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LINEミニアプリは、安価に顧客へリーチできるコストパフォーマンスに優れたアプリです。
公式発表によると、LINEの月間利用者数は8,900万人以上に達しており、アクティブユーザーも85%と高い数値であることがわかります。
年齢別の利用率でも、10~50代まで80%以上であり、60代でも50%以上のユーザーがLINEを活用しているようです。そのため、LINEミニアプリを活用すると、幅広い年代に訴求できます。
この記事では、LINEミニアプリの概要から、開発方法まで解説します。
費用やメリット・デメリットなども含めて紹介するので、ぜひ参考にしてください。


LINEミニアプリは、LIFF(LINE Front-End Framework)上で実行されるWebアプリです。LINEユーザーは、特別なアプリをインストールすることなく利用できます。そのため、導入が手軽で、使い勝手も良い点が特徴です。
ユーザーが使用できる機能には、以下のようなものがあります。
お店の予約
注文受付
会員証の発行
注文データの効率的な管理・活用 など
近年、ビジネスで非常に有効なツールとして注目を集めているLINEミニアプリですが、開発者視点ではどのようなことができるのか確認しましょう。

LINEアプリでできることとして、次の2つの機能を解説します。
ビルトイン機能
カスタム機能
ビルトイン機能とは、LINEミニアプリをほかのユーザーにおすすめする機能です。
画面上のアクションボタンを押すと、友達にシェアできるといった作りになっています。
シェアされたユーザーは、サービス利用のためにアクセス権限を付与するか選択できます。
LINEミニアプリでは、以下3つの機能を追加できます。
サービスメッセージ
決済システムの利用
カスタムアクションボタン
【サービスメッセージ】
ユーザーからメッセージが投稿されたときに、自動で返信できる機能です。
送るテンプレートの文章と、通知トークンを取得すると利用できます。
テンプレート設定は、以下の手順で行います。
テンプレートを作成・選択
テンプレート詳細を設定
プレビューで確認
テストメッセージ送信
使用事例を入力
使用事例であらかじめ決めた項目以外で使用すると、テンプレートが使えなくなる可能性もあります。十分に注意して運用しましょう。
【決済システム(LINE Pay)の利用】

サービスの対価を、LINE PayやLINE Checkoutで決済できる機能です。
連携にはLINE Pay加盟店のアカウントが必要ですが、アプリ1つで完結するユーザーの利便性を確保できます。
決済機能は、Sandboxを使用してテストを実施してからリリースしてください。
LINE外部の決済機能では、LINEミニアプリ内で完結する作りにはできず、外部ページを用意しなければいけません。
【カスタムアクションボタン】
LINEミニアプリではアクションボタンが実装されていますが、ボタンのカスタマイズも可能となっています。

LINEミニアプリは、ヘッダーとボディから構成されています。
ヘッダーは、LINEが自動で生成するものの、背景色はカラーコードで変更可能です。
ヘッダーには、以下の機能が実装されています。
サービス名
サブテキスト
アクションボタン
閉じるボタン
戻るボタン(ios版アプリのみ)
読込み状況表示
ボディには、WebViewが採用されています。HTML5を利用できるため、Map系のAPIでも、互換性がある場合は設定可能です。

LINEミニアプリ開発にかかる費用は、開発規模や仕様により差があります。ここでは、大まかな開発費用相場として、表にまとめました。
| LINEミニアプリ | LIFFアプリ | ネイティブアプリ | |
| シンプルな機能のみの場合 | 100〜200万円 | 200〜250万円 | 250〜300万円 |
| 複雑な機能を盛り込む場合 | 300万円以上 | 500万円以上 | 1,000万円以上 |
LIFFアプリは、LINEミニアプリとiOS/Androidにそれぞれ対応するネイティブアプリの中間に位置します。
一言メモ
LIFFアプリ…LIFF(LINEのサービス)を上で動作するアプリ
ネイティブアプリ…アプリストアでLINE以外にインストールして使用するアプリ


LINEミニアプリを利用するメリットは、以下のとおりです。
開発費用が抑えられる
LINEアプリなので削除されない
会員証やクーポンとして使える
LINEを使った拡散効果が期待できる
通常、ネイティブアプリの開発ではiOSとAndroidの両方に対応しなければいけないため、高コストになります。しかし、LINEミニアプリではストア申請済みのLINEでシステムを構築できるため、1度の開発で済みます。
また、LINEをインストールしているユーザーは、アプリストアからサービスを検索する手間がありません。アクティブユーザーが多いLINEで、削除されることなく継続して利用される見込みが生まれます。
さらに、既存の会員証やクーポンとの連携や友達追加による拡散といった、マーケティング効果も期待できます。

