オフショア開発の成功事例は?失敗事例も含めて説明します

  • 「オフショア開発ってどんな企業がやっているの?」
  • 「オフショア開発の成功事例や失敗事例ってあるの?」

という疑問をお持ちではありませんか?

そこでこの記事ではそんな「オフショア開発の成功事例・失敗事例が気になる」というお悩みを、2年間、開発会社を経営していた経験から説明します。

結論、オフショア開発を導入する際には成功事例と失敗事例を参考にして計画を立てるのがベストです。

根拠はこれまでの事例を知ることで、良い部分の導入とリスク回避を同時に行うことができるからです。

本記事では下記について記載していきます。

  • オフショア開発の成功事例
  • オフショア開発の失敗事例
  • オフショア開発のおすすめ企業5選

5〜10分程度で読める記事ですので、是非読んでみてくださいね。

目次

オフショア開発とは?

まずは基本として、オフショア開発の意味から解説していきます。

オフショア開発という言葉が使われるようになってからそれなりの時間が経過していますが、まだまだ完全に定着したわけではありません。

以下を参考に、オフショア開発の基本的概要をチェックしてみてください。

海外の開発会社にシステム開発を依頼すること

オフショア開発とは、海外の開発会社や子会社にWebシステムの開発などをい依頼する手法のことです。

「off shore」には岸から離れるという意味があり、国内の事業を海外のリソースを使って進める開発手法と定義されています。

国内で開発プロジェクトを進めるエンジニアが集まらないときや、人件費をはじめとした開発コストを抑えたいときなどには、オフショア開発の採用が考えられるでしょう。

オフショア開発の導入率は日本でも高まっていて、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の調査によると国内企業の約45%が実際にオフショア開発を利用しているというデータがあります。

オフショア開発は既に特別な手法ではなく、一般的な選択肢の一つとして確立されていることがわかりますね。

オフショア開発のように海外のリソースを活用する開発手法は、投資が行える大企業特有のものに思われますが、実際は中小企業でも積極的に導入されています。
インターネットによる簡易的なグローバル化が促進されたため、実際に海外に出向かなくても開発を委任できるようになりました。
物理的な距離が障害にならなくなったことから、手軽にオフショア開発の採用を選択できるようになっているのです。
また、多様な考え方や文化を取り入れていく「ダイバーシティ」が広がって心理的な障壁がなくなっていることも、オフショア開発の追い風になっています。
物理的・心理的の両面でオフショア開発が導入しやすい環境になってきているため、今後も多くの企業で採用されていくことが予想されます。

どんな国に発注できるのか

オフショア開発を発注できる国には、ベトナム、インド、中国、タイ、インドネシアなどがあります。

主に東南アジアに依頼することが多く、オフショア開発企業の多くがそれらの地域に開発拠点や提携企業を持っています。

いずれの国も高度なIT技術を持ったエンジニアが多かったり、人件費が国内よりも安く抑えられたりといった特徴があります。

それぞれの国に文化や労働体制などの違いがあるため、オフショア開発では各国の事情を確認した上で理解を進めておく必要があります。
また、コミュニケーションには英語をはじめとした外国語が必要になるケースも多いので、英語力のある人材を確保するなどの対策が必要です。

