オフショア開発の進め方は?プロが徹底解説します!

「オフショア開発ってどうやって進めればいいの?」

「日本で開発するときと同じような感じでいいの?」

という疑問をお持ちではありませんか?

そこでこの記事では、オフショア開発の進め方が分からないというお悩みについて、実際にオフショア開発会社に発注した経験を持つ筆者が解説します。

本記事では下記についてまとめました。

  • オフショア開発の進め方
  • オフショア開発を成功させるための重要なポイント

5分程度で読める記事ですので、是非読んでみてくださいね。

目次

オフショア開発の進め方

システム開発をするときに検討したいのが、オフショア開発ですよね。

人件費が下がり、計画変更にも対応しやすい方法ですが、全体的な流れや進め方を知らなくては中途半端の開発となり失敗してしまいます。

そこで、システム開発の進め方をわかりやすく以下のように分けて説明していきます。

  1. 開発の目的を明確にする
  2. 要件定義をできるところまで自社でおこなう
  3. 数社見積りをしてみる
  4. 契約内容を確認する
  5. 担当者と仕様書を作成し細かい部分を詰める
  6. 定例会を設けて進捗を確認する
  7. 担当者と動作確認をする
  8. システムをリリースする

オフショア開発を成功させるためにも、まずは確認してみてください。

開発の目的を明確にする

オフショア開発では、開発の目的を明確にするところから始めます。

なぜなら、海外では日本の社内で通用する「暗黙の了解」が通らないためです。

例えば、開発の目的が「業務効率の向上とコストカット」にあったとしましょう。

しかし、オフショア開発で依頼したチームに目的が伝わらなかったとき、「業務効率は向上したが維持コストが異常に高くなった」となりかねません。

つまり、目的を明確にすることは、そもそもの開発目的にズレが起きないようにするためにも必要不可欠といえるわけです。

「大体こんな感じで伝わるだろう」

「いつも社内で伝達している内容で十分だろう」

このような認識でオフショア開発を進めたとしても、海外では仕様書に書かれていないことは実装されません。

開発の目的と仕様を明確にして、海外チームにもきちんと伝わるように準備しておくことが大切です。

要件定義をできるところまで自社でおこなう

発注者の要求を明確にし、システム開発の方向性を決めるために重要な要件定義。

この要件定義は、できる限り細かい部分まで自社でおこなうようにしましょう。

何となく要件定義を決めて海外チームに発注すると、正しくシステムが開発されずに失敗してしまう可能性が高くなるためです。

目的を明確にすることと同様、正しく開発者に伝わるよう、必要な機能などは全て文章にすることをおすすめします。

各機能ごとに細かく要件定義をおこなうことで、のちに変更や修正などをおこなう必要がなくなるのです。

ただ、全てを自社で行っていては時間がかかってしまいます。

そのため必要最低限、できるところまでは自社で行うようにすると良いでしょう。

数社見積もりをしてみる

目的を明確にし、要件定義を自社でできるところまでおこなった後は、複数社に見積りを依頼します。

なぜなら、オフショア開発は、開発国ごとに特徴やリスク、料金が異なるためです。

それぞれの開発会社に見積りを出し、一番自社に合うと思われる会社に依頼しましょう。

実績やサポート体制を確認しながら、料金と見合っているのかも社内で検討する必要があります。

  • 設計費
  • 管理費
  • 人件費
  • 通信費

人件費は総じて安くなる傾向にありますが、開発にかかる工数によっては見積りが高くなる会社もあるため、注意が必要です。

自社に海外チームとコミュニケーションがとれる人材がいる場合には、ブリッジSEのような形で動いてもらうことができるため、コストをさらに抑えることができるでしょう。

契約内容を確認する

発注するオフショア開発会社が決まったら、契約内容を確認しましょう。

オフショア開発では、仕様を明確にしてから開発を依頼するウォーターフォールモデルと、状況に応じて柔軟に開発を進めるアジャイル開発があります。

プロジェクトの種類や目的にあわせて、自社にとってベストな契約内容になっているのかを確認しなくてはなりません。

仕様変更や修正などに対応可能な契約内容になっているのか、自社が不利益を被るような内容になっていないかどうかを確認しましょう。

契約内容によっては前金が必要になるものもあります

自社で発注しない内容と異なる箇所がないかどうか、細かくチェックしておくことが大切です。

担当者と仕様書を作成し細かい部分を詰める

担当者と一緒に仕様書を作成し、細かい部分を詰めていきましょう。

オフショア開発では、仕様書の内容が正確に翻訳されているかどうかがポイントとなります。

