる最適な機能を実装可能です。

ビジョンはあるけれど、明確な仕様まではまだ決まっていないという場合にも、開発を進めることができるでしょう。

動くシステムをすぐに触ることができる

アジャイル開発はイテレーションごとに機能を完成させ、その度にリリースする開発方法です。

そのため実際に動くシステムをすぐに触って、その使い心地を確かめることができます。

システムの感触を確認した上で次のサイクルに移行できるので、開発結果をどんどん反映しながらプロジェクトを進められるのがメリットです。

実際にシステムを動かしてみると、「もっと〇〇のような機能がほしい」「この部分は削除しても問題なさそうだ」といった具体的なプランが見えてくることがあります。

アジャイル開発を採用することで、現場だからわかる情報を頼りに計画を進めていくこともできるかもしれません。

細かい仕様変更に対応できる

アジャイル開発はプロジェクトを区切って開発をおこなうため、途中で細かい仕様変更が必要になっても対応可能です。

仮に急な仕様変更が求められても臨機応変に開発プランを変更して進められるので、プロジェクトにおけるリスクを最小限に抑えることができるでしょう。

また、開発途中にトラブルが発生した場合も、アジャイル開発であれば少ない工数で修正をおこなうことができます。

機能が完成するごとにリリースされるので不具合にも気づきやすく、イテレーションを確認することで簡単に対処可能です。

一方でウォーターフォール開発の場合には、不具合が発覚した部分によっては多くの工数を戻らなければならず、時間と費用が大きくなるリスクがあります。

開発途中に万が一問題が起きたときにも対処しやすいので、アジャイル開発はリスクヘッジの点でもメリットがあると言えるでしょう。

アジャイル開発で進めるときのデメリット

アジャイル開発にはメリットだけでなく、デメリットもいくつかあります。

以下で主なデメリットを確認し、導入時の注意点として把握しておくことがおすすめです。

  • 予算・完成時期の予測がしづらい
  • クライアントと開発会社が一蓮托生で動く必要がある

失敗しないためにぜひ参考にしてください。

予算・完成時期の予測がしづらい

アジャイル開発は最初に細かな要件定義をおこなわないため、プロジェクトの予算や完成時期を予測することが難しいです。

具体的にどれくらいの費用がかかるのか、いつ頃完成品がリリースされるのかといった点については、概算で把握しなければならないでしょう。

プロジェクトの詳細が決められていないため、今がどの程度の進捗状況なのかといった現状把握も難しいです。

スケジュールを立てたり、エンジニアの動きをコントロールしたりといった作業も難易度が高くなるため、気づいたときには予定していた納期に間に合わなくなっているというケースも考えられます。

クライアントと開発会社が一蓮托生で動く必要がある

基本的にアジャイル開発では、クライアントと開発会社が結託してプロジェクトを動かしていかなければなりません。

詳細を決めずに開発を進めるという性質上、アジャイル開発の最中には方向性がズレたり、当初の目的がブレたりといったことも多いです。

そのため常にクライアントと開発会社が一蓮托生で動き、プロジェクトの問題点や課題を確認し合う関係性が必要になります。

アジャイル開発においては、クライアントもメンバーの一員として数えられます。

積極的なコミュニケーションを通して、相互に協力し合える関係性を築くことがポイントです。

アジャイル開発で不安があるならジツゲン!に相談

アジャイル開発の内容を知ることで、不安に感じたことや、疑問に思ったことなどがあったかと思います

そのままプロジェクトを進めると、壁にぶつかったり、意外に見落としがちなトラブルが起きてしまうこともあるでしょう。

もし、不安なことがあるならジツゲン!にご相談ください

要件定義からアジャイルが本当に適切な開発手法なのかまで、丁寧に説明させていただき、適切なソリューションを提案します。

アジャイル開発の工程・流れ

アジャイル開発の工程・流れは以下のとおりです。

非常に短いですが、何度も繰り返されることで1つの大きなWebシステムを作成できる便利な手法です。

  1. 計画
  2. 設計
  3. テスト
  4. 開発

アジャイル開発では、この4つの工程を何度も繰り返すことで1つのシステムを開発していきます。

そのため、計画の時点では検討していなかった追加機能がテストの段階で見つかったら、開発したあとに検討して次の計画に盛り込むといったことが可能です。

1つの機能を単位として小さいサイクルを回していくことをインテレーション(反復)と呼び、1週間から4週間ごとに何度もリリースを繰り返します

アジャイル開発を成功させるための秘訣と課題

アジャイル開発を成功させるためには、以下のようなポイントを押さえておきましょう

  • 計画は丁寧に進める
  • バグやトラブルの対処は起きることを予想する
  • 品質の担保のために費用を用意しておく

こうした項目は、しばしば課題に挙がることがあります。

アジャイル開発は、何度も同じプロセスを繰り返していく手法のため、計画を丁寧に進めなければ余計な工数が増えるばかりでゴールに辿り着けません

新しい機能などを追加していくうちに、気がついたら本来作成したかったシステムとはかけ離れることがあるでしょう。

また、小さくリリースしてはユーザーやオーナーの意見に基づいて修正していくため、バグやトラブルの対処は意外に多くあります

まったくバグ・トラブルなく慎重に進めていきたいと考えても、起きることを予想して動けるようにしておくとよいでしょう。

品質の担保のために使える予算を十分に用意し、不足の事態にも対応できる余裕を持って開発をスタートさせるのがおすすめです。

アジャイル開発が向いているプロジェクト

アジャイル開発には、プロジェクトによって向き不向きがあります。

アジャイル開発が向いているプロジェクトの代表例は以下の2つです。

  • 新規サービスの開発
  • やってみないとわからない開発

どのようなプロジェクトの際に採用することがおすすめなのかをみて、判断するのもよいでしょう。

新規サービスの開発

新規で立ち上げるサービスの開発プランに関しては、アジャイル開発が向いていると言えます。

新規事業の場合には参考にできるデータが限られているため、サービスの要件は常に変わる可能性があり、事前に予測した予算や時間ではまかなえないことも珍しくありません。

そのためがっちりと事前に要件と予算を決めてしまうウォーターフォール開発よりも、アジャイル開発の方がマッチするでしょう。

特に技術の進歩が早く、トレンドの移り変わりが激しい分野で新規サービスの開発をおこなう場合には、仕様変更が求められることが増えます。

こまめに修正や追加をおこなっていくことを見越して、アジャイル開発を導入することが検討されるでしょう。

やってみないとわからない開発

実際にシステムを導入してからでなければ明確なことがわからない事業でも、アジャイル開発がおすすめです。

例えばAIの導入などを実施する場合、まず実際に試してみなければどの程度の精度が出せるのか判断できません。

結果を参考にその後の仕様を決定することになるので、仕様変更を前提として捉えられるアジャイル開発が向いています。

計画段階で不確実な要素が多いプロジェクトには、アジャイル開発を採用することが考えられるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

アジャイル開発について解説しました。

アジャイル開発はウォーターフォール開発にはない多くのメリットがポイントですので、プロジェクトの内容によっては本格的な採用を検討してみてくださいね。

また、弊社(NOVEL株式会社)では、アジャイル開発のご相談もお受けしております。
上場企業出身のエンジニアやスタートアップのCTO経験者なども在籍しておりますので、是非ご相談いただければと思います

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