オフショア開発の成功事例3選

オフショア開発を実施している企業は多いため、成功事例もたくさん報告されています。

成功事例を知ることは具体的な業務イメージを持つことにつながり、オフショア開発のプロジェクトを立案するきっかけにもなります。

以下ではオフショア開発の3つの成功事例を紹介しますので、それぞれを参考にしてみてください。

思った以上にエンジニアの能力が高かった

Webマーケティング事業を担う「株式会社ウィルゲート」は、多様な開発ニーズに対応できる人材資源獲得を目指し、オフショア開発を行いました。

ベトナムのオフショア開発会社「エボラブル アジア社」でラボ開発を行った結果、「思った以上にエンジニアの能力が高かった」という成功事例を体験しています。

エンジニアの能力の高さは業務の進行をスムーズにし、高クオリティの製品を生み出す下地になります。

それ以外にも、株式会社ウィルゲートの成功事例では優秀なエンジニアの存在は自社のエンジニアにとっても刺激になり、意識の向上などの相乗効果を引き出したとのこと。

既存の職場環境にもメリットがあるという点は、オフショア開発の隠れた魅力になるでしょう。

そのほか、エボラブル アジア社は人事・総務・評価など、プロジェクトに関わる管理業務もサポートしてくれます。

開発業務に集中しやすい環境を整えることができるため、初めて海外に支社を立ち上げるときなどにも心強い存在です。

日本のエンジニア単価と比較するとコスト面にもメリットがあり、料金システムも明瞭であるため安心してオフショア開発をはじめられます。

コスト面でメリットがあったという株式会社ウィルゲートの成功事例ですが、「本質的なコスト削減の効果を実感できたのはしばらく時間が経過してからだった」と話されています。
最初は事業内容の理解や専門知識の把握などに時間がかかるため、ある程度のコストは必要とされます。
オフショア開発のコストを考えるときには、中長期的な視点を持ってプロジェクト全体を管理するのがポイントです。

受注から納品までの制作スピードが大きく改善

「株式会社アイエフヴイアジア」はオフショア開発の成功事例の一つとして、顧客の企業が「受注から納品までの制作スピードが大きく改善した」というケースを紹介しています。

これまでアプリの制作や運用を日本の制作会社に任せていた企業Aは、オフショア開発のラボ型開発を導入したことで、開発スピードアップを実現しました。

制作スピードの上昇効果によって、スピーディなプロジェクト進行が可能となっているのです。

また、こちらの成功事例では外注コストが50%に削減できたというメリットも伝えられています。

国内だけのリソースを使うよりも、大きなメリットがあると考えられるでしょう。

オフショア開発の魅力であるスピードアップとコストダウンの両方を実現できた事例であるため、典型的なオフショア開発の活用事例として紹介できます。

運用保守の移管に成功

ゴルフビジネスを展開する「株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン」は、オフショア開発による運用保持を行っています。

「株式会社コウェル」のオフショア開発を活用し、運用保守業務の70%をベトナムに移管することに成功しました。

運用保守の作業をアウトソーシングに振り分けることができたため、その分のリソースを別の業務に活かすことができるでしょう。

株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインの成功事例では、年間約2億円のコスト削減に成功したという結果が出ています。

開発チームも2名から50名に拡大できたため、事業の環境改善が見込まれます。

新規の開発案件だけでなく、運用保守など既存の環境の移管にも活用できる点も、オフショア開発の魅力です。

オフショア開発の失敗事例3選

オフショア開発は多くのメリットを持つ開発スタイルですが、なかにはその特性を上手に活用できなかった事例もあります。

以下では失敗事例を紹介しますので、参考にしてみてください。

細かいニュアンスの部分が伝わらなかった

オフショア開発は外国人のエンジニアといっしょに仕事をするため、「細かいニュアンスが伝わらなかった」というコミュニケーションの失敗事例は多いです。

日本語から英語などに言葉を変換していく工程で、意図が伝わりづらくなることは珍しくありません。

言語スキルの高いコミュニケーターを設置するなど、意思疎通を明確にするための工夫が求められます。

オフショア開発では言葉の違いだけでなく、文化の違いにも注目する必要があります。
日本では当たり前に行われていることでも、外国では非常識に当たるというケースも多いです。「〇〇してもらうつもりだった」という決めつけは、スムーズな計画進行を妨げるきっかけにもなるでしょう。
オフショア開発では言葉と文化が異なることをまずは理解し、その上できちんとコミュニケーションを取っていく必要があります。言葉だけでなく図などを使って意図を伝えたり、複数回のミーティングを重ねて関係性を構築したりといった、積極的なアクションがポイントです。

スケジュール遅延によるコスト増大

オフショア開発の失敗事例として多く挙げられるのが、スケジュールが遅延したことによるコストの増大です。

海外の文化や考え方の違いなどによって、納期がきちんと伝わっていなかったというケースも起こり得ます。

スケジュールを明確にするだけでなく、こまめに進捗を確認して本当に意思疎通ができているのかを把握することがポイントです。

スケジュール遅延は、オフショア開発先への業務の丸投げが原因になることが多いです。
すべてを委任するのではなく、スケジュールの管理などには手間をかけて、スムーズにプロジェクトが進められるようにしましょう。

