総務省の「情報通信白書」によると、2022年のインターネット利用率(個人)は84.9%。日本人の10人に約9人はインターネットを利用したことがあり、日常生活に欠かせないものとなっているのは明白でしょう。
こうした背景から、情報にアクセスしやすく、便利な機能や魅力的なコンテンツが充実したポータルサイトは非常に利便性が高いです。では、ポータルサイトの構築費用はどの程度かかるのでしょうか。
この記事では、実際にポータルサイトを作るときにかかる費用を開発から運営まで含めて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。


ポータルサイト開発にかかる費用は、サイトの規模と構築方法によって異なります。結論からいいますと、ポータルサイトの構築費用の平均は『1,000万円』です。
| CMS | 100-300万円 |
|---|---|
| マッチングサイト | 500-2000万円 |
| ポータルサイト | 500-2000万円 |
| ECサイト | 200-1000万円 |
| SNS | 500-3000万円 |
| 予約システム | 300-2000万円 |
| 動画配信プラットフォーム | 200-1000万円 |
| SaaS | 500-3000万円 |
ポータルサイトを規模別にわけると、おおよそ以下の推移となるはずです。ただ、機能が増えるほど費用は高くなりますし、ご依頼の開発会社での見積もり基準が異なりますので、目安としてお使いください。
| 規模 | 開発費用 |
| 小規模 | 〜約300万円 |
| 中規模 | 〜約600万円 |
| 大規模 | 約1,000万円〜 |
ポータルサイトの構築をゼロからおこなうとそれだけ費用が大きくなり、さらに、サイト構築後の管理や運用には月5〜10万円ほどの費用が必要です。
ポータルサイトはそれぞれのサイトやページにアクセスするための玄関口となるため、それだけ必要な情報量も多くなります。そのため、開発には高度な技術が必要となり、費用も高くなる傾向があるわけです。

ポータルサイトを構築する費用を安くする代表的な方法は、以下の2種類です。
構築期間を短くする
パッケージで開発する
自社で対応できる範囲を決める
月額制で開発する
ポータルサイトは、ブログやマッチングサイトなどの一般的なホームページに比べると情報量が多くなり、構築に時間がかかるのが大きな特徴です。
そのため、必要な情報をまとめて実装する機能を絞り込み、構築にかかる期間を短くすると費用を抑えられます。
例として、1名のエンジニアを稼働させるために必要な価格は、1ヶ月あたりの金額である『人月単価』で計算します。Aさんの人月単価が80万円の場合、2ヶ月の開発期間であれば「160万円」が必要です。
要件定義をまとめきれずに、3ヶ月の期間がかかればそれだけ費用は増えますし、1ヶ月まで抑えられると1人月だけで済むので80万円。エンジニアが多数必要な機能を追加すると、それだけ人数を集めなければならないことも考慮しておきましょう。
こうした背景から、要件定義を細かく決めて構築期間を短くする工夫が、費用を抑えるために必要です。
ポータルサイト構築を考えている場合は、パッケージ開発も1つの選択肢です。必要となる機能のおおよそを実装できており、追加したい機能の開発だけで素早くサービスをリリースできます。
しかし、パッケージ開発には、カスタマイズ性がフルスクラッチ開発に比べて低いといったデメリットがあるのも事実です。
また、継続的に機能を改善するためには、費用が高いフルスクラッチ開発が必要となり、安い見積もりであってもトータルで1,000万円を超えていたということも少なからずあります。
ポータルサイトの構築で費用を抑えるために、自社で対応する範囲を決めておくのも一つの方法となります。例えば、サイトのデザインを自社で対応するとそれだけ費用を抑えられるといった形です。
自社でまかなう範囲を広げると、負担は増えますが依頼する際の費用は下がる傾向にあります。ただ、プロジェクトがスムーズに進まないことで長期化するといったデメリットもありますので、費用対効果を考えながら検討するべき項目となるでしょう。
ポータルサイトの構築は、月額制で開発すると費用を抑えられることもあります。
ポータルサイトは、小さくはじめて必要な機能を徐々に追加し、スケールアップする開発方法が向いているからです。
従来の納品ありきで行われる開発では、以下の課題が残ります。
最初に細かく仕様を詰めることが難しいため高めの金額で見積もられる
仕様変更の度に、費用がかかるため、途中変更がしづらい
納品しないと収益が発生しないため、プロダクトそのものやソースコードの品質が重視されない傾向にある
リリース後の細かい調整までサポートが薄い傾向にある
そこでNOVELでは、本来の目的である「良いソフトウェアを作り、継続的に成長させる」ということに向き合えない関係性になってしまうことも多えてテックユニットの提供を開始しました。


