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訪問営業の成約率向上|商談のどこを直すか見分ける方法

最終更新日:

2026.10.20

訪問営業の成約率向上|商談のどこを直すか見分ける方法

訪問件数を増やし、クロージングの研修もしたのに成約率が上がりません。住宅・リフォームの営業所で次の指導を決めるなら、決まった商談と決まらなかった商談の会話を比べてください。玄関先で警戒された商談と、見積前に困りごとを聞けていない商談では、練習する内容も別です。

この記事では、住宅・リフォームの訪問営業で、成約率向上に向けて指導する場面を見分ける方法を説明します。

AIで要約・質問をする

ご利用中のAIで記事の要約を作成。その後、記事とサイトの内容をもとに、あなたのご質問に回答します。

成約率向上のためにそろえる商談の比較条件

客層・商材と分母をそろえ、アポの経路と会話、商談相手以外の意思決定者を確かめ、指導後の契約結果まで追う流れ
成約率向上に向けて商談を比べる順番

比べる商談は、同じ客層・同じ商材で、成約率の分母が同じものにそろえます。条件が違う数字を並べても、指導する場面は決まりません。

平均と比べる前に、分母と対象をそろえる

成約率の分母を確認してから、自社の数字と比べます。成約率は成約件数を分母で割った値で、分母を商談全体にするか、見積を出した案件に限るかで率が変わります。たとえば商談100件・見積60件・成約15件なら、商談全体では15%、見積後では25%です。

業界平均を使うときは、分母に加え、集計期間と対象商材を確認してください。条件を確認できない数字で、自社の成約率が低いとは判断しません。

同じ客層・商材の商談を1人10件ほどから比較

決まった商談と決まらなかった商談は、何件ほどから比べ始めますか?

岡田同じ客層・同じ商材の商談で比べます。支店ごとにトークスクリプトがばらばらなら、先にトークスクリプトの段階をそろえてください。傾向を見る目安は1人10件ほどです。月に5件くらいの営業は、数か月分をまとめて比べます。

岡田決まった商談がまだない新人には、成約の多い先輩の商談のうち、新人がつまずいている場面にあたりをつけて聞いてもらいます。

成約率向上に向けて聴き直す商談の場面

お客様の様子(警戒・必要性への納得・金額への難色)と、会話が同じなのに成約率が違う場合ごとに、聴き直す場面の例を対応させた表
お客様の様子と、所長が聴き直す場面の例

聴き直す場面は、商談でのお客様の様子から決めます。図の対応は一例です。どの様子がどの場面につながるかは、商材やトークスクリプト、営業によって変わります。自社の決まった商談と決まらなかった商談を、トークスクリプトの場面ごとに聴き比べて確かめてください。

クロージングの言い方を教える前に、お客様がどの場面で納得できていなかったかを確かめてください。

最初の数分の警戒と困りごとの聞き方

岡田お客様が営業を警戒している商談で聴き直すのは、最初の数分に警戒を解く場面です。工事の必要性に納得しないまま見積まで進んだ商談では、困りごとを聞く場面を見ます。お客様が自分の口で困りごとを言う前に、点検や見積へ進んでいることが多いためです。

挨拶が終わったことと、お客様が相談できる状態になったことを分けて見てください。困りごとを話せていない商談を、すぐにアポの質の問題と決めるのも早計です。

岡田会話がほとんど同じなのに成約率が違うなら、アポの経路を見てください。紹介か飛び込みかなど、アポの経路によって成約率の水準が変わります。

見積前の会話とクロージングの練習内容

価格を理由に断られた商談では、金額を伝える前の会話まで聴いてください。

岡田金額や支払いに難色を示した商談は、見積を出した場面と、見積前の会話を聴きます。見積を出すのが早すぎた商談や、必要性が伝わる前に金額の話になった商談が、よく見られます。

見積前の質問例は「工事を進めるうえで、まだ気になることはありますか」です。お客様が答えた懸念を聞かず、契約を求める言葉だけを練習しても、懸念は残ります。

岡田場面を絞って同行やロープレをしてください。練習しても本人が現場で使わなければ、元に戻ります。管理者は実際の商談も確認してください。

断られた段階と会話を照らし合わせる手順は、以下の記事で説明しています。

成約率向上で確かめる、商談にいない意思決定者の3点

話している相手のほかに、家族など別の意思決定者がいることがあります。その人の後日の反対は、商談の会話からは見分けられません。確認できるのは、意思決定者への働きかけを商談でどこまでしたかです。

  1. ほかに意思決定者がいるか(商談の最初に聞いたか)
  2. 誰に購入の意思を確認したか(同席の記録とは分ける)
  3. まだ話せていない家族などと会う必要と予定

同席していた人の記録だけで、その場にいない人の反対まで予測しないでください。

意思決定者が同席していたのに、後から家族など別の意思決定者が反対した場合、会話から分かることはありますか?

岡田会話からは見分けられません。見るとすれば、その人と会う約束を取ったかです。失注した後に調べるなら、商談の最初に「決めるのはどなたですか」と聞いていたかを確認します。本部からお客様へ電話して、何が引っかかったかを聞く方法もあります。

商談で家族などの名前が出たことだけを、その人の同意が得られた証拠にはしません。所長の確認欄には、誰に購入の意思を確認したかと、まだ話せていない家族などと会う予定を分けて残してください。会話で確かめた事実と、営業の推測を混ぜずに指導するためです。