企業でLINEミニアプリを開発する際は、以下のようなデメリットも存在します。
LINEを利用していないとアプリを使えない
ネイティブアプリほどカスタマイズの自由度がない
アイコンがないのでブランディングがしにくい
テスト段階のため導線が少ない
LINEは国内で圧倒的なシェア率となっているものの、未利用ユーザーも存在します。そのため、LINEのターゲット層と異なるユーザーには訴求できません。
カスタム機能にも制限があることから、ネイティブアプリほどの拡張性は期待できないでしょう。また、ホーム画面にアイコンが必要ないため、訴求力に欠けるかもしれません。
LINE以外の導線が少ない点もデメリットになります。QRコードでLINE外からの導線を確保できますが、発展途上といえるでしょう。

メリット・デメリットを踏まえた上で、開発前に検討すべき以下の2点を解説します。
開発方法
決済システム
LINEミニアプリは、HTMLベースで開発できますが、最低限の知識がなければ対応は難しいです。ReactやVueを利用すれば開発期間も抑えられるので、システム開発に詳しくない場合は外注しましょう。
開発方法は、パッケージを利用する場合と、個別にスクラッチ開発する2種類の方法があります。
それぞれの特徴を表にまとめました。
| 開発方法 | 特徴 |
| パッケージ利用 | ・素早く導入できる ・初期費用と月額利用料がかかる |
| 個別開発 | ・時間とコストがパッケージ以上にかかる ・パッケージよりカスタマイズの幅が大きい |
決済システムの導入方法は、以下の2種類です。
| 決済システムの種類 | 特徴 |
| LINE PayやLINE Checkout | ・LINE Pay加盟店のアカウントが必要 |
| 他の決済サービス | ・外部ドメインやアプリが必要 ・決済後LINEミニアプリへ遷移する設定が必要 |
LINE Payを活用できることは、LINEプラットフォームならではの大きなメリットです。
その他の方法で決済する場合には、決済方法に応じて準備をしましょう。


LINEミニアプリの開発方法を、順を追って解説します。
開発プログラムへの登録(エントリー)
申請・審査依頼
アプリ開発
リリース審査
提供開始
LINEミニアプリ開発プログラムの利用は、事前審査を通過したサービス開発者のみ許可されています。そのため、登録申請が必須です。
LINE Developersコンソールで「LINEミニアプリチャネル」を作成する必要があります。
LINEミニアプリチャネルが作成されると、ステータスが「公開中」となります。
送られてきた企画書の雛形を参考に必要な情報を入力して、審査を依頼しましょう。
日本版の開発は、LINEミニアプリ エントリー窓口に申請してチャネルを取得しましょう。
以下のチェックポイントをあらかじめ確認すると、申請もとおりやすくなるはずです。
ユーザーの日常生活の"非効率"を解決するサービスであるかどうか?
実店舗や貴社等から積極的に利用誘導していただけるシナリオか?
ユーザーにとって面倒な手続きが不要なUI設計になっているかどうか?
審査には1〜2週間程度かかります。
審査を通過すると、LINEミニアプリの開発ができるようになります。
アプリ開発が終われば、リリース審査となります。
LINE社が提供するガイドラインやルールを遵守しているか事前に確認しましょう。
確認が終了したら、LINE Developersよりリリース審査用の企画書を提出します。
審査期間は、2~3週間程度を見込んでおきましょう。
LINEミニアプリの提供前には、以下のような項目を確認しておきましょう。
LINEミニアプリのアイコン作成
カスタムボタンの実装
サービスメッセージの送信
チャンネル同意画面の簡略化
決済システムの利用
パーマネントリンクの作成
LINE DevelopersでLINEミニアプリの設定を管理
リリースまでのプロセスやガイドラインなどは、公式サイトを参照してください。

LINEミニアプリ開発に関するよくある4つの疑問に、Q&A形式で回答します。
LIFFアプリとの違いは何?
LINEミニアプリの探し方は?
Qiitaってどんなサイト?
個人事業主も開発できる?
LIFFアプリとLINEミニアプリは、主に動作環境が大きく異なります。
以下の表にまとめたので、確認してください。
| LINE社からの開発許可 | 動作環境 | |
| LINEミニアプリ | 必要 | スマホ版LINEのみの動作 |
| LIFFアプリ | 不要 | 一般ブラウザ上でも動作する |
LINEミニアプリへの導線には、以下の種類があります。
パーマネントリンクを取得してLINE外のページからアクセス
└企業のページやQRコードからアクセスする方法
LINE公式アカウント内からアクセス
└公式アカウントのトーク画面に、ミニアプリへのリンクを追加可能
LINEのホームタブからアクセス
└ホームタブからサービスを追加可能
LINEの検索機能からアクセス
└標準の検索窓から検索
LINEメッセージにより友だち同士のシェア
└ミニアプリ内のアクションボタンを使用してアプリのページをシェア
ユーザーは、アプリの探し方で迷うことが多いです。企業として利用してもらうためには、導線設計も検討しましょう。
Qiitaとは、エンジニアに関する知識を記録・共有するためのサービスです。
利用対象が、エンジニアに絞られているため、情報共有による技術レベル向上が期待できます。
LINEミニアプリの開発に関する情報が気になる場合は、確認してみるのも良いでしょう。
LINEミニアプリは、個人事業主でも開発に制限はありません。しかし、審査にとおりづらいといった状況は考えられます。
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