ここからは、ポータルサイト構築に関わる工数を以下にわけて紹介します。
ディレクション
サイトデザイン
コーディング
システム開発
保守・運用
コンサルティング
ディレクションとは、プロジェクトの方向性や進捗などを管理・指導する総指揮のことです。現場の業務進行から日程調整まで、サービスに必要な管理をおこないます。
こうした、ディレクションをおこなう人材を「ディレクター」と呼び、ポータルサイト立ち上げの際にアドバイザーとしても重要なポジションです。
そして、ポータルサイトの構築費用とは異なり、ディレクターの起用に必要な「進行管理費」というものが発生します。ポータルサイト構築中から完了するまで、お客様と制作側の間に立ちプロジェクトを管理していくための費用のことです。
この費用は、開発人数、期間によって費用が変わります。
ポータルサイト成功の要であるサイトデザインは、ユーザー目線のUI/UXにこだわるとユーザー獲得に繋がります。ポータルサイトの見た目だったり、ボタンのデザインだったりと「使いやすさ」に大きく関わるポイントです。
| UI | UX |
| ユーザーインターフェース (User Interface) | ユーザーエクスペリエンス (User Experience) |
| ユーザー(利用者)と製品やサービスとの接点すべて | ユーザーが製品やサービスを通じて得られる体験 |
こうしたUI/UXの視点を取り入れて、サイトデザインを依頼すると「デザイン料」が必要です。デザインカンプからモックまで含めて、ページ数に応じた費用がかかることを念頭に入れておきましょう。
デザインが終わったら、制作したデザインをエンジニアが「コーディング」して、実際にWeb上で公開できる状態に仕上げていきます。ポータルサイトの構築に適切なプログラミング言語を用いて制作するため、開発会社によって利用する言語やプラットフォームが異なるのが特徴です。
そして、サイトデザインと同様にコーディングするページ数が増えるごとに費用が高くなります。デザインを作成した分だけに限らず、後述するシステム開発で必要な機能を裏側で動かすためにもコーディングが必要なため、見積もりで費用を確認しておきましょう。
システムの開発方法には下記の2つがあります。
スクラッチ開発(アジャイル含む)
パッケージ開発
スクラッチ開発は、ポータルサイトをゼロから構築する方法です。独自の機能やユーザーの利便性にこだわったサービスが作れます。しかし、開発に時間がかかる点がデメリットです。
パッケージ開発は、必要な機能をすでに実装した既存のシステムを用いて、追加したい機能を構築する方法です。スクラッチと比べて、コストと時間を抑えながら構築できますが、自由度はやや制限されます。
そして、こうした開発方法を用いて以下の機能を必要に応じて構築します。
| 検索機能 | ログイン機能 |
| カテゴリ機能 | 問い合わせ機能 |
| 会員登録、退会機能 | カート機能 |
| 口コミ、メッセージ投稿機能 | 予約管理機能 |
| トピックス、レコメンド機能 | メルマガ登録機能 |
上記の機能の実装が増えるごとに、費用も大きくなりやすいため、既存のシステムを用いて実装する機能を減らせるパッケージ開発はコストを抑えられるわけです。ただし、自由度は定められた要件に合わせて制限されるのが一般的でしょう。
サイト公開後の保守・運用は、サイトを管理していくうえで欠かせない工数です。
ポータルサイトは、構築して終了ではなく、その後の維持・管理・更新についても考えていかなければなりません。
こうした保守・運用にあたる業務に必要な費用は、システム開発費用の5〜15%程度が相場です。サイトの規模に応じて管理する部分も多くなるため、それだけ費用が高くなります。
当社では、5〜10万円で保守・運用を引き継ぎます。また、マーケティングサポート等もご依頼いただけますので、ぜひご相談ください。