成約率向上と一緒に確認する成約件数・契約額・キャンセル

成約率が上がったら、成約件数・平均契約額・キャンセル率も一緒に見ます。成約率だけでは、営業所の売上が増えたかは分かりません。

  1. 成約件数:アポを絞って率だけが上がっていないか
  2. 平均契約額:値引きで契約を取っていないか
  3. キャンセル率:契約後に取り消されていないか

商談を絞ったときに見る4つの件数

商談100件で20件成約(20%)と、50件に絞って15件成約(30%)の比較
計算例:商談を絞る前と後の成約率・成約件数

計算例として、100件の商談で20件が成約した場合、成約率は20%です。商談を50件に絞り、15件が成約した場合の成約率は30%です。成約率は上がっても、成約件数は5件減っています。

岡田アポを絞った結果は、担当者ごとの次の4つの件数で確かめてください。

  • 訪問件数
  • 商談件数
  • 見積件数
  • 成約件数

弊社の商談解析AI「DOKO」のダッシュボードには、4つの件数と見積後の成約率が並びます。

値引きとキャンセルを確認する3つの指標

成約率が上がっても平均契約額が下がっていれば、値引きの増減を調べます。商品や工事内容の違いもあるため、平均契約額だけで値引きを断定しないでください。契約後にキャンセルされた案件は、その結果まで記録する必要があります。

岡田DOKOでは担当者ごとに、次の3つの指標を並べて見られます。

  • 見積後の成約率
  • 平均契約額
  • キャンセル率

平均契約額とキャンセル率の集計対象は、契約額とその後の結果を登録した商談です。

結果が未登録の商談が残っていると、集計対象から抜けます。数値を評価する前に、本社の台帳と登録件数が合っているかを確かめてください。

DOKOで成約率向上のために確認できる3つの記録

所長が録音をすべて聴けない場合は、弊社の商談解析AI「DOKO」で、聴き直す商談と場面を絞れます。DOKOで確認できるのは次の3つです。

  1. お客様の反応と、見積前の会話の有無
  2. アポの経路と、意思決定者を確かめた質問の有無
  3. 本社が登録する契約・クーリングオフ・キャンセルの結果

お客様の反応と見積前の会話

岡田見積の前に合意が取れていない商談や、見積後に失注した商談が、毎朝「要確認」に並びます。所長は該当する場面だけを聴いて指導できます。場面の番号が、再生開始位置を選ぶボタンです。

岡田困りごとを自分から話さないお客様の商談は、工事の必要性に納得しないまま進んだ商談として見られます。ただし、建物への不安を口にしたかを見る項目は、初期設定では無効です。弊社が会社ごとに設定で有効にします。

場面ごとの件数も、途中の会話を飛ばした商談を含むか確認が必要です。

岡田場面ごとの件数は、その場面を満たした商談の数です。飛ばした場面は数えていません。

アポの3つの経路と同席者の記録

岡田アポの経路は、お客様の流入の欄に登録できます。選べるのは次の3つです。

  • 訪問
  • 反響
  • 紹介

流入ごとの成約率を出す機能は、要望に応じて追加する予定です。現在は分析画面での集計や、一覧の絞り込みには使えません。

岡田自社のトークスクリプトに、意思決定者を確かめる場面を入れれば、営業が質問したかを拾えます。似た意味なら、言い回しが違っても拾います。ただし、話者は営業とお客様に分かれるだけで、夫婦のどちらが話したかは分かりません。

商談に「同席した人」の項目を追加すれば、営業が商談ごとに記録できます。日報の機能や、本部からの電話・同行の記録機能はありません。

本社が登録する3つの結果と所長の閲覧範囲

本社の管理者・支店の管理者・営業ごとの、分析画面の閲覧範囲と契約額・結果の登録可否
DOKOでの役割ごとの閲覧範囲と登録

岡田契約額とその後の結果は、最初から用意されている項目です。全支店を管理する本社の管理者が、顧客情報に登録します。結果として登録するのは、次の項目です。

  • 契約
  • クーリングオフ
  • キャンセル

支店の管理者も分析画面を見られます。閲覧できるのは自分の支店の担当者の分で、契約額や結果を登録できるのは本社だけです。営業は分析画面を見られません。

まとめ|次の指導で直す商談の場面を決める

所長は、同じ客層・商材の商談を選び、次の面談で本人と聴き直す場面を決めてください。指導の記録には、練習する質問と、次の商談でその質問を使えたかを残してください。

岡田同行やロープレをしても、本当は別の場面で断られていたなら、原因の見立てが外れています。商談の件数が少なすぎて、成約率が上がったかどうか分からない場合もあります。

DOKOで自社の商談をどのように確認できるかは、弊社へご相談ください。

この記事に関連するサービス

どの場面で断られているか、まだ分からなくてもご相談ください

初回MTG:対象の支店と見たい数字を伺い、ベータ版での進め方をご提案します。
2回目MTG:3〜6か月のベータ版トライアルの進め方と料金をご案内します。

初回は対象の支店と見たい数字の確認
2回目はトライアルの進め方と料金
トライアル中は月1回の振り返り

料金はサービスページに載せている予定額でご案内します

取材回答/監修
岡田 徹NOVEL株式会社 代表取締役

エンジニア出身。大阪大学在学中から複数のプロダクトを立ち上げ、2019年にNOVEL株式会社を設立。上場企業を含む60件以上のAI導入・システム開発を支援し、見積もりと要件定義は自ら担当する。著書『2冊目に学ぶ ChatGPTプロンプト攻略術』(C&R研究所、2024年)。

編集
NOVEL編集部NOVEL株式会社

社内のエンジニアや代表への取材と、お客様の導入支援の記録をもとに記事を作っています。NOVELは上場企業を含む60社以上のAI導入・システム開発を支援し、商談解析AI「DOKO」などの自社製品も開発しています。

公開 2026.10.20|最終更新 2026.10.20

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NOVEL株式会社

生成AI・AIエージェント・業務システムの開発と導入支援|AI導入の支援実績 60社以上/上場企業から中堅企業まで|2019年設立