【事例でわかる】受注業務の自動化はどこから始める?FAX・メールの手入力地獄から脱出する5つのステップ
最終更新日:
2025.10.24

監修者情報

岡田 徹
NOVEL株式会社 代表取締役
大阪大学在学中よりエンジニアとして活動し、複数のプロダクト立ち上げを経験。
2019年2月にNOVEL株式会社を設立。
2022年より生成AI領域に特化し、
AIライティングSaaS『SAKUBUN』(累計70万回利用・2万アカウント)を企画・開発。大手メディアや人材企業・出版企業への導入実績を持つ。
現在は中堅企業向けAIコンサルティングに注力し、製造業・小売業・金融機関など業種を問わず、生成AIの導入から定着までを一気通貫で支援している。
著書: 『2冊目に学ぶ ChatGPTプロンプト攻略術』(C&R研究所、2024年)
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「またFAXの紙が溜まってる…」「この手書き文字、なんて書いてあるんだ…?」
毎日繰り返されるFAXやメールでの受注業務。膨大な注文書の山を前に、手入力の作業に追われ、時間と精神をすり減らしている担当者の方も多いのではないでしょうか。
「入力ミスでクレームになった…」
「ベテラン担当者の退職で業務が回らなくなった…」
「月末の締め作業で、いつも残業している…」
このような悩みは、多くの企業が抱える深刻な課題です。しかし、これらの課題は業務の自動化によって解決できるかもしれません。
この記事では、長時間の雑談から見えてきた現場のリアルな課題を元に、受注業務の自動化をどこから、どのように始めればよいのか、具体的な5つのステップで徹底解説します。手入力地獄から脱出し、生産性の高い業務体制を築くための第一歩を、この記事と一緒に踏み出しましょう。
「昔からこのやり方だから…」と、FAXやメールによる受注業務を続けている企業は少なくありません。しかし、その裏側には見過ごせない多くの問題が潜んでいます。

FAXで届いた注文書を印刷し、内容を確認し、基幹システムへ手入力する。この一連の作業には、膨大な時間がかかります。従業員5人がこの作業に従事している場合、人件費だけで年間2,000万円以上のコストが発生しているケースも珍しくありません。
人間が手作業で行う以上、入力ミスを100%防ぐことは不可能です。「りんご3個」を「5個」と打ち間違えるだけで、顧客からの信用を失い、取引停止につながるリスクさえあります。ダブルチェック体制を敷いても、チェックする側の負担が増えるだけで、根本的な解決にはなりません。
「このお客様の特殊な注文は、ベテランの〇〇さんしかわからない」といった状況は非常に危険です。その担当者が退職してしまえば、業務ノウハウは失われ、事業の継続すら危うくなります。
担当者が退職すれば、新たな人材を採用し、ゼロから業務を教えなければなりません。複雑な受注業務を覚えるには数ヶ月かかることもあり、その間の採用コストや教育コストは決して無視できません。
見落とされがちですが、紙代、インク代、FAX機器の維持費など、物理的なコストも積み重なれば大きな負担となります。
これらの課題を放置することは、企業の成長を妨げる大きな足かせとなります。だからこそ今、受注業務の自動化が急務なのです。
受注業務を自動化するには、いくつかの方法があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自社の状況に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。
受注業務の自動化手法 徹底比較表
手法 | メリット | デメリット | 向いている企業 |
AI-OCRの導入 | ・取引先に負担をかけない ・既存の業務フローを大きく変えずに済む ・スモールスタートしやすい | ・100%の読み取り精度ではない ・システム導入の初期費用がかかる | 様々なフォーマットの注文書を受け取っており、取引先に変更を依頼するのが難しい企業 |
Web-EDIの導入 | ・データが標準化され、入力作業が不要 ・リアルタイムでの情報共有が可能 | ・取引先にも導入を依頼する必要がある ・導入・運用コストが高い傾向 | 大手企業が主導し、取引先との力関係で導入を進められる企業 |
BtoB ECサイトの構築 | ・24時間365日受注可能 ・入力ミスが原理的に発生しない ・顧客情報の管理がしやすい | ・取引先はサイトごとにログインが必要で手間 ・構築コストが高い ・小規模な取引先は利用しない可能性がある | 多くの不特定な顧客と取引があり、Webでの注文に移行させやすい商材を扱う企業 |
取引先にフォーマット変更を依頼 | ・コストがかからない | ・交渉に手間がかかる ・全ての取引先が応じてくれるとは限らない ・売上減少のリスクがある | 取引先が限定的で、関係性が良好な企業 |
一般的に、全ての取引先にFAX廃止を交渉するのは、売上減少のリスクを伴うため現実的ではありません。また、Web-EDIやBtoB ECサイトは、発注側の手間や導入コストを考えると、特に中小企業との取引が多い場合には不向きな側面があります。
このような状況から、現在最も注目されているのがAI-OCRを活用した自動化です。
「自動化が重要なのはわかった。でも、何から手をつければいいの?」
ここからは、具体的な自動化の進め方を5つのステップで解説します。

まずは、「誰が」「どの業務に」「どれくらいの時間」をかけているのかを正確に把握します。
1日の受注件数は何件か? (FAX、メール、その他)
1件の処理にかかる平均時間は?
担当者は何人いるか?
ミスは月に何件発生しているか?
現状を数値で把握することが、改善への第一歩です。
可視化した情報をもとに、「どこに一番時間がかかっているのか」「どんなミスが多いのか」といった具体的な課題を洗い出します。そして、「受注処理時間を50%削減する」「入力ミスをゼロにする」といった具体的な目標を設定しましょう。
目標達成に最適なツールを選びます。特にAI-OCRツールを選ぶ際は、以下の4つのポイントを必ずチェックしましょう。
OCRの読み取り精度(とカスタマイズ性)
最近のAI-OCRのエンジンは性能が向上していますが、それでも各社の帳票の癖に対応するには個別のカスタマイズが不可欠です。デモなどで自社の帳票を読み取らせ、どの程度の精度が出るか、また精度向上のための調整に対応してくれるかを確認しましょう。
基幹システムとの連携
最も重要なポイントです。OCRでデータ化できても、基幹システムに連携できなければ結局手入力が発生します。CSV出力やAPI連携など、自社のシステムにスムーズにデータを取り込めるかを確認しましょう。
操作画面の使いやすさ
AI-OCRの精度は100%ではありません。読み取り結果を担当者が確認・修正する作業は必ず発生します。その修正画面が直感的で使いやすいか、ストレスなく作業できるかは非常に重要です。
料金とサポート体制
導入して終わり、ではありません。運用する中で出てくる疑問やトラブルに迅速に対応してくれるサポート体制があるかは重要です。また、技術的な知識を持った担当者がいるかどうかも、スムーズな連携には欠かせません。
いきなり全社導入するのではなく、まずは一部の部署や特定の取引先の帳票だけで試してみる「スモールスタート」がおすすめです。実際の業務でツールを使い、読み取り精度や操作性を試し、課題を洗い出しましょう。特に、手書き文字や複雑なフォーマットの注文書でどの程度の精度が出るかを確認することが成功の鍵です。
スモールスタートで効果が確認できたら、本格導入に進みます。導入後も「処理時間は目標通り削減できたか」「ミスは減ったか」など、ステップ2で設定した目標に対する効果測定を定期的に行い、さらなる改善につなげていきましょう。
ここまで受注業務自動化のステップを解説してきましたが、「ツール選びが難しそう…」「自社に合うシステムがわからない」と感じた方もいるかもしれません。
もしあなたが、
取引先に負担をかけずに、今すぐ手入力地獄から解放されたい
手書きやバラバラなフォーマットの注文書が多くて困っている
基幹システムとスムーズに連携させたい
とお考えなら、AIソリューション「AI受発注くん」がその悩みを解決します。

「AI受発注くん」は、FAXやメールで届いた注文書(PDF)をアップロードするだけで、AIが必要項目を自動で抽出し、お使いの販売管理システムに取り込める形式でデータを出力するサービスです。
「AI受発注くん」が選ばれる3つの理由
高精度な文字認識:独自のAI技術により、手書き文字も95%以上の高精度で読み取ります。
表記ゆれの自動正規化:「りんご」「リンゴ」「林檎」など、商品名の表記ゆれを自動でマスタデータと照合し、統一します。
柔軟なシステム連携:お使いの基幹システムに合わせた柔軟なCSVフォーマットのカスタマイズが可能。API連携にも対応します。
実際に「AI受発注くん」を導入した企業様からは、
「5人体制だった受注処理が1人で可能になり、年間200万円以上のコスト削減につながった」
「処理時間が90%削減され、入力ミスもゼロになった」
といった声をいただいており、導入企業の98%が効果を実感しています。
これまで受注入力に費やしていた時間を、より付加価値の高い業務に使いませんか?
まずは、貴社の帳票でどのくらいの精度が出るのか、無料でお試しいただけます。お気軽にお問い合わせください。
本記事では、FAX・メールによる受注業務が抱える課題から、自動化を成功させるための具体的な5つのステップまでを解説しました。
受注業務の自動化は、単なるコスト削減や効率化に留まりません。従業員を単純作業から解放し、より創造的な仕事に集中できる環境を整えることで、企業全体の競争力を高める重要な経営戦略です。
この記事を参考に、ぜひ自動化への第一歩を踏み出してみてください。
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