なぜなら、仕様書が曖昧に作成されていた場合、問題が起きても開発会社に対して追及することができないためです。

前述のとおり、オフショア開発では仕様書にないものは実装されないことがほとんど。

「仕様書にないものでも、暗黙の了解で実装してくれるだろう」という考えは通りにくいです。

細かい部分まで詰めてから、開発チームへ正しく伝達できるようにしておきましょう

最低限満たしてほしいものをリストアップしておく方法も、オフショア開発ではおすすめできます。

定例会を設けて進捗を確認する

依頼したあとは任せきりではなく、定例会を設けて進捗を確認しましょう。

オフショア開発では、常に海外の開発チームとコミュニケーションを取りながら、進捗を確認することが大切になります。

依頼する国によっては、スケジュールや納期に対しての管理が甘く、発注したものが完成するまでに時間がかかるケースがあるためです。

  • いつまでに納品して欲しいのか
  • どこまで進めてほしいのか
  • プロジェクトで問題はないか

遅延が発生しないように定例会でスケジュールを伝えることで、現地のエンジニアも指示に従い対応してくれます。

改善してほしい箇所を直接エンジニアに伝えることは、本来の目的からズレないためにも大切な要素です。

進捗の確認は、人によって煩わしく感じるかもしれませんが、システム開発においては重要な仕事であり、プロジェクト成功の鍵です。

定例会を設けて進捗を確認し、改善点を伝えて良好な関係を築けるよう密なコミュニケーションを意識しましょう。

担当者と動作確認をする

オフショア開発会社に依頼したシステムが納品されたら、担当者と一緒に動作確認をおこないましょう。

自社で用意した仕様書にそって開発されているか、正しく動作するかどうかを検証します。

担当者と一緒に確認する理由は、不具合があった場合にすぐに改善対応を依頼できるようにするためです。

自社のみで動作確認をして不具合を発見しても、そこから海外チームへ不具合の報告をして指示を出すとなると時間がかかります。

効率よく手間が少ない状態でシステム開発が進むよう、担当者と一緒に動作確認を行うことが大切です。

システムをリリースする

すべて依頼通りに完成したのちに、システムをリリースします。

無事にリリースできても、不具合やアップデートへの対応が必要になるケースもあるでしょう。

そのような場合の緊急連絡手段を事前に確保しておき、対応をどこまで依頼できるのかも明確にしておく必要があります。

システムリリースが完了すればオフショア開発は完了ということではないため、海外チームとの信頼関係を維持し、システムを運用できるようにしておきましょう。

一番大事なものはコミュニケーションと信頼感

オフショア開発の進め方で一番大切になるものは、コミュニケーションと信頼感といえます。

お互いに信頼関係が築けていない場合、システム開発を依頼しても、

  • 「不具合が起きるのではないか」
  • 「本当に依頼した内容で進めてくれているのか」
  • 「目的に合った適切なシステムが完成するか」
  • 「予算内でコストを抑えられるか」

などの不安がつきまとうためです。

海外の優秀なエンジニアとコミュニケーションを取りたくても、言葉や時差の壁があり、なかなかスムーズに進まないこともあるでしょう。

円滑にコミュニケーションをとり、信頼関係を築いていくためにも、定例会を行い進捗を確認したり、定期的に直接対話をしたりと、海外チームとの連携を意識したシステム開発を目指すことが大切です。

オフショア開発の進め方を覚えたら、コミュニケーションと信頼に重点を置いて焦らず進められる環境を整えるのがおすすめです。

まとめ:オフショア開発を進める要となるのはコミュニケーション 

オフショア開発を成功させるための進め方について、以下のような順を追って解説しました。

  1. 開発の目的を明確にする
  2. 要件定義をできるところまで自社でおこなう
  3. 数社見積りをしてみる
  4. 契約内容を確認する
  5. 担当者と仕様書を作成し細かい部分を詰める
  6. 定例会を設けて進捗を確認する
  7. 担当者と動作確認をする
  8. システムをリリースする

流れをみると大変そうなイメージを感じる人もいますが、意外にスタートしてみるとスムーズに進むことが多いです。

ただし、オフショア開発では、海外エンジニアとのコミュニケーションや信頼関係、そして、正確な伝達が成功の鍵を握ります

国内での開発と海外での開発では、国によるさまざまな違いがあることを理解したうえで、仕様書の準備や伝達を行うことが大切です。

オフショア開発を成功させるためにも、まずは自社で目的を明確にするところから始めましょう。

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