ブリッジSEとチャットが通じない

オフショア開発では、現地との橋渡し役となるブリッジSEを設置することが多いです。

このブリッジSEとチャットが通じずにコミュニケーションが満足に取れなくなったため、要求していた製品と違うものができてしまったという失敗事例もあります。

正確なコミュニケーションのためにブリッジSEを活用したのに、その特性を上手に活かせなかったパターンですね。

例えばオフショア開発を行う国と日本との時差が大きいと、ブリッジSEと連絡を取るタイミングが限られることがあります。

ブリッジSEの判断に任せることが多くなると、想定していたものとズレが生じやすくなるでしょう。

ブリッジSEと定期的にチャットをする時間帯をあらかじめ設けて、連絡が停滞しないように事前準備をすることがポイントです。

おすすめのオフショア開発会社5選

オフショア開発の成功事例と失敗事例を確認した後には、具体的に依頼するオフショア開発会社を選択します。

以下からはおすすめのオフショア開発会社を5つ紹介しますので、それぞれの特徴を参考にして発注を計画してみてはいかがでしょうか。

株式会社ベスピィ

「株式会社ベスピィ」は、ベトナムとのラボ型オフショア開発をサポートしてくれる開発会社です。

完全専属チームの構築とスムーズな人員確保が特徴で、プロジェクトに必要な環境を的確に整備できます。

リモートによるミーティングや面談が可能で、ブリッジSEや通訳を介してチャットなどでの直接指示も行えます。

オフショア開発での失敗事例にありがちなコミュニケーション不足を解消しやすいので、安心して業務を進めることが可能です。

会社名株式会社ベスピィ
所在地東京都豊島区南大塚1-10-21
代表者竹尾 知久
電話番号03-6912-2266
公式Webサイトhttps://www.bestppp.com/

株式会社 Wakka Inc.

「株式会社 Wakka Inc.」は、ベトナムでのオフショア開発を実施している開発会社です。

販売会社向けの業務システム一式の提供、既存メディアの保守運用、ゲームアプリ開発など、これまでにさまざまな実績を持っています。

価格面でのメリットや、コンサルから開発までの一貫した受注体制なども評価されています。

会社名株式会社 Wakka Inc.
所在地東京都新宿区新宿2丁目3番11号 VORT新宿御苑8階
代表者平野 宏幸
電話番号03-3353-4811
公式Webサイトhttps://wakka-inc.com/

株式会社リーディングソフト

中国でのオフショア開発を行っている「株式会社リーディングソフト」も、おすすめの開発会社です。

1990年から続いているオフショア開発の実績があり、「CMMI5」を取得して高い品質を証明しています。

詳細設計から結合試験までを一括請負いで行ってくれるので、スムーズにオフショア開発の環境を導入可能です。

会社名株式会社リーディングソフト
所在地東京都品川区南品川二丁目2番7号 南品川Jビル6階
代表者劉 天泉
電話番号03-5715-6162
公式Webサイトhttps://leadingsoft.co.jp/

シアトルコンサルティング株式会社

「シアトルコンサルティング株式会社」は、ミャンマーでのオフショア開発を行っている会社です。

エンジニア研修や日本語研修を定期的に行っていて、現在は100名以上のエンジニアを抱えるミャンマーでもトップクラスのオフショア開発会社となっています。

専属のチームを構築できるラボ型開発を活用できるため、安定して日本品質の開発レベルを実現することが可能です。

会社名シアトルコンサルティング株式会社
所在地東京都港区南青山3-1-3 スプライン青山東急ビル3F
代表者京和 将史
電話番号03-6804-3958
公式Webサイトhttps://www.seattleconsulting.co.jp/

株式会社エイブリッジ

「株式会社エイブリッジ」も、ミャンマーに拠点を置くオフショア開発会社です。

拠点のあるミャンマーの旧都市「ヤンゴン」は、国内最大都市としてインフラが整えられているため、低コストかつ高品質なオフショア開発が実現できます。

JavaやPHPの開発チームを中心にした、Web系のシステム開発を得意としています。

会社名株式会社エイブリッジ
所在地東京都港区南青山1-21-11
代表者上野 耕平
電話番号03-6271-5585
公式Webサイトhttps://abridge-co.jp/index.html

まとめ

オフショア開発の成功事例と失敗事例について解説しました。

それぞれを参考に自社のプロジェクトにフィードバックしていくことがポイントですので、この機会に詳細を確認してみてくださいね。

ぜひ発注の際にご参考にしていただけたら幸いです。

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