ブリッジSEとは?オフショア開発における役割も解説【2021年最新版】

  • 「ブリッジSEとは一体どういう仕事だろう?」
  • 「ブリッジSEに仕事を発注したいけど、どういう人が良いのだろう?」

という疑問をお持ちではありませんか?

そこでこの記事ではそんなブリッジSEについてのお悩みを、2年間、開発会社を経営していた経験から説明します。

具体的には、

  • ブリッジSEとは
  • 業務内容とコミュニケーターとの違い
  • ブリッジSEに求められる能力と特徴
  • オフショア開発を活用する際の注意点

の順番にご紹介していきます。

6分くらいで読めますし、ブリッジSEという職種についてのよく分かる内容となっておりますので、ぜひ読んでみてください。

目次

ブリッジSEとは

ブリッジSEとは、オフショア開発において、依頼元(日本企業)と依頼先(外国の開発チーム)との橋渡し役となる、外国語が堪能なシステムエンジニアのことです。

オフショア開発では人件費の安い国にプロジェクトを発注しますが、外国の開発チームは日本語が使えないことが多いため、言葉の壁を乗り越える必要があります。

そこで重要な役割を果たすのが、ブリッジSEです。

依頼元と依頼先との間に立ち、円滑に業務がおこなえるようサポートします。

ブリッジSEが、日本人であれば現地語や英語ができるシステムエンジニア、現地の人であれば日本語ができるシステムエンジニア、ということになりますね。

システムエンジニアとしての能力に加えて、言語能力や異文化理解力も求められる職種です。

ブリッジSEの業務内容

ブリッジSEは、依頼元と依頼先の開発チームの方向性がずれないように調整したり、現場をうまく回してプロジェクトを成功させる役割を担います。

ブリッジSEの業務内容は、例えば以下のとおりです。

  • 依頼先にプロジェクト計画を説明
  • 設計書の翻訳や補足をする
  • 進捗状況や品質を依頼元へ報告
  • 依頼元と依頼先のミーティングセッティング
  • 納品物のチェックと修正依頼