ポータルサイトを構築してから、運用するために必要なのがコンサルティングです。
ユーザー獲得のためには、集客が必要となります。例として、SNSの運用や広告運用、SEOなどです。
こうした集客に不足している方法や、ユーザーからのフィードバックから得た情報から適切な提案をおこなうのがコンサルティングの役目です。
当社を例にすると、コンサルティングに必要な費用は、最低でも20万〜になります。また、SEOとしてコンテンツを制作する場合は、別途で費用がかかるケースがあるので確認しておきましょう。
【一言メモ】
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で検索エンジン最適化といいます。Webサイトが検索結果で上位表示されるために行う一連の施策です。
【関連記事】
ポータルサイト開発とは?制作費用相場や特徴・構築に強い会社をプロが解説
【その他の開発費用に関する関連記事】
マッチングサイトの開発費用の相場はどのくらい?具体的な金額を解説
プロ監修|マッチングアプリの開発費用と見積もり例・費用を抑える方法をご紹介

最後に、ポータルサイトの構築費用でよくある質問をまとめてみましたので参考にしてみてください。
ポータルサイト構築でおすすめの会社は?
ポータルサイトは自作で費用を抑えられる?
社内ポータルサイトの作り方を知りたい!
ポータルサイトを構築する手順は?
ポータルサイト構築の目的は何ですか?
ポータルサイトとホームページの違いは?
ポータルサイトを構築できる会社はたくさんありますが、以下の3社がおすすめです。
NOVEL株式会社
株式会社スピンアウト
株式会社フィールビー
過去の実績をチェックしながら、自社が求めるポータルサイトの構想に近く、質の高い開発を実現できる企業を探せると失敗を減らせるでしょう。
当社でも過去の実績を含めて適切に提案しますので、ポータルサイトの開発を検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。
【関連記事】ポータルサイト開発とは?制作費用相場や特徴・構築に強い会社をプロが解説
ポータルサイトの構築は、自作できますがおすすめしません。
ポータルサイトを自作するには、それなりの知識と技術が必要になってきます。また、時間や手間もかかります。
期間内により質のよいポータルサイトを作成するなら、パッケージ開発での依頼がおすすめです。
【関連記事】ポータルサイトを自作で立ち上げる方法・構築の流れをまとめてみた
上記質問でもお話したとおり、自作するとなると時間と手間が必要になります。
それなりの専門知識を持っていても、時間のかかる作業になり、業務に支障をきたしてしまう可能性も考えられます。
以上のことを踏まえて、社内ポータルサイトの作り方を解説した記事がありますので、ぜひ参考にしてください。
【関連記事】社内ポータルサイトの作り方・構築方法をプロがまとめてみた
ポータルサイトの構築は、企業の業務効率化やコスト削減に貢献する重要なプロジェクトです。以下の手順に従って構築を進めることが一般的です。
利用目的を明確にする:何のためにポータルサイトを構築するのか、目的を明確に設定
要件定義で内容を決める:必要な機能やコンテンツを詳細に定義し、計画を立てる
デザイン・システムの構築:視覚的なデザインとシステムの構築を行い、ユーザーにとって使いやすいインターフェイスを提供
テスト・保守運用:システムのテストを行い、問題がないことを確認した後、保守運用を計画
【関連記事】社内ポータルサイトの作り方・構築方法をプロがまとめてみた | NOVEL株式会社
ポータルサイトの構築目的は、主に社内の業務効率化やコスト削減を実現することです。しかし、目的が不明瞭だったり、機能を詰め込みすぎると制作しても使われなくなったりすることがあるため、計画段階での明確な目標設定が重要です。
【関連記事】【決定版】ポータルサイトとは?具体例や作り方までわかりやすく解説
ポータルサイトとホームページの違いは、その役割と定義にあります。
ポータルサイト:Webサイトの入り口として機能し、多岐にわたる情報へのアクセスポイントを提供する
ホームページ:WebサイトやWebページの総称で、特定の内容を提供する個別のページを指す
この違いを理解することで、適切なコンテンツ戦略を立てることが可能です。
ポータルサイトの構築費用は、約1,000万円です。価格はシステム開発会社によって異なるほか、構築に用いる手法によっても差がでます。
ポータルサイトを構築したいとお考えでしたら、ぜひ当社にお任せください。経験豊富なエンジニアが適切なデザイン・機能を含めてご提案いたします。

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