以前これらのブリッジSEが担う業務は、プロジェクトマネージャーが兼任することが一般的でした。

ですが、外国語や異文化理解力が必要など、特殊なスキルが求められるため、ブリッジSEという新しいポジションが確立されつつあります

ブリッジSEとコミュニケーターの違いとは

ブリッジSEとコミュニケーターの違いとは、システムエンジニアとしての技術力があるかないか、というのが最大のポイントです。

コミュニケーターの業務内容は、仕様書や報告書などの翻訳・プロジェクトに付随するコミュニケーションの通訳に限られます。

ブリッジSEほどの技術的な知識があまりなくても、外国語が堪能で異文化理解力があればこなせる業務内容ともいえます。

依頼元と依頼先の間に立って、言語の壁を取り払う点はブリッジSEと同じですが、技術的な知識が少ないため、技術的な話が伝わりづらいです。

そのため、システム開発業界用語を翻訳・表現する際、思いもよらない誤訳・誤解が生じる危険もあります。

ブリッジSEの場合、外国語や異文化理解力に加え、システムエンジニアとして技術的なことも分かるため、コミュニケーションが円滑に進みやすいです。

このような技術的な知識の差から、ブリッジSEの方がコミュニケーターよりも人件費が高くつくという違いもあげられます。

ブリッジSEに求められる能力とは

オフショア開発において、とても重要な役割を果たすブリッジSEには、以下の能力が求められます。

  • 開発に関する専門知識
  • 言語力・コミュニケーション能力
  • 異文化を理解し、海外の方をマネジメントする力

それぞれ確認していきましょう。

開発に関する専門知識

ブリッジSEは、プログラミング言語やコーディングスキル、設計スキル、OS・ミドルウェア・SDKの技術に対する理解など、開発に関する専門知識が必要です。

なぜならば、外国語を翻訳・通訳する他に、自らもプロジェクトに関わるシステムエンジニアの一人だからです。

そして、プロジェクトの技術的内容を理解しておいてこそ、依頼元と依頼先との間のコミュニケーションの伝達を適切におこなえるからです。

例えば、仕様や要件定義をブリッジSEが正しく理解できない場合、依頼先の開発チームに内容をうまく伝えられませんよね。

そのため、もともとシステムエンジニアとして経験を積んでいた人が、ブリッジSEとしてスキルアップを目指すことも多いです。

言語力・コミュニケーション能力

ブリッジSEには、言語力・コミュニケーション能力も必要です。

言語力が必要なことは言うまでもないでしょう。

オフショア開発は外国に開発を委託するため、英語または現地語でコミュニケーションをとる必要があるので。

さらに言語力に加えて、コミュニケーション能力も必要です。

なぜならば、プロジェクトを進める上で、依頼先の開発チームとの積極的なコミュニケーションをとらなければいけないからです。

積極的なコミュニケーションをとり、

  • 依頼先の開発チームの信頼を獲得する
  • 進捗状況やアウトプットを確認する
  • トラブルが生じていないか注意する

必要があります。

また、依頼主の意見をまとめ、依頼先の開発チームに伝達する役割も果たさなければいけません。

言語力があり、かつ、コミュニケーション能力も備わったブリッジSEであれば高く評価されるでしょう。

異文化を理解し、海外の方をマネジメントする力

異文化を理解し、海外の方をマネジメントする力も必要です。

なぜなら、依頼先である外国は日本と文化や習慣、考え方など異なるので。

異文化を理解した上でマネジメントしなければ、思わぬ誤解が生まれ、それが重大な問題につながることもあります。

例えば、異文化を理解していないことで起こる問題は以下のとおりです。

  • 納期に対する認識違いによる、納期遅れ
  • 仕様や作業手順の勝手な変更

異文化理解に加え、商習慣の違いも知っておくと良いです。

また、ブリッジSEはプロジェクトマネージャーや、プロジェクトリーダーも兼任することがあります

そのため、開発指揮やプロジェクト運営の経験があった方が仕事を進めやすいでしょう。

優秀なブリッジSEの特徴

優秀なブリッジSEの特徴は、以下3つがあります。

  • 過去実績が豊富か
  • コミュニケーション能力が高いか
  • 開発に関する理解度が高いか

それぞれ確認していきましょう。

過去実績が豊富か

過去実績が豊富であれば、場数を多く踏んでいるだけあって、優秀なブリッジSEが多いです。

ブリッジSEはスキルや能力の差が激しい人材層です。

ですが、過去実績が豊富ならばさまざまなシチュエーションに遭遇した経験から、一定の能力が備わっていることが推測されます。

そのため、ブリッジSEが優秀かどうかを見極める一つの基準になるでしょう。

過去実績や資格は、目に見えない実力を客観的に評価する判断材料となります。

ブリッジSEに発注を考えている場合、過去実績が豊富かどうか確認すると良いですね。

コミュニケーション能力が高いか

優秀なブリッジSEは、外国語が堪能であることも含め、コミュニケーション能力が高いです。

なぜならば、円滑なオフショア開発を進める上では、高いコミュニケーション能力が必ず必要になりますので。

ブリッジSEは、依頼主と依頼先である外国の開発チームとの間に立つ、橋渡し役です。

コネクトしてくれる人物の、コミュニケーション能力が低ければ、進捗状況の確認がままならないのはもちろん、お互いの認識にズレや誤解が生まれるもととなります。

さらにブリッジSEは、依頼先の外国人エンジニアの信頼を獲得する必要がありますよね。

信頼を得て、チーム全体をうまくマネジメントしなければならないからです。

そのためにも、コミュニケーション能力の高さが重要です。

開発に関する理解度が高いか

優秀なブリッジSEは、開発に関する理解度が高いです。

なぜならば、オフショア開発においては、仕様書や要件定義書の内容を間違いなく依頼先の開発チームに伝える必要があるからです。

仕様書や要件定義書の内容を間違いなく伝えるためには、まずは自分の頭でしっかり理解しておかなければいけません。

内容をよくかみ砕いたうえで、細かいニュアンスも含め依頼先エンジニアに伝えることで、ミスマッチが起こりづらくなります

また、プロジェクト開発が終わったあとも、運用保守をオフショア開発会社に委託するケースがあります。

そのため、運用保守の技術力も必要とされてきます。

オフショア開発を活用する際の注意点

オフショア開発を活用する際の注意点は、品質の問題とコミュニケーションの問題とに分けられます。

コスト削減が期待できるオフショア開発ですが、注意点もあります。

これからオフショア開発の活用を考えている方は、それぞれ確認しておきましょう。

品質の問題

オフショア開発では、品質の問題に注意しなければいけません。

具体的には、作成中の納品物の品質をしっかり管理できるようにする必要があります。

なぜならば、エンジニアの質が低いことにより、低品質の納品物ができあがる可能性があるからです。

低品質の納品物とは、正常に動かなかったり、ユーザー視点でのテストができなかったりするものです。

そこで重要になるのが、ブリッジSEです。

ブリッジSEが進捗状況を頻繁に確認し、品質を管理することで、品質問題のカバーが可能となります。

他にも、オフショア開発先を選ぶ段階で、外国人エンジニアの技術力をよく確認してから発注すると良いですよ。

コミュニケーションの問題

オフショア開発では、委託先が日本語を使えない外国であるため、コミュニケーションの問題に注意します。

まず、英語または現地語を使う必要があります。

(日本語が使える場合もありますが、コストが上がる可能性が高いです。)

日常会話レベルではなくビジネスレベルが要求されますし、業界用語を使いこなせるくらいの言語力が必要となります。

さらに、母国語どうしでコミュニケーションをとらない場合、細かいニュアンスの違いから、勘違いが発生しやすくなります

勘違いは、品質低下、進行の中断、納期遅れなど円滑なプロジェクト進行に支障をきたします。

そのため、依頼主と依頼先の橋渡しになるブリッジSEは、これらコミュニケーションの問題を解決できる人でなければいけません

まとめ:ブリッジSEは面談して見抜こう

いかがでしたでしょうか。

ブリッジSEの業務内容やブリッジSEに求められる能力、優秀なブリッジSEの特徴など解説しました。

ブリッジSEは、依頼主と依頼先の外国人開発チームをつなぐ、とても重要な役割を果たす職種です。

優秀なブリッジSEの特徴は、以下のとおり。

  • 過去実績が豊富か
  • コミュニケーション能力が高いか
  • 開発に関する理解度が高いか

オフショア開発を成功に導くためのブリッジSEを探す際には、書類だけで判断せず、面談までするのがベストでしょう。

ぜひご参考にしていただけたら幸